馴染みの自然食品店
「やさい村」の酒蔵見学&飲み倒れツアーに無謀にもムスメ連れで参加してきました
伺ったのはあの
寺田本家さん
参加者は三鷹駅で集合して、電車を乗り継ぎ約2時間かけて寺田本家のある下総神崎駅へ。
車中でムスメは最初は場所見知り&人見知りでモジモジしてたものの、次第にいつもの調子を取り戻し元気に遊んでました。
今回のツアーは総勢15名近くのうち子連れはウチだけだったんだけど(やっぱり私が非常識なのか?)、煙たがらずに皆さんムスメの事を可愛がって下さって有り難かったです。
下総神崎駅に着くと寺田本家さんが出迎えて下さって、車でさっそく酒蔵へ!
まず社長さんからご挨拶と、お酒の作り方の説明をざっと聞きます。
寺田本家では昔ながらの伝統的な酒造りを進めてくなかで、廃れていた酒造りのうたも復活させたんだそうです。
杜氏さんに実際にうたを披露していただきました。
蔵に響くその歌声の素晴らしい事!
それもそのはずです。
歌ってくれた方は実は「鼓童」のメンバーでもあったのです
彼は3月18日に寺田本家で行われる「お蔵フェスタ」というイベントでも太鼓を披露してくれるそうです。
このフェスタ、麻こころCAFEさんなんかも参加してて、めちゃ気になります。
行きたいなぁ…。
お近くにお住まいの方は要チェック
見学してるとムスメはすぐ飽きてしまって困りましたが、1歳のお子さんを連れた社長の娘さんのがウチのムスメの相手をして下さったお陰で、しっかり酒蔵見学をする事が出来ました。
感謝です
社長さんのお話の中でナルホドと思ったお話をいくつか。
・お神酒(おみき)の語源は「うれしき・たのしき・ありがたき」
の3つの「き」からきている。「ありがたき」と感謝する心が大切。
・美味しいお酒造りのポイントは「材料」と「環境」のみ。
これは人間にもあてはまる。「材料」は食生活。
・発酵と腐敗の差。発酵には生き物の営みがある。
・発酵食品を体内に沢山取り入れる事で体の免疫力がUPする。
・体が丈夫なのは、体に寛容力があるという事。
この最後の「寛容力」という言葉に私は感銘を受けました
本来体の中には沢山の菌が棲んでいます。
でも今の日本は菌を全て排除する方向に向かっている。
清潔にした結果、返ってアレルギー疾患が増えたのではないか?
アレルギーは発酵食品を食事に取り入れるとよくなるとか。
沢山の菌を体に取り入れて共存する力、それが寛容力。
寛容力を身につける事によって、体は丈夫になっていく。
また腐敗は必ずしも悪者ではない。
発酵菌は腐敗菌をも取り入れて成長していく。
この寛容力ってのは、何も体だけじゃなくって、自分の生き方にも共通する事だと思います。
人の考えを否定せず、受け入れる。
そんな感じでますます素敵な自分になりたいですねぇ
それと初めて知ったのですが、一般に出回ってるお酒の多くは合成乳酸菌を使って発酵させてるそうですが、その合成乳酸菌の原料はナント石油
うわ~、怖すぎる。
もう普通のお酒を飲む気が失せました
見学後は裏手にある神崎神社に参拝に行きました。
やさい村村長(店長)大友さんが石笛と祝詞を読み、すっかり厳かな気持ちで参拝いたしました。
この日は風が強く、木々がざわめく中に響く、切り裂けるよな甲高い石笛の音色。
一瞬にして辺りの邪が祓われたような気がしました。
お昼時で空腹の我慢出来ないムスメはパンをかじりながらの参拝になってしまったのがなんとも悲しい
参拝の後は寺田本家に戻り、お待ちかねの宴会タイム
寺田本家自慢のお酒の試飲と、各自持参のお弁当&参加者持ち寄りの1品でお昼ご飯を食べました。
私が持参したのは、大根葉入り玄米のねぎ味噌おにぎり、手綱こんにゃく(善右衛門さんレシピ)、自家製たくあん、クラッカー2種(酒粕と玉葱、米粉と麻の実)
クラッカーはムスメ用のおやつのついでで、大人用にはおつまみになるように岩塩をまぶしてあります。
ほかの皆さんもマクロとはちょっと違うけど、体に気遣った優しい料理が揃いました。
どれも美味しかったです
そしてなんと嬉しい事に社長の娘さんのさとみさんお手製の料理まで用意してありました!
↑むすひ酒粕を揚げたクルトンが乗ったサラダ、ほうれん草の酒粕グラタン、お味噌汁、そして酒粕酵母パン。
どれも絶品でした。さとみさんはつぶつぶの大谷ゆみこさんのもとで勉強されてた方なんですよね。
寺田本家のHPにも載ってるさとみさんのレシピもどれも美味しそうだし、実際に食べられるなんて思ってなかったから感激もひとしお!
試飲させていただいたお酒
(なお、感想はあくまで私の好みに基づいて、です
)
五人娘 純米酒(ほどよい甘みで飲みやすい)
香取(これぞ日本酒!という雑味のないすっきりした味)
醍醐のしずく(甘酸っぱくて、驚きの甘さ)
しぼったまんま(甘み酸味ともに程よく飲みやすい味)
発芽玄米酒 むすひ(発泡酒、甘酒のような後味??)
今回試飲させていただいうにた中で私が気に入ったのは、「しぼったまんま」と「むすひ」。
「しぼったまんま」は純米酒五人娘の無ろ過生原酒のにごり酒で、その芳香はワインのようにフルーティ。
「むすひ」は酸味が強くその独特の風味から好き嫌いが分かれるそうだけど、私はこの味好きです
アルコール度数も抑え目で微発泡なところも飲みやすい。
多分玄米甘酒好きな人はこの味も好きなんじゃないかな?
久しぶりにお酒を飲んだらやたらに美味しく感じちゃって、このツアー後、さっそくやさい村で「むすひ」買ってきちゃった
毎日おちょこ1~2杯を夕飯の時に晩酌してます
不眠気味の私はお酒を飲んだ方が夜もよく眠れるし、少しお酒飲んだ方が体にいいのかも…?!
楽しい酒宴は、やさい村村長大友さん歌とギター+ブルースハープなんかもあったりで大盛り上がりでした。
車座で語り合い、歌を歌い…。
あぁ、なんともヒッピーな時代にタイムスリップしちゃった気分
このツアーに参加されたおじさまおばさまってばみんな格好いいのね。
この時代に食の大切さに目覚め、まっとうな食を実践してきた人たちだからなのかな。
自分も10年、20年後に今よりもっと素敵になれるかな?
宴の途中で私の父が車で迎えにやってきました。
そう、寺田本家さんは私の父方の祖父母宅から近いので、父に帰りの送り迎えをお願いしてたのだ。
私の願い事は聞いてくれないけど、孫には弱い父(笑)
そのまま車で祖父母宅に寄りました。
年始にが挨拶に行けなかったから、ひ孫の顔を見せてあげられてよかった。
ついでに入園祝いも戴いてこれまた嬉しいね
夕飯をご馳走になったけど、牛刺し&ユッケはちょっとキツかった
生肉もだけど、特にユッケの生卵がダメね。
昔は大好きだったんだけどなぁ。
そんでもって、祖父母宅は実は牧場なんです…。
しかも食用牛、牛舎飼い。
それが悪いとは言えないけれど、う~ん
夕飯を終えたら、父の車でそのまま実家へ帰ってお泊りです。
何日か実家でゆっくりしました