二月もやっと、終わろうとしている。
大雪が時を置いて二度、一メートルのつららや直径二センチのぼたん雪に狂喜していたが、二度目は積雪八十センチを超える豪雪になって、さすがにびっくりした。一度目は水道管凍結も半日体験していたが、バケツに水をためておいたので難なく乗り切れた。
大雪続きでさすがに疲れたが、厳寒にもかかわらず、晴れ間がのぞくと、ちょこちょこ外出していた。
繁華街にある尾山神社の節分会や(福豆四袋ゲット!)、名勝兼六園の無料開放ライトアップ(琥珀色に輝く雪釣り松の見事さに見ほれた)、美術関連展示などなど、ヴァレンタインデーには実に三十数年ぶりに現物のチョコを私淑する作家に贈った。といっても、十代や二十代の乙女じゃないし、赤やピンクのリボンのかかった派手なハート形のチョコにはためらいがあったため、意図するチョコレートが見つからなかったら、贈るのはやめようと思っていたのだが、エム座八階のヴァレンタイン特設コーナーで、モロゾフのレスペクトチョコを見つけて我が意を得たりとばかり買い求めたのだ。
茶色いリボンが小箱にかかっており、シック。中に英語であなたに敬意を表しますと書かれたメッセージ付き、チョコ一枚は薄紫のローズ型で私のテイストにぴったり。で、手作りカードを添えて贈ったというわけ。当人からは即座に礼状メールが届いた。
インドに移住してからは、ヴァレンタインといっても、日本にいないことが多く、現物のチョコを贈ることはかなわず、知人友人にはネット越しにヴァーチャル義理チョコを送信したものだ。楽天サービスでその種のカードがあるのである。
インドの夫や息子にもチョコを贈りたかったが、郵便事情が悪いのであきらめてメッセージだけにした。
それと、雪に降りこめられたおかげで、軟禁中に短編小説の題材も三つ浮かんだ。
一つは調べないと書けないのだが、金沢の図書館で見つけた文献は一冊のみ。福井の図書館だったらあるかもしれない。帰印前に今一度帰郷するつもりでいるが、その前に取材旅行のようなものを試みれたらと思っている。行く先は福井県三國市である。昔子供のころ、よく海水浴場に連れて行ってもらったっけ。といっても、海辺でなく、三國の町中、九頭竜川・河口あたりを歩いてみたいのである。
今月は雪ごもりを余儀なくされたため、本もたくさん読めた。目下外国の絵本に凝っている私だが、ほんと子供だけに独占させておくにはもったいない、アート作品としてもすぐれた出来栄えの絵本の魅力に取り憑かれてしまった。
文章をまず読んで、絵をじっくり三度ほど堪能するのが私の読み方。ルーペでのぞくと、新発見があったりで面白い。海外の文化も知れるし、異国情緒たっぷりの楽しくためになる絵本、児童ものと見下さずに、ぜひ手に取ってほしい。目からうろこ、学ばされることも多々ある。
大雪が時を置いて二度、一メートルのつららや直径二センチのぼたん雪に狂喜していたが、二度目は積雪八十センチを超える豪雪になって、さすがにびっくりした。一度目は水道管凍結も半日体験していたが、バケツに水をためておいたので難なく乗り切れた。
大雪続きでさすがに疲れたが、厳寒にもかかわらず、晴れ間がのぞくと、ちょこちょこ外出していた。
繁華街にある尾山神社の節分会や(福豆四袋ゲット!)、名勝兼六園の無料開放ライトアップ(琥珀色に輝く雪釣り松の見事さに見ほれた)、美術関連展示などなど、ヴァレンタインデーには実に三十数年ぶりに現物のチョコを私淑する作家に贈った。といっても、十代や二十代の乙女じゃないし、赤やピンクのリボンのかかった派手なハート形のチョコにはためらいがあったため、意図するチョコレートが見つからなかったら、贈るのはやめようと思っていたのだが、エム座八階のヴァレンタイン特設コーナーで、モロゾフのレスペクトチョコを見つけて我が意を得たりとばかり買い求めたのだ。
茶色いリボンが小箱にかかっており、シック。中に英語であなたに敬意を表しますと書かれたメッセージ付き、チョコ一枚は薄紫のローズ型で私のテイストにぴったり。で、手作りカードを添えて贈ったというわけ。当人からは即座に礼状メールが届いた。
インドに移住してからは、ヴァレンタインといっても、日本にいないことが多く、現物のチョコを贈ることはかなわず、知人友人にはネット越しにヴァーチャル義理チョコを送信したものだ。楽天サービスでその種のカードがあるのである。
インドの夫や息子にもチョコを贈りたかったが、郵便事情が悪いのであきらめてメッセージだけにした。
それと、雪に降りこめられたおかげで、軟禁中に短編小説の題材も三つ浮かんだ。
一つは調べないと書けないのだが、金沢の図書館で見つけた文献は一冊のみ。福井の図書館だったらあるかもしれない。帰印前に今一度帰郷するつもりでいるが、その前に取材旅行のようなものを試みれたらと思っている。行く先は福井県三國市である。昔子供のころ、よく海水浴場に連れて行ってもらったっけ。といっても、海辺でなく、三國の町中、九頭竜川・河口あたりを歩いてみたいのである。
今月は雪ごもりを余儀なくされたため、本もたくさん読めた。目下外国の絵本に凝っている私だが、ほんと子供だけに独占させておくにはもったいない、アート作品としてもすぐれた出来栄えの絵本の魅力に取り憑かれてしまった。
文章をまず読んで、絵をじっくり三度ほど堪能するのが私の読み方。ルーペでのぞくと、新発見があったりで面白い。海外の文化も知れるし、異国情緒たっぷりの楽しくためになる絵本、児童ものと見下さずに、ぜひ手に取ってほしい。目からうろこ、学ばされることも多々ある。