インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

「映し鑑」、好評を博す

2018-01-31 13:54:53 | 著書関連ニュース
昨年九月、金沢最大の地元紙、北國新聞社発刊の季刊文芸誌「北國文華」に拙作(短編小説・映し鑑<うつしかがみ>)が掲載されたが、おかげさまで好評を博している。

私が実際に本誌を手に取ったのは昨年十二月と遅かったが、それから作品をコピーしてお世話になっている作家諸氏や編集者諸氏、知人・友人に送付したところ、著者本人も驚くほど好意的な批評が寄せられ、びっくりしている。実はこちらとしては感想はあまり期待せず、日ごろお世話になっている方々にと半ば義務で送ったような次第で、できばえにも自信がなかったため、予想外の好反応に驚いているところだ。

とくにこれまで辛口派だった人が一様にほめてくれるので、こそばゆいような感触だ。しかし、自身としてはさして評価しておらず、つまり私も年を取ったということで、情熱で書きなぐっていたような少女も年を取るとさすがに作風が落ち着いてくるとのことで、穏やかだの、落ち着いているといわれても喜んでいいのか悲しんでいいのか、烈しさのあった若いころの作品、ひらめきで書いていた昔のほうがよかったのではないかとの疑念も湧き上げ、内心忸怩たるもの、著者本人には自作の良しあしはわからないのである。

まあ、ひいき目に見て、円熟した境地に達したといえなくもないのだが。

インドのホテルの元常連客のYさんは図書館収蔵の小説は全冊読破したと豪語するくらい博覧強記の多読家だが、これまで拙作に関しては耳に痛い酷評こそすれ一度もほめたことはなかったのに、今回は、作風が変わって好印象を抱いた、二人の主人公を現実にはコネクトさせなかったところもいい、この調子で毎日少しずつ書いていけば長編も無理ではないのではと、暗に長編小説にも引き続きトライするよう示唆された次第だ。

実は目を患ったこともあり、自分ではもう長いものは無理かとあきらめていたのだ、新聞小説の要領で一日三枚ずつ書いていけば、長編も無理でないかと思い始め、ただし気短でせっかちの私がいったん書き出すと一日三枚で収まるとは思われず、そうするとまた無理をしてしまうので、どんなものかと思案中。

日に三枚のペースを守ることは、速書きで一気に仕上げるたちの当方としては、難しそうだ。しかし、目のことを気遣うと、なるたけ負担は減らしたいし、ネットタイムは長くても二時間、間休憩挟んでと考えているので、少しずつのリズムを体得してみるのもいいかもしれない。

今現在、短編の題材として、金沢の雪をテーマに書きたいと思っているのだが、長編小説に関しては、おぼろげ、自伝かなとも思うが、ほとんど何も浮かんでない段階だ。

しかし、金沢の雪は、いろんな観点から言っても面白い。現実には大変だが、飽かずに眺めている。マンションの窓からの眺望がよく、雲の動きや太陽の動きが如実にわかるのだ。

しばらくデジカメも触ってなかったが、昨昼は久々に橋上からの雪景色、両側を真白き河原に挟まれた濃鈍色の犀川と、彼方の雪をまだらにかぶった連山、まさに冬の絶景をカメラに収めた。

短詩型に転向しようかとの思いもあったのだが、小説のほうもあきらめることなく、目に負担がかからない程度でマイペースでぼちぼち書き継いでいこうかとの思いも萌しだした。

この文面を借りて、好意的な批評をお寄せくださった方々に、改めて謝意を表したい。

*読者諸氏はじめ、皆々様方、今後ともご指導・ご鞭撻のほど、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

拙作掲載の北國文華はオンライン書店で購入可

2017-08-28 14:01:50 | 著書関連ニュース
九月一日発売の、拙作(映し鑑/李耶シャンカールが掲載される「北國文華」(金沢最大の地元紙・北國新聞社出版局発行の文芸季刊誌)秋号は以下のオンラインショップで購入可能です。
日本最大級の雑誌オンライン書店

夏号には、かの高名な曾野綾子先生も寄稿しておられた。

以下、北國文華について引用。
「北國文華」
北國新聞社
豪華執筆陣の小説


北陸の文化土壌を開拓する文芸雑誌
「北國文華」は1998年6月に前身の「文華」(1945年12月から53年まで刊行。1949年4月号からは「北国文化」と改称)を復刊したものです。時代の要請に応え、時代を切り開く価値観と豊かな文化土壤を作り上げる、地方発のユニークな雑誌として評価を受け、大きな支持をいただいています。高樹のぶ子氏の現代小説、嵐山光三郎氏、童門冬二氏、桂文珍氏らのエッセーなど豪華執筆陣も評判です。投稿小説も受け付けており、「発表の場」ともなっています。


*北陸近辺にお住まいでない方も、ご購読いただけると、幸甚に存じます。拙作のみならず、豪華執筆陣による他の記事も大変充実した地方発信の商業文芸誌・北國文華は、超お薦めです
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

9月1日発売の「北國文華」に拙作掲載

2017-08-27 16:56:11 | 著書関連ニュース
金沢一の地元紙、北國新聞社主宰の文芸誌、「北國文華」(季刊誌)の秋号(九月一日発売)に、拙作が掲載されることになった。

四十枚弱の短い小説だが、金沢を舞台にした小説で、題は「映し鑑」。金沢在住、石川県民の方々にはぜひご一読いただきたい。
同文芸誌は図書館にも置いてあるので、気軽に手にとっていただければと思う。


「北國文華」は地方ベースの文芸誌にしては内容が充実しており、装丁も中央の文芸誌に負けない体裁。一流の作家も寄稿しているし(つい最近まで私の愛読する高樹のぶ子氏も連載小説を寄せていた)、季節ごとに特集される地元の歴史関連記事が読み応えがある。

拙作(小説)が商業文芸誌に載るのはこれで三度目、過去エッセイ掲載も含めて中央の「文芸思潮」にひとかたならぬお世話になったが、金沢にベースを持った今、地元の文芸誌とひょんなことから関わりを持ち、このたび掲載が決まったのは、喜ばしい出来事だった。

先の帰国中、あわただしいスケジュールを縫って、図書館のコンピュータから原稿を送信したり、担当者である出版局長との面談、ゲラ刷りの校正などを神業でこなした。

作品に関しては、なかなかしっとりした悪くない出来栄えの短編なので、石川県在住者で小説愛好家諸氏にはぜひお読みいただきたい。種明かしすると、地元の図書館で遭遇した85歳の老女がモデルになっており、作品中急逝する設定になっていたが、このたび帰沢したら、不吉な符合で二月に鬼籍に入られたことを知って愕然とした。

ちょうど2015年12月から自身の四ヵ月半の闘病期間中に出遭った、愛称のみしか知らぬ、口も利いたことがなかった女性で、図書館付カフェで遭遇し気を留めずにいられなかったのは、流れてくる会話の又聞きで、私とニックネームが同じだからだった。

ご冥福を心からお祈りすると共に、故人をモデルに書きおろした拙作を彼女をご存知だった人たちが読んで、本人を彷彿させる作中人物に在りし日の人柄をしのんでいただければ作者冥利に尽きる。
当時私自身心身ともに冬の時代にあったため、高齢にもかかわらず凛とした故人の生き方には鼓舞されたものだった。
それゆえ、亡くなったと又聞きで知ったときは哀しかった。
もうあの元気なお声を聞けないのだと思うと、寂しかった。

私も彼女を見本にした素敵な年の取り方をしたいものだと思う。

九月一日発売の北國文華秋号の「映し鑑」(うつしかがみ、by 李耶シャンカール)、著者新境地の短編です。金沢はじめの北陸にお住まいの方、ぜひご一読を!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

北國新聞社主宰の文芸誌に拙作掲載予定

2017-08-04 15:32:21 | 著書関連ニュース
このところ息子関連記事が続いたが、改めて私の本業に戻ってお知らせ。
金沢一の地元紙、北國新聞社主宰の文芸誌、「北國文華」(季刊誌)の秋号(九月一日発売)に、拙作が掲載されることになった。

四十枚弱の短いものだが、金沢を舞台にした小説で、題は「映し鑑」。
まだ先の話だが、発売前にまた通告させていただくので、金沢在住、石川県民の方々にはぜひご一読いただきたい。
同文芸誌は図書館にも置いてあるので、気軽に手にとっていただければと思う。

地方ベースの文芸誌にしては内容が充実しており、装丁も中央の文芸誌に負けない体裁。一流の作家も寄稿しているし(つい最近まで私の愛読する高樹のぶ子氏も連載小説を寄せていた)、季節ごとに特集される地元の歴史関連記事が読み応えがある。

拙作(小説)が商業文芸誌に載るのはこれで三度目、過去エッセイ掲載も含めて中央の「文芸思潮」にひとかたならぬお世話になったが、金沢にベースを持った今、地元の文芸誌とひょんなことから関わりを持ち、このたび掲載が決まったのは、喜ばしい出来事だった。

息子(インドのラップミュージシャン)のパブリシティ(日本にもファンベースを広げるべくのマスコミへの売り込み)に追われる中、原稿を送信したり、ゲラ刷りの校正、担当者である出版局長との面談を、合間を縫ってこなした。

作品に関しては、なかなかしっとりした悪くない出来栄えの短編なので、石川県在住者で小説愛好家諸氏にはぜひお読みいただきたい。種明かしすると、地元の図書館で遭遇した85歳の老女がモデルになっており、作品中急逝する設定になっていたが、このたび帰沢したら、不吉な符合で二月に鬼籍に入られたことを知って愕然とした。

ちょうど2015年12月から四ヵ月半の闘病期間中に知り合った、名も知らぬ、口も利いたことがなかった女性で、図書館付カフェで遭遇して気を留めずにいられなかったのは、流れてくる会話の又聞きで、私と愛称が同じだからだった。

ご冥福をお祈りすると共に、故人をモデルに書いた拙作を彼女をご存知だった人たちが読んで、本人を彷彿させる作中人物に在りし日の人柄をしのんでいただければ作者冥利に尽きる。
当時私自身心身ともに冬の時代にあったため、高齢にもかかわらず彼女の凛とした生き方にはずいぶんと鼓舞されたものだった。
それゆえ、亡くなったと又聞きで知ったときは哀しかった。
改めて合掌!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

戦乱のカンボジアを舞台にした小説

2014-01-02 21:35:09 | 著書関連ニュース
文芸思潮誌(アジア文化社)編集長、五十嵐勉氏の
ノンチャン、ワットプノム(聖丘寺院)へ」(アジア文化社)
を昨夜、読み終えた。

八十年代のカンボジアを舞台に、ポルポト軍残留とベトナムとの間で繰り広げられる攻防、ベトナムのカンボジア侵略に反対するタイやアメリカの思惑が絡み、板ばさみになった難民が犠牲になる。
タイ・カンボジア国境のカオイダンキャンプを爆破されて犬死にしていく弱き民を描き、むごい死と、その対照にある生、性(エロス)を描き切った力作だ。
八十二年当時、現地に渡り、戦争のむごたらしい現実をまざまざとわが目で目撃した五十嵐氏であってこそ、書かねばならなかった必然の小説だ。

書き終えたことで、頭蓋が割れた脳漿が入っている袋をつきつけられ、撮れと言った難民の少年に応えることができたといい、この作品が彼の目の前で死んでいった多くの難民たちへの手向けの花になればと、あとがきで記す。

開高健亡き後、今日本でこの手の小説が書けるのは五十嵐勉のみだ。
重いテーマの小説で、読了感はずしりと来るが、いい小説だ。
底流に貫かれた仏教思想が、人が人を滅ぼす悪、人間の罪深い業(ごう)、救いようのない極限の絶望に、救済をもたらす。
聖なる丘(プノム、カンボジアでは丘は天の祈りを受ける神聖な場所)の寺院(ワット)に降り積もるおびただしい人骨が、光となって天に上っていく描写は、圧巻だ。

生とは何か、その対極にある死とは何か、人間とは何か、根源の問いを突き詰める一作だ。
日本の無常観というより、アジアの熱帯地で醸成される人間くさい営み、死と背中合わせのエロス、死に直面すればするほど突き上げる愛欲、生の証のように肌を重ねて交わろうとするやみくもな衝動、そのことで産まれる新たな生、輪廻の連環、全編容易ならぬ緊迫をはらんで、緻密に織り上げた生と死の交響曲だ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

芥川賞を超える同人雑誌賞作品

2013-08-08 22:50:42 | 著書関連ニュース
昨夜、先般私の手元に届いた文芸思潮(アジア文化社)夏季号に掲載されたまほろば賞(同社主宰の同人雑誌賞)の候補作品(六作)を読んだ。
前日読んだ、私人(朝日カルチャーセンターの小説作法教室発行の同人誌)の、尾崎美和の「のぞみ」がよくできているのに感心したが、昨日読んだ札幌文学の同人、小南武朗の「花星座」が老練の筆致で、まだ三十代の前者の上を行くように思われた。
作者の小南氏は86歳とは思えない感性のみずみずしさである。私もこの年まで小説が書けたら、まだ三十年もあるわけで鼓舞された。八十代半ばになっても、このような感性の衰えない作品を書けるかどうかはわからないが、そういう意味でも大いに刺激を受けた。

後記で五十嵐勉編集長(タイ在住歴のある群像長編小説新人賞受賞作家で、カンボジア情勢をテーマにした純文学作風は第二の開高健と目される)が、同人誌に掲載された作品でレベルの高いものは昨今の芥川賞を超えると書いてらしたが、まさにそのとおりだ。

上記の「花の星座」と「のぞみ」は、プロの作家と比べても、遜色ない力量だ。
久々に読み応えのある作品を読ませてもらったという感じ。
期せずして、候補作の第一番に「花の星座」が掲載され、二番目が「のぞみ」となっていたが、この順番どおりの出来ばえだと思う。
四人の選考委員と読者投票で結果が決められるというが、私は「花の星座」を推したい。「のぞみ」も若手の才気が光るが、やはり長年文学に打ち込んできた老練の手際が冴える。
自然描写も叙情あふれた見事なものだし、日本舞踏の芸術美と、跛行の舞踏家と創作作家の大人の恋を絡み合わせた筆致は、立原正秋の恋愛小説を思わせる。性描写が、本人が照れてしまって今ひとつだが、しみじみとした哀感あふれる美しい小説に仕上がっている。
恋愛小説に定評ある直木賞作家藤田宜永氏と比べても、遜色ないできばえだ。

本一月、同文芸思潮誌の授賞式に出席したときも、たくさん刺激をもらったが、今回も、同人誌の予想以上の力量を見せられて、うならされた。衰退の一途をたどっているというが、まだまだ同人誌健在である。
私も新たに、気合入れなおしである。
このように埋もれた才能を発掘する同誌の意義はひとえに高いと思う。

文藝春秋発行の「文学界」はすでに巻末の同人雑誌評を廃止してしまったとのことで、今は「文芸思潮」と「三田文学」のみが、同人誌の批評ページを設けているというが、地方ベースで作品を発表し続ける同人を賞揚する「文芸思潮」誌の姿勢はほめられてしかるべきである。同誌主宰の文芸ルネッサンス運動に、常連投稿者の一人として、惜しみない支援を送りたい。
まずは足元から、自身が小さな泡立ちでいい、波紋を巻き起こすような作品を書くことだろうか。そのためにも、精進あるのみだ。

ちなみに、私も移住前は郷里の福井で一誌、東京で二誌の同人誌に携わっていたほか、手書きの個人誌も出していた。
インド在住だと、同人活動もなかなか難しいが、創作仲間が欲しいと思っている昨今、東京か関西あたりで参加できたらと焦がれている。

なお、文芸思潮誌は、新宿・渋谷紀伊国屋、池袋ジュンク堂、神田の東京堂、書泉グランデで市販されているので、上記二作、「花の星座」と「のぞみ」をお読みになりたい方は、お買い求めください。
巻頭小説、中上紀の「あたらしい花嫁」は期待はずれに終わったが、同二作で十分埋め合わせできた感じである。
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

中上健次の娘の書いた小説

2013-08-06 22:24:22 | 著書関連ニュース
エッセイ賞作品の掲載されたアジア文化社発行の「文芸思潮」誌夏季号が先般手元に届いたが、巻頭小説は中上紀の「あたらしい花嫁」という作品だった。

文末の経歴で、彼女がかの高名な故中上健次の息女であることを知って、期待して読み始めたが、見事に裏切られた。
実は、中上健次の娘が作家として出ているとは知らなかったので、改めて、ネットで当たってみると、28歳ごろにデビューして、作家歴14年ほどとわかった。
ミャンマーに関する旅エッセイがデビュー作だが、小説はすばるの新人賞を獲った「彼女のブレンカ」。

アジア派で、夫は察するに、マレーシア人、でなかったら、インドネシア。
「あたらしい花嫁」でも、そのアジア人の夫が登場するが、時差三時間、一夫多妻国とあるだけで、どこの国かは記されていない。

ネットで当たっても、出てこない。

で、想像するに、マレーシア説が強力浮上。
しかし、作者がモデルと思われる二児の子持ちである主人公は、夫の国に暮らしているわけでない。
夫は日本で勤務しているのだ。
夫の祖国に出向くのは、彼の里帰りに伴ってである。
そのアジアの一国での婚家との交流、異質の生活習慣を、感性的につづったものだが、どうも生ぬるい内容だ。

ほかの作品を読んでみないと、なんともいえないが、ネットの下馬評によると、中上の娘にしては才能がないとのこき下ろしも。

若い頃書いた作品の筋書きや、帯の文句を読むと、感性は悪くない作家のように思えるので、これ一作だけで決め付けずに、また日本に帰ったら、ほかの作品を紐解いてみようと思う。

ちなみに、中上健次の奥さんも怪奇小説家だった。
血は争えない、蛙の子はやはり蛙である。
被差別部落出身の路地の文学を書いた中上は、ある一時期から路地を捨て、海外(主にアジア)への放浪に向かう。
娘の紀も、フィリピンなどに同行したという。
その辺から、アジア派女流が誕生したようだ。

しかし、これまで、そうした事情に疎かった私は、へえというようなもので、うなってしまった。
願わくば、次作に期待したい。

二世作家は結構多いが、三島由紀夫の子息はさすがに、作家として出るというおろかな過ちは犯していない。父が天才三島じゃ、荷が勝ちすぎる。常に比べられて、こき下ろされるのがいいとこ、そういう意味では、中上紀も、常に重たいものがかぶさって、気の毒である。あまり偉すぎる人を父に持つと、子は大変だ。損な役回りを引き受けさせられる。
中上健次の娘という目で常に見られ、先入観を持たれ、正当に作品を評価してもらえない。
しかし、そういう事実を抜きにしても、「あたらしい花嫁」はだめである。

むしろ、同人雑誌まほろば賞の候補作品に、ぴかりと光る才能を見た。
朝日カルチャーセンター主宰の小説作法講座の同人誌「私人」の掲載作品、「のぞみ」が秀逸。
読者投票もあるので、一押ししたいが、ほかの候補作も読んでみてから、決めたい。
巻頭に持ってきてもおかしくない、才気あふれる作品である。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「不思議の裏インド」(新著仮題)予告編

2013-06-01 23:24:24 | 著書関連ニュース
夏か秋に発刊する予定の新著についてご紹介。

最新刊「不思議の裏インド」(三五館)は、アングルを変えて、インドの裏側の実態を隈なく照射した暴露本、誰も書かなかった、誰も知らなかった、現地在住歴四半世紀に及ぶ著者モハンティ三智江ならではの、未知のインドの実像を暴いた構成になっている。

前著(「インド人には、ご用心!」)が真正面からとらえた、比較的ポジティブ面を強調した内容だったのに対し、インドの闇を探り当てた構成になっているので、ちょうどポジネガのようにご併読いただくと、インドの全体宇宙が覗ける仕組みになっている。

前著発刊時は多くの読者諸氏から続編を期待するとの希望が寄せられたが、姉妹本ともいうべきこの新著でそのご要望に添えるかと思っている。ただし、前著に比して、全編マイナス面を暴いた構成になっているので、日本人からすればインドの恐るべき内実には震撼されるかもしれない。
前著とはまた別の意味での、カルチャーショック本ともいえる。

なお、昨年12月全世界に報道された、首都デリーの女子学生強姦殺人事件についてもつぶさに報告しているので、この事件の詳細を知りたい方は、現地在住者の私が見たレポートで、日本では明かされなかった内実をご詳読いただきたい。

インドの闇を徹底的に暴いた、未知の大国の恐るべき実態、インドの全貌が今、赤裸々に明かされる!

誰も知らなかったインド、誰も書かなかったインドの裏側を余すところなく照射した、在住歴26年の女性作家による震撼の暴露本!

最新刊「不思議の裏インド」(三五館)

乞うご期待!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「インド人には、ご用心!」健闘中、続編企画を版元に送る

2012-11-29 21:53:53 | 著書関連ニュース


拙著「インド人には、ご用心!」(モハンティ三智江、三五館、1260円)のアマゾンをチェックしたら、アジアアフリカ部門で11位とまずまず、いつも、遅い時間帯にチェックすると、下位を低迷しているのだが、悪くなかった。しかも、この短期間に4冊も売れている。うれしい!!

領土問題で揉めるタイムリーな中国編や韓国編のご用心シリーズには劣るけど、奮闘中というところか。
アマゾンでは、さらに入荷予定、ともある。

本日は続編の企画書第一案も、出版社に送った。

まだタイトルもあやふやだが、弟夫婦の付き添いのハネムーンから戻る来月中旬以降、原稿に着手する予定だ。

読者の方々から、すでに何通も続編に期待します、との感想メールや御手紙を戴いているので、前作を上回るような面白くかつ、役立つ内容にしたいと張り切っている。

みなさま、来年刊行予定のインド人続編をお楽しみに!

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

「インド人には、ご用心!」続編の企画書作成

2012-11-18 20:09:05 | 著書関連ニュース
ここ数日朝晩冷え込み、夫婦とも風邪気味だったが、今日は低気圧で日中の気温が20度近く上がり、むっとする陽気だった。
喉がいがらっぽく、寝不足の中、なんとか、「インド人には、ご用心!」(モハンティ三智江、三五館、1260円)の続編ともいうべき企画書を書く。
まだ曖昧模糊としているが、90項目書き出した。
昔書いたエッセイやブログが、役立った。実際に原稿を起こす分には、書き直さなくてはならないが、項目の列挙には重宝した。

前著の続編で同じようなフォーマットにするか、まったく別の形式にするか、まだ決めてないし、版元とも相談しなければならないが、とりあえず今月中に第一案として、送ってみるつもりだ。

日が落ちてから浜に出る。
こんじきの受け月は、雲のベールの後ろに見え隠れし、渚にほの暗い黄金の箔を映し出した。
東の低空に浮かんでいる大粒の星は、木星だろうか。
赤みがかっているところを見ると、火星かな。

戻って、昨夕弟の挙式打ち合わせがてらホリデーリゾート・ホテルのベーカリーで買ったブラウニーというパウンドケーキを食べた。くるみがたっぷり詰まったチョコレート味で、美味。30ルピーと高かったが、当たり。やわらかいフランスパンも昨夜、卵・野菜サンドにして食べたが、おいしかった。当たり外れもあるけど、長パンとブラウニーは当たりだ。食パンとアップルパイは外れ。まだ試してないケーキやパイもあるので、次回試してみよう。

昨夜はいよいよ二週間後に迫った弟の現地挙式のことを考えていたら、興奮して眠れなくなり、本日は目がしょぼしょぼだ。

まあ、寝不足の中、企画書作成のノルマだけはなんとかこなした。

一応形にしたので、これから時間をかけて煮詰める。

たくさんの読者から、「インド人には、ご用心!」の続編を書いてくれとの要望があったため、とりあえず第一歩を踏み出したという感じだ。
前著をお読みいただいた方、来年の続編を楽しみにしていてください!
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加