Brond On Brond に収録されている Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mineでライブはスタートした。 特に特別なステージ上の演出家もなく Dylanとバンドのメンバーが ゾロゾロっとステージに上がったと思うと本当にいきなりといった感じで曲が始まったのだ。
かつてはフォークの神様と言われていたがこの頃は既にロックよりのスタンスになってからだからバンドのメンバーもそんなに多くなく記憶が定かでないけどDylanを含めてもせいぜい5〜6人の最小限のバンド編成だったと思う。
ステージ上のDylanはSpringsteen のようにパワー全開で突き進むのでもなく、Bob Seger や John Mellencamp たちのように骨太のロックをゴリゴリと歌い続けるのでもない。
気負うわけでも力こぶ込めるわけでもなく、ただ淡々と自分の作品を歌っていく。そして実際に耳にしたあのダミ声が妙に気持ちいいのだ。
そうそうこれこそがDylanのスタイルだー!とDylanを聴き始めていくらもたっていない、素人のような僕でさえ妙に納得させる雰囲気がある。
何せ彼の曲で知っている曲はベスト盤に入っている超有名曲とこの時のの最新盤 Under The Red
Sky に収録された曲くらいだったのだ。
だから Like A Rolling Stone や Blowin’ In The Wind を歌ってくれたら良いな程度の軽い気持ちで臨んでいたのだ。
とにかくDylanは淡々と自分の曲を演奏し続ける。客を煽ったりすることもないし、M C ももちろんない。派手なアクションもないしステージ狭しと動き回ることもない。
でもステージはロックのライブなんだよな。
見ているこちらも手を築き上げたり大きな声でDylanに合わせて歌うこともない。
彼の世界の中に迷い込んだ僕たち観客はDylanのなすがままにその身を委ねながらこの雰囲気を味わうしかないのだ。
この雰囲気はこれまで体験したどのライブでも味わったことのないものだった。
もしかしたら、Tom Waits のライブに行ったら同じような感想を抱くかもしれない。
途中の Mr. Tambourine Man の演奏が始まった時やっとホッと一息つけた。荒波に揉まれて、さ迷う船が遠くに灯台の灯りを見つけた感じだった。
そうそうこの曲は知ってるよ〜!好きな曲の1つだ〜! そしてまだまだDylanのライブは続いていくのだ‼️

FEB 10, 1991
Hammersmith Odeon
SET LIST
Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine
Lay, Lady, Lay
All Along The Watchtower
Gotta Serve Somebody
The Man In Me
Wiggle Wiggle
Bob Dylan’s Dream
Don’t Think Twice, It’s All Right
Boots Of Spanish Leather
Mr. Tambourine Man
Everything Is Broken
Man In The Long Black Coat
Seeing The Real You At Last
Shooting Star
In The Garden
Like A Rolling Stone
Blowin’ In The Wind
Maggie’s Farm
# イギリスでライブ
# ロンドンのライブ会場
# ハマスミス オデオン
# ロック コンサート
かつてはフォークの神様と言われていたがこの頃は既にロックよりのスタンスになってからだからバンドのメンバーもそんなに多くなく記憶が定かでないけどDylanを含めてもせいぜい5〜6人の最小限のバンド編成だったと思う。
ステージ上のDylanはSpringsteen のようにパワー全開で突き進むのでもなく、Bob Seger や John Mellencamp たちのように骨太のロックをゴリゴリと歌い続けるのでもない。
気負うわけでも力こぶ込めるわけでもなく、ただ淡々と自分の作品を歌っていく。そして実際に耳にしたあのダミ声が妙に気持ちいいのだ。
そうそうこれこそがDylanのスタイルだー!とDylanを聴き始めていくらもたっていない、素人のような僕でさえ妙に納得させる雰囲気がある。
何せ彼の曲で知っている曲はベスト盤に入っている超有名曲とこの時のの最新盤 Under The Red
Sky に収録された曲くらいだったのだ。
だから Like A Rolling Stone や Blowin’ In The Wind を歌ってくれたら良いな程度の軽い気持ちで臨んでいたのだ。
とにかくDylanは淡々と自分の曲を演奏し続ける。客を煽ったりすることもないし、M C ももちろんない。派手なアクションもないしステージ狭しと動き回ることもない。
でもステージはロックのライブなんだよな。
見ているこちらも手を築き上げたり大きな声でDylanに合わせて歌うこともない。
彼の世界の中に迷い込んだ僕たち観客はDylanのなすがままにその身を委ねながらこの雰囲気を味わうしかないのだ。
この雰囲気はこれまで体験したどのライブでも味わったことのないものだった。
もしかしたら、Tom Waits のライブに行ったら同じような感想を抱くかもしれない。
途中の Mr. Tambourine Man の演奏が始まった時やっとホッと一息つけた。荒波に揉まれて、さ迷う船が遠くに灯台の灯りを見つけた感じだった。
そうそうこの曲は知ってるよ〜!好きな曲の1つだ〜! そしてまだまだDylanのライブは続いていくのだ‼️

FEB 10, 1991
Hammersmith Odeon
SET LIST
Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine
Lay, Lady, Lay
All Along The Watchtower
Gotta Serve Somebody
The Man In Me
Wiggle Wiggle
Bob Dylan’s Dream
Don’t Think Twice, It’s All Right
Boots Of Spanish Leather
Mr. Tambourine Man
Everything Is Broken
Man In The Long Black Coat
Seeing The Real You At Last
Shooting Star
In The Garden
Like A Rolling Stone
Blowin’ In The Wind
Maggie’s Farm
# イギリスでライブ
# ロンドンのライブ会場
# ハマスミス オデオン
# ロック コンサート