日々想うこと

毎日の生活の中のちょっとした出来事や感じたことを気ままに書いています。

奈良に行ってきました

2013-01-27 | 日記
母の希望で奈良旅行となりました。
私たちも奈良は大好きです。

とっても寒かったです!
強風のためJRが一時運転を見合わせていて、近鉄で奈良入りでした。
着いてすぐ興福寺へ。
さすが、この五重塔はどっしりと見事です。
奈良の地を踏むと、なんだかヘソにつながるようです。


国宝館は、新しくなって初めて行きました。
毎回、じっと時を超越した空間で仏像を拝するのですが、この度もやはり圧倒されました。

何故かこの度、乾漆八部衆に特に引き寄せられました。阿修羅はもちろん、そのほかの像にも。
阿修羅、観る度に違います。一言では表現できない、さまざまな感覚が、全部そこにある・・・離れがたいです。
沙羯羅像のあどけない表情もいい・・・。

それから春日大社へ向かいました。
鹿は神様のお使い。石灯籠に貼られた紙を食べちゃった。

寒くて長く外にいるのも辛く、一旦ホテルへ。
暖かい、古いスチーム暖房も使っています。

   



ゆったり静かな時間が流れます。

たまたま乗ったタクシーの運転手さんに聞いた夜の観光に行きました。毎日夜8時になると東大寺の鐘が18回撞かれるというので。
鐘のすぐそばで(真下にも立てますよ!)18回の鐘の音を聞きました。
奈良のタクシーの運転手さんはみんな親切です。

夜はトムさんとバーに行ってみました。私はケーキと紅茶、彼はワインを一杯。


冷えた体をお風呂であっためてゆっくり休みます。
明け方ごろ、スチーム暖房特有のカンカンという音をウトウトしながら聞いていました。



朝食はやっぱり茶がゆ! 

それからまず東大寺へ。
母と叔母のため、近距離ですがタクシーで上の方の二月堂あたりまで行ってもらいました。









                     





こちらは閼伽井屋、若狭からのお水がこちらで汲まれます。


二月堂では節分の福豆が用意されていました。
こちらの二月堂では節分の日の夕方万灯明を灯して「星曼荼羅」を掲げて、星に「除災与楽」を祈る法会、星祭が行われるそうです。




残念だったのは三月堂が拝観できなかったこと。須弥壇の修復工事中でした。ちょうどご本尊が前日戻ってこられたところだということでした。
向かいの四月堂で母がお守りを買ってくれました。

さて、それから下って大仏殿へ向かいました。
この時期には珍しい修学旅行生もいて、大勢の人でいっぱい。
さすがの迫力です。



下から見上げた屋根がこちら



観光客のそばには鹿もいっぱい。でも奈良の鹿は穏やかだと感じました。




高校の頃は年に2回ほど合宿で来たものでした。それもあって、やはりこの辺りは懐かしいです。
仏像の素晴らしい写真をたくさん置いていた鹿鳴荘、売店は開いていましたが、写真のほうは閉まっていました。
ホテルで聞いたところ、その向かいの飛鳥園を教えてくれたので行ってみました
お洒落なギャラリーです。

お昼前なのに、陰は氷が張っていました。


さて、お昼を食べてから西の京に行きました。
私たちだけですと電車で行くのですが、やはり今回タクシーを利用。
思ったよりも近いです。

薬師寺に行ってください、といったところ、手前の唐招提寺で降りた方が料金が安くていいよ、とタクシーの運転手さん。
まず唐招提寺です。

この屋根、この緩やかな曲線、天平の美です!
人は少なく、静かに堪能しました。



目の前にある、この900年も変わらぬ姿に見える金堂が、10数年の年月をかけての平成の大修理を経たものだとは・・・感動です。
人が創り、修復し、そうした遺産の継承に、とても大きな感動を覚えます。

唐招提寺からずっと歩いて(ここは歩かなくてはいけなくて、ちょっとお年寄りには辛いかな?)薬師寺へ。

私たちが行ったときには、現在行われている食堂の発掘調査の説明、見学が行われているところでした。

東塔は現在、すっぽりと覆われて修復工事中です。
以前なかった西塔が美しく空に映えます。




鮮やかな金堂、大講堂も美しく、久しぶりに訪れた私は、すっかり様子の生まれ変わったような薬師寺を歩きました。



奈良の街、高いビルが建つでもなく、街は変わらぬのに、お寺の方が変わる(修復、再建など)という奈良を、とっても面白く思いました。
奈良は大好きです。

帰りは大阪発の「さくら」で。
初めて乗りました。シートが4列でゆったりしていて快適!

母も叔母も、とても楽しかった様子、よかったです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。