内田麟太郎「ふしぎの森のヤーヤー」

「きんぎょうのきんぎょ」や「ともだちや」でよく知られている内田麟太郎は、「ことばの魔術師」と呼ばれている。

この「ふしぎの森のヤーヤー」でも、ヒトリゴトさんのせりふを聞いているとそんな感じがした。

さんぽ大好きなヤーヤーが、いろいろな動物にたちに出会い、物語が進行した。

「コリゴリさんは、どうして飛べなくなってなっちゃったの？」

でも、最後には「飛んだ！！」。

ヤーヤーと仲間たちのすてきな出会いの物語で、繰り返し出て来た「ことば」や「音」、「しぐさ」に、見ている者のこころをとらえた。

劇団「たんぽぽ」が「たんぽぽ」の歌を歌い幕を閉じた楽しく、心に「友だちの大切さ」を残した劇だった。