インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

わがオディシャ(Rapper Big Dealの新作ラップ動画)

2024-01-28 16:40:58 | 私・家族・我が安宿
Rapper Big Dealの新作ラップ(わがオディシャ)は、10日で20万視聴回数突破と、ミリオンヒットの兆し。生まれ故郷であるオディシャ州(東インドのベンガル湾沿いの緑豊かな田舎州)の発展ぶりと自然美をアピールした観光促進動画は、ヴィジュアル的にも素晴らしいので、ぜひご視聴いただきたい。

Rapper Big Deal/Mo Odisha(わがオディシャ)
https://youtu.be/YEuYUH-M1pI?si=YuPv6rXtUW9hpEdw

※動画に登場するエスニックな舞い衣装の踊り子は、オディシャ州に古来伝わる寺院舞踏オディッシーの舞踏家です。
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能登地震の衝撃下、ケガを押して息子のライブツアー初同行(144-1) | 銀座新聞ニュース

2024-01-26 03:33:05 | 私の作品(掌短編・エッセイ・俳句)
能登地震の衝撃下、ケガを押して息子のライブツアー初同行(144-1) | 銀座新聞ニュース

https://ginzanews.net/?page_id=66019

首都デリーに向けての出発まであと10日余となり、バタバタと帰国準備に追われています。

一昨日の1月22日は、モディ首相主宰のアヨードヤ(パンジャブ州)でのラム寺院落成式が、7000名のVIP客を招待して盛大に執り行われました。動画越しの黄金尽くしのまばゆい新寺院の豪奢な内装には目を奪われ、思わず感嘆の息が漏れました。以下の動画では、ラム神(Ram, Rama=ラーマ、ヒンドゥー聖典・一大叙事詩ラーマーヤナの主人公で、三大神のひとつの世界維持神ヴィシュヌの化身)の新偶像がご覧になれます。https://youtu.be/rjh_pzPQTEk?si=kgqFnu1jOYCRUA-0

今は去ること500年前、イスラム教徒の侵入で破壊されたヒンドゥー寺院の再建です。1992年に跡地に建てられたモスクがヒンドゥー暴徒によって破壊され、ムスリムとの対立から千名以上の死者が出、2002年にはヒンドゥー教徒の乗った列車焼き討ち事件が発生、報措措置で2000名余のイスラム教徒が殺戮されました。長い宗教対立の歴史と、跡地を巡る法廷闘争の末に、多数派(8割)のヒンドゥー教徒の悲願が叶ったわけで、インド各地のみならず世界各地(在外インド人)のフィーバーぶりは凄かったです。

当地でも、花火が数知れず打ち上げられ、屋上にのぼると、月の出ている真上の中天に緋と緑の火の粉が大輪の傘を広げ、その見事さに圧倒されました。結婚式や年明けの花火をはるかに凌ぐ威力の壮麗さ、巨輪の華が瑠璃色の天空いっぱいに開きました。その後、音楽に合わせて信者の熱狂的な踊りが繰り広げられ、慶びの余波は異教徒の私の元にも飛び伝わってきました。
4~5月に総選挙を控えるインド、これで与党インド人民党(BJP)の連勝はほぼ間違いなし、モディ首相の執念が実った形で、3期続投は確約されたも同然です。

さて、能登地震絡みの上記最新号、お時間のあるとき、拝読いただけると、幸甚に存じます。

改めて、能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。並びに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

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ISF(独立言論フォーラム)からのお知らせ

2024-01-24 11:19:25 | その他
ISF(独立言論フォーラム、https://isfweb.org/)からのお知らせです。

☆2024.1.05
CAMPFIREでのクラウドファンディング開始しました!
https://isfweb.org/post-31824/

☆2024.1.12
能登地震の被災者に無償で提供する組み立て式の仮設住宅、アコーディオン住宅のお知らせ: 土地提供者・被災者を探していただけるボランティアはご連絡を!
https://isfweb.org/post-32196
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トリベニガート見学後にプリーに帰着、株式は上昇(143-3) | 銀座新聞ニュース

2024-01-13 22:26:15 | 私の作品(掌短編・エッセイ・俳句)
トリベニガート見学後にプリーに帰着、株式は上昇(143-3) | 銀座新聞ニュース

https://ginzanews.net/?page_id=65919

インド滞在中のモハンティ三智江です。
帰印してはや50日以上が過ぎました。なかなか現地のリズムを取り戻せなかったのが、ようやく日常に溶け込みつつあります。

さて昨日、東京在住の旧友から、石川県七尾市の西光寺にある芥川賞作家・西村賢太(2022年歿)の墓がこのたびの地震で倒壊したとの一報が舞い込みました。
西村が歿後弟子を自称していた師の藤澤清造(1889-1932、七尾市生まれの作家)の墓の隣に生前立てたものだったのが、諸共倒壊したようです。
https://www.chunichi.co.jp/article/835163
西村賢太は割と好きでよく読んでおりましたが、墓石が倒れたとはちょっと不吉で眉が曇りました。

最後になりましたが、上記リシケシ(首都デリーから258キロ離れたガンジス河の源流の注ぐ山間聖地)のレポート第3弾(最終回)を、お時間のあるときご一読いただけると、幸甚に存じます。

★リシケシ法要(夫の4回忌)レポート
第1回
https://ginzanews.net/?page_id=65628
第2回
https://ginzanews.net/?page_id=65784

次号は息子(インドで人気のラップスター、Rapper Big Deal)のライブツアー同行記(2回シリーズ)を、日本の地震と絡めてお送りする予定でおります。お楽しみに。

元旦から暗いニュースが続きましたが、皆様くれぐれもご自愛なさって、普通の生活が送れることに感謝しながら、お元気で明るくお過ごしくださいますように。
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椅子と骨第4回(短編小説/銀座新聞ニュース)

2024-01-13 22:03:02 | 私の作品(掌短編・エッセイ・俳句)
椅子と骨第4回
https://ginzanews.net/?page_id=65818

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年中はお世話になり、ありがとうございました。本年も何卒よろしくお願いいたします。
昨年に引き続き、拙連載記事のご愛読のほど、本年もくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

さて、年明け早々、石川は大変なことになりました。毎日動画ニュースをチェックしている私は、元旦を直撃した能登地方の大地震についても、すぐに情報キャッチ、以来フォローし続けていますが、被害の甚大さには、五年前から金沢市民になった当方だけに大ショックを受けています。
おかげさまで金沢在住の弟夫婦は無事でしたが、室内は食器が割れて散乱状態と化したようです。弟が管轄する市内の総合病院内もかなりの被害を被ったとのことでした。

ネットニュースをずっと見続けていたら、気持ちが滅入ってきて散歩中にうっかり路上で転倒してしまいました。翌日に息子(インドでは人気のラッパー、Rapper Big Deal)のライブツアーに同行して、当地プリー(Puri)から261キロ離れたボウド(Boudh)に車で向かう予定だったのを、一旦はキャンセルする気持ちになりました。か、このまま家にいても気が滅入るばかりなので、打身で体のあちこちが痛かったけど、気分転換も兼ねてあえてライブ行きを敢行、結果初めて我が子のパフォーマンスを目の当たりにするエキサイティングかつ楽しい体験ができました。震災ニュースで沈んでいた気持ちも癒され、思い切って出かけて本当によかったです。

いまだ余震が続いている落ち着かない状態ながらも、7日目に突入し、水や食料、仮設トイレなどの救援物資も届き出しているようです。が、まだ孤立している集落もあるみたいで、懸念されます。瓦礫の下敷きになった人達の生存確率はほぼ見込めない状態で、胸が痛みますが、とにかく、一刻も早く被災地全域に救援物資が行き渡ることを祈るばかりです。

この文面を借りて、改めて被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。併せて、お亡くなりになられた方々のご冥福を陰ながらお祈り申し上げます
昨秋訪ねた輪島の火災発生後の焼け跡の惨状や、珠洲市への地震と津波のダブルパンチには、ショックで言葉もありませんが、被害に遭われた住民同士が助け合っている姿には胸が熱くなりました。
72時間後に奇跡的に救出された80代の女性に喜びを禁じ得ないながらも、上の息子さんの証言によると、下の息子さんである弟さんがかばうように覆いかぶさって体温低下を免れ生き延びた由、涙なからに弟さんの犠牲を語る姿についもらい泣きしてしまいました。

私自身、金沢市のマンションの室内がどうなっているか、チェックは2月の帰国まで待たねばならず、少しもどかしい気もしますが、あとひと月足らず、気持ちをなるたけ平静に保って、現地の家族との時間を大切に過ごしたいと思っています。
当たり前と思っている日常がいつ何時奪われるかわからない、自身も当地でスーパーサイクロンに2度見舞われ、停電断水体験は数知れず(80~90年代の移住初期は特にインフラ未整備だった)、しかも同県人ともなれば、とても他人事ではありません。被災者の苦悩は我が痛みです。どうか、私が戻る頃には、事態が少しでも落ち着いていて欲しいと、ひとえに祈るばかりです。
インドにいて、無力ですが、余震がある程度収まって、物資も隈なく行き渡り、瓦礫の下に生き埋めになっている人たちも、生存の可能性は極めて低いながらも、救いあげられ、家族のもとに戻ることを陰ながら祈るのみです。

最後になりましたが、冒頭の連載小説第4回、お時間のある時ご一読いただければ、幸甚に存じます。夫亡き後の私的な神秘体験がテーマになっております。霊が見えるわけでない私は、夢の中で亡夫と交信し続けました。そして、肉体なきあとも生命エネルギー体は残ることを確信しました(知識として持っていたことを現実に再確認)。

奇しくも、ライブツアーの帰途の車中では、死後にスピリットは残るやいなやの話題で熱中、息子の他にDJやカメラマン、ドライバーとそれぞれの体験談を語り、盛り上がりました。

霊が見える何某の証言によると、大概の霊は死後家にとどまるそうです。何十年と居続けることもあるそうです。仏教の49日に比して、ヒンドゥー教では死後1年さまようと言われており、一周忌は盛大に行い、スピリットを天に送ります。しかし、天国に行くという発想そのものが、生者の自己慰藉、死後霊のほとんどは家にいるとの霊媒師の証言を聞くと、俗界にいつまでもとどまってはいけないと亡者を追い立てることは、残酷で、生者(遺族)のエゴかもしれません。
また神秘体験については別の機会に、書いたり話したりする機会があるかもしれません。

⇒拙作「椅子と骨」は、見えない世界との交流、「私」(主人公)と亡夫、亡母の夢の中の交信を綴った作品で、死者との交感がテーマになっております(実体験のドキュメント私小説)。興味のある方はぜひご一読ください。

〇椅子と骨
第1回
https://ginzanews.net/?page_id=65198
第2回
https://ginzanews.net/?page_id=65286
第3回
https://ginzanews.net/?page_id=65502


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