日々想うこと

毎日の生活の中のちょっとした出来事や感じたことを気ままに書いています。

秋晴れ

2005-10-27 | 日記
今日はとてもいいお天気。
このところ肌寒い晩秋のような日が続いていたので、
こんな暖かい秋晴れが嬉しい。

今日はアメリカから友人がやって来る。
一年半ぶりだ。
今回はフィンランド人の友達を連れて来るというので、
朝から秋の和食を作っていた。
何も特別な料理ではなくて、どれもおばんざい。
里芋や蓮根や高野豆腐や、しめじご飯やら。
だたいつもより少しだけ丁寧に作って、
色鮮やかにみえるようにきれいに折り詰めにする。

舟入に昔からある小さな酒屋さんがある。
スクールの近くなので偶然立ち寄ったのが始まりだが、
ここのご主人も奥さんも、とても感じがよく、そしてなによりもお酒を愛している。
他の酒屋には置いていないお酒も結構あるらしくて、季節季節に出る品を楽しめる。
何を選べばいいのかよく分からない私には、ご主人の説明が有難い。
今回はどちらかというとあっさりした上品な趣だという芋焼酎。
お湯割りもいいけどストレートで飲むと、なるほど美味しい。

今夜はみんなで一献傾けましょう!

Fields of Gold

2005-10-17 | 音楽
今日は同じスクールの先生が娘さんと一緒に訪ねてくださった。
とても仲の良い姉妹のような雰囲気で、素敵だった。

その時に、だいぶ前に友達が作ってくれて、まだじっくり聴いていなかったMDをかけていた。
あれっ、と思う曲があって後でよく聴いてみたら涙が出そうになった。
Eva Cassidy の Fields of Gold という曲。
すぐにStingの曲だと分からないほど、オリジナリティを持っていてハートに響く。
今度アルバムをじっくり聴いてみよう。
それにしてもやっぱりSting、美しい曲書くなぁ!


Live at Blues Alley
Eva Cassidy
Eva Music

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温泉大好き

2005-10-16 | 日記
今日は朝から見事な秋晴れ。
ちょうど秋祭りの日で、御神輿を担ぐ子供たちの賑やかな声がしていました。
夕方頃から車で1時間ほど行った所にある「神楽門前湯治村」へ、久しぶりに行きました。

昭和初期の町並みを再現して駄菓子屋さんや旅籠や惣菜屋さん、豆腐やさんなどが軒を連ね、面白い所です。
ちょっとだけ「千と千尋の神隠し」を連想するような湯屋であります。
ここのスチームサウナが気持ちいい。

温泉が恋しい季節になったのですね。
山の空気は冷たくて、あったかい湯気に身体がほっこり和みました。

The Rose

2005-10-15 | 音楽
映画やCMでよく使われているので、すっかりおなじみの曲ですが、
メロディも美しいし、歌詞がなんとも言えずいいですね。
いろいろなことを経て生きてきて、初めてあのような歌詞が書けるのでしょうね。

下にあるのはベット・ミドラー扮するジャニス・ジョップリンの映画「ローズ」のサントラですが、
まるで違うのに、なぜかフェリーニの「道」を重ねてしまう私です。

ジェルソミーナの、あの澄んだ瞳と無垢の強さがこの曲となぜか重なります。
気に入ってる箇所だけ抜き出そうと思ったのに、結局全部になってしまいました。

The Rose

Some say love, it is a river
That drowns the tender reed
Some say love, it is a razor
That leaves your soul to bleed
Some say love, it is hunger
And endless aching need
I say love, it is a flower
And you it’s only seed

It's the heart afraid of breaking
That never learns to dance
It's the dream afraid of waking
That never takes the chance
It's the one who won’t be taken
Who cannot seem to give
And the soul afraid of dyin’
That never learns to live

When the night has been too lonely
And the road has been too long
And you think that love is only
For the lucky and the strong
Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun’s love
In the spring becomes the rose



The Rose: The Original Soundtrack Recording
BETTE MIDLER
Atlantic / Wea

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大切な本

2005-10-13 | 本棚
大阪からの帰り、新幹線の通路向かいの座席に、
明らかにインド帰りと分かる若い男の子が坐った。
旅でくたびれた布バックの模様とゴム草履からの推察―。
髭を伸ばして伸びた前髪をヘアバンド(っていうのかな?)で上げて、無骨な手には一冊の本。
何を読んでいるんだろう、と思ってチラリと見ると、そこには「ランボー詩集」。
「おおっ」と思わず心の中で声を上げた。
いるんだ、今でも、こういう男の子。

また別のあるとき、やはり新幹線の隣の席のまだ若いスーツ姿の男性が取り出した文庫本―それはアンナ・カレーニナだった。

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私にとってなくてはならなかった、とても大切な一冊。
リルケの「マルテの手記」
高校2年生の時に出会った本だ。
私が持っていたのは新潮文庫の大山定一訳。
下の写真を入れたのは、「マルテ」の中に出てくるゴブラン織りが表紙になっていたから。

後にパリに行った時に、クリュニー美術館にこのゴブラン織りに会いに行った。
マルテが、リルケがその前に立っていたであろう、そこに私も立っていた。

それから何度この本を読み返したことだろう。
なんとリルケは事象の深くを見つめなければならなかったことだろう。

そして己が無力さを噛みしめなければならないような時、
どれほどの慰めをマルテから与えられたことだろう。


マルテ・ラウリス・ブリッゲの手記

未知谷

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風に乗って

2005-10-03 | 日記
玄関のドアを開けると、ふわっと金木犀の甘くやわらかな匂いがした。
去年の秋には気づかなかったけど―花を付け始めたばかりの木がどこかにあるのか、誰かが植えたのか・・。
小さな厚みのあるかわいい花をリカーに漬けたことがある。
野生の甘さとあの香りが一杯詰まったお酒。
琥珀色のお酒。

秋には春とはまた違った豊かな色彩と香りがある。
自然の豊かさを感じる季節。実りの季節。
人もまた、このような季節を迎える時期がある。
冬を越えて春を迎え、夏を過ごして秋の収穫。