☆★み~たん’s ブログ★☆

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超へなちょこブログへようこそ(*^。^*)☆
ひとりごとを気ままに書いてます…

新穂高の温泉

2018年07月29日 16時25分22秒 | 湯浴み
2018.7.28(土)

もうすぐ山たびが終わるって時。
お風呂どうしよう。
中崎山荘にしようか、
平湯へ行こうか・・・って考えながら歩いていたら、
目の前の建物の玄関先に「日帰り入浴できます」の看板が。
ここを通るたび、この看板は何度か見たことがある。

宿泊施設でしょうか。
周りに木々が生い茂る立地のせいか、ちょっと暗くて、
ちょっと古めかしい、
決して活気があるとはいえない建物。
いったん通り過ぎた。(笑)

でも、よく見ると、玄関のガラス戸が開放されている。
建物前の駐車場に車が何台か止まっている。
ということは、それなりに人の行き来があるということか。

おそるおそる建物に近づいて、
玄関から入ってみる。

フロントらしきカウンターには、今日の日付が表示されていた。
整然としていなくて、空気感が独特だが、
ここもちゃんと現代のようだ。(笑)
でも誰もいない。

奥のロビーの方へ目をやると、
おじさまがソファーに腰かけてテレビを見ていた。

人が玄関に入ってきても反応をしないところを見ると、
この人はお客さんでしょうか。

一呼吸おいてから、そのおじさまがみ~に気づいて立ち上がり、
玄関へ近づいてきた。

「日帰り入浴できるんですかね~」
相手がどんな人でも通用するような言葉で話しかけてみた。

するとそのおじさまは フロントカウンターの奥に回り、
「600円ですよ」と言った。

あっやっぱり施設の人。
お金を払うと、
おじさまは外にあるという露天風呂の場所を説明してくれた。

玄関の石の土間は結構キレイに磨かれていて、
ガラス戸もキレイ。
フロントの雑然とした感じとは対照的。
よくわからんな~。

お風呂へ続く廊下を歩いていると、
途中のドアがところどころ開いていた。
興味本位で中をチラリと見やると、洗面所や、リネン室っぽい部屋。
散らかっている。(キタナイ ハイキョミタイ)
見せたくない物ならドア閉めればいいのに、なんで開けてんだろ。
なんかヘンな所に入り込んでしまった。


脱衣所も、決してキレイとは言えなかった。気分がちょっと萎える。
が、しかし、浴場のドアを開けると、そこはきちんと清掃されたと思われるキレイなお風呂があった。
お客はみ~一人だし、ゆっくり入るにはちょうどいっか~。

脱衣所で衣服を脱いでいると、不安がわいてきた。
でも、一人って、逆にキケンじゃないか?
なにか事件が起こったりしない?
高天原まで行って4日間のたびから無事に生還したのに、ここで事件に遭遇したら、
しゃれになんない。
なんて、考えたりしたけれど、
「日帰り入浴できます」の看板を見たのは今回が初めてではないし、
今までだって、たくさんのお客さんが来たはずだよ?

事件があったら、こんなふうにお風呂に入れる状態ではないはず。

おし!お風呂入る!







お風呂に入っている間は、ヘンな不安は感じないくらい、
よいお湯でした!
御嶽山辺りで入るお湯に似てたな~。

は~。きれいさっぱり。

おじさまにお礼を言って帰ろうとすると、
格好からみ~がマイカー登山者ではないことをおじさまは察してくれて、
新穂高ロープウェイへの近道を教えてくれました。


あとで調べるとこの施設は
もともとはホテル営業していたようですが、
今は駐車場貸しと、お風呂と、素泊まり宿のようです。
(エー チュウシャジョウトオフロハワカルケド、トマルノ~?)

かつての賑わいを想像するに、ちょっと寂しいし、もったいない気もしますが、
営業を続けるのはきっとタイヘンなんですね。
そういう施設はたくさんあるのでしょう。

お風呂は良かったので、
静かなお風呂をお好みの方にはいいと思います!
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高天原温泉

2018年07月29日 16時11分11秒 | 湯浴み
2018.7.27(金)

日本一と噂高い秘湯に入っておきながら、湯浴みカテゴリーに書かないのは
もったいないと思ったので、
改めて書きま~す。

高天原温泉は、一般的には最短で入山から2日かかりますが、
み~の場合は自宅を出たのが7月24日(火)なので、そこから数えたら
4日目にたどりつきました。



高天原山荘で入浴料300円を料金箱に入れます。
(宿泊者は宿泊料に含まれています)
登山道を下って、20分ほどで温泉沢。



ちなみに、温泉沢を登っていくと
温泉沢の頭、赤牛岳、水晶岳へ向かう、バリエーションルートです。
沢を渡って温泉の脇の道を向こう側へいくと、
夢ノ平、竜晶池方面です。


沢の手前に薬師の湯(混浴)

白濁の湯。遠くに薬師岳が見える。


沢を渡って、すぐのところにからまつの湯(混浴)



からまつの湯よりちょっと上流にからまつ美人の湯(女性専用)

囲われていて、脱衣所もあります。


混浴よりも広くて快適。硫黄のにおい。


解放感もあります。ぬるさもちょうどよい。
ほんっと~に、幸せな時間でした。


ネットで検索して調査したところ、混浴と女性用が逆だった時もあったようです。
たぶん、沢の形状や、囲いが台風で飛ばされたとか、
その年の状況によって変えるんだと思います。

高天原山荘に宿泊する場合は
何度でも入りにいけますが、夜は真っ暗で絶対入れません。
山荘から結構遠いので、そうそう何回も気軽に行けないだろうし、
明るい時間帯に限定すると、当然他の宿泊者さんも入ってますよね。
今回は立ち寄りでしたが、誰もいない時間帯に入ることができて、
宿泊する以上に満喫できたのかもしれません。

でも、いつか、宿泊してみたいな~。

高天原山荘に戻る時は登山道を登るので、
来る時よりも時間がかかります。30分くらい。

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雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28 4日目

2018年07月29日 15時15分57秒 | 山たび日誌
雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28

4日目
7月28日(土)

三俣山荘 → 三俣蓮華岳分岐 → 双六小屋 →
    弓折乗越 → 鏡平小屋 → わさび平 → 新穂高 → 
        高山濃飛バスセンター → 名古屋駅


『雲ノ平・高天原』2018.7.25~28
オンラインアルバムはこちら


4:00起床。準備しやすい環境は助かります。山の皆さん、早いですね。

外に出ると、天気は曇り。雲に隠れて槍ヶ岳が見えない。薄暗いけど、4:50早めに出発します。
4日目の足。え?今日も歩くの?と、びっくりしているよね、きっと。
昨日黙っててごめんね。

曇りで景色は見えないけれど、暑くないので、むしろ歓迎だよ。
湿気がもはや心地よい。懐かしい真っ白な景色。これでこそ、み~の旅だ。
ないものねだりだねー。天気悪いのが続けば恨めしいと思うのに。
この数週間、まったく雨が降っていなかったので、地面の土も草木も久しぶりに水を得て、
うれしそうに見える。

三俣蓮華への分岐までは登り。登れるか心配していたけど、なんとか5:39分岐到着。
雨が降り出したので、上着だけレインウェアを着る。
この山たびでレインウェアを着ることを想像していなかった。

分岐を巻道へ進む。カールのお花を楽しみにしていたのに、霧であまり見えない。
きっと、本当は素晴らしい眺めなんだろうな~。
巻道は、一か所だけ岩登りの箇所があったけど、それ以外はゆるめのアップダウン。
目印がないので、時間の目安がわからず、不安だった。
双六との分岐に到着したときは、うれしかった。

7:15双六小屋到着。
もう、本格的なザーザー降雨。レインウェアをはいていない下半身はびっしゃんこ。
双六小屋は朝から軽食営業している。ありがたい。さっそく朝ご飯に五目ラーメンをいただきました。
室内のトイレを借りた時に通りかかった、乾燥室の乾燥機ががんがん稼働中。しばらく入室して、み~ごと乾燥させてもらいました。
上下ともレインウェアを着て、8:00双六小屋を出発。

9:10弓折乗越。雨の中で休憩。

9:52鏡平小屋到着。
雨宿りしたいので、玄関に入り、ベンチに座らせてもらったが、なにか注文しないと
申し訳ないので、コーヒーを飲みました。
台風が来ているというのに登ってくる人も意外といます。まぁ、台風の場合は停滞するつもりで
入るのもアリですかね。10:10鏡平小屋出発。

下りは苦手なので、足が疲れちゃって、30分ごとくらいに休憩しないとダメです。
頑張るところと休憩するところのメリハリをつけて、どんどん下る。
整備された登山道は歩きやすい。雨のおかげで人は少ないので、自分のペースで歩けたよ。

10:48シシウドガ原
小雨になって、上着を脱ぐ。

11:46秩父沢
登山道がもうすぐ終わると思うと、寂しい。

林道にでた。あ~、もうすぐ終わるんだ~。う~ん終わっちゃうのか~。と思ったのもつかの間、
雨脚が強まる。も~。脱いじゃったよ~。林道なので、傘を出す。晴雨兼用傘を、
日傘のつもりで持ってきたので、雨降りで使うとは思ってなかった。

ザーザー降りの雨の中、傘を差して林道を歩き、12:51わさび平到着。雨は小降りになった。
下山すると食事をとれないことがあるので、ここでお昼ご飯にする。
小屋の従業員さんや、お客さん達の、おもしろい会話を聞きながらカレーライスを食べる。
よ~し、あと少しだ~。雨やんでくれて良かった。13:30出発。

電波が通じるようになると、ケータイがブーブーと騒がしい。心配してくれるメールがいくつか届いた。
歩きながら台風情報集め。

14:40入浴 
入浴せずに急いで下れば、14:55のバスに乗れたかもしれないが、
まだ帰りたくない気持ちが上回った。
お風呂の詳細は「湯浴み」のカテゴリーに載せるね。



15:55新穂高ロープウェイ駅に到着。
土曜なのに、思ったよりも閑散としていた。たぶん、下りの最終便が到着する時間帯でしょう。
売店でぶらぶらしていたら、バス乗車券の販売機を見つけた!
去年は新穂高のバス停(登山指導センターの前)から乗ったから、知らなかったゎ~。
便利なもの見つけた。

16:55バス乗車
バスの中で、高速バスや電車の運行状況を検索するが、どこまで帰れるのか確定しない。
帰れなかったら、高山で宿を探した方が良いのか?なんなら、平湯とかで一泊して、
明日帰るほうが良かったの?でももし台風の被害が出たら、明日も帰れないかもしれない。

18:31高山濃飛バスセンター到着
19:00高山出発
ひとまず、名古屋行きのバスは運行するので、乗る。
21時以降電車が運休予定なので、名古屋までクルマで迎えに来てくれるようにの~たんに頼んでみた。
のんびりと入浴などせずに、早い便に変更して帰っていたら、普通に帰って来れたかもしれない。

21:30名古屋到着
バスの運転手さんがおもしろい人だった。いつかどこかでまた会えるでしょうか。
名古屋はまだ風も雨も無かった。しかし新幹線や在来線はすべて運休してしまったので、
帰宅困難者がうじゃうじゃと駅にたくさんいた。皆さんは、どうやって帰るのだろう。
地下鉄はたぶん動いているが、地下鉄以外で帰る人はどうするのだろう。

の~たんが名古屋までクルマで迎えに来てくれたが、待ち合わせ場所がよくわからなくて、迷子に。
の~たんの説明が悪いんだもん。(←迎えに来てもらっといて)
さんざん歩いて探して汗かいて、ようやく乗車。家まで帰れました。

台風が発生して、短期間で接近してきたので、電車の運休は予想外だったけど、
そのほかは立てた計画とだいたい同じ具合に、がっつり歩いた。
水晶池は行けなかったけど、水が干上がっていたので、行かなくて良し。
往復4日半かけておきながら、高天原温泉に浸かっていたのはたった5分くらいだったね。
でもいい景色見れて、好きな山小屋に泊まって、お天気に恵まれて、本当に楽しかった。
楽しいのと同じくらい疲れた。

最後の方でジョギングシューズの出番があるかと思ったのですが、靴の中敷きや、ひもの縛り方,
それからテーピングで足を保護するなどをいろいろ工夫した結果、足の痛みも最小限で済み、
ジョギングシューズへの履き替えが必要なほどには至りませんでした。
次はどこに行こうかな。

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雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28 3日目

2018年07月29日 15時08分44秒 | 山たび日誌
雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28

3日目
7月27日(金)

雲ノ平山荘 → 奥スイス庭園 → 高天原峠 → 高天原山荘 → 
    高天原温泉 → 夢ノ平 → 竜晶池 → 高天原温泉 →   
       高天原山荘 → 水晶池分岐 → 岩苔乗越 → 黒部源流 → 三俣山荘


『雲ノ平・高天原』2018.7.25~28
オンラインアルバムはこちら


4:00起床。
外は薄明るくなっているが、雲ノ平山荘の窓は小さく、小屋の中はまだ暗い。
暗いうちに着替え。周りの人もごそごそし始めたので、み~も準備を始めた。
山小屋のお手洗いは、朝たいへん混むが、他の登山者の皆さんが朝食を食べている時間なら、
お手洗いも洗面所も空いていて、その間に準備して出発してしまうとスムーズだと、
双六小屋で同室だった人に教えてもらった。ちょっと考えればわかることなのに、
教えられて目から鱗な事だった。


5:10雲ノ平山荘出発。
3日目もお天気良く、穏やか。昨日より雲がなく、空が澄んでいる。
山たびの3日目。いつもの旅なら帰る日だ。
み~の足の筋肉はきっと今日帰ると思っていることだろう。今日帰れないことは筋肉には黙っておこう。

高天原へ向かう道、最初は岩ゴロゴロの登り。うぅ~登るのがつらい~。
いったん下って、また登る。ここで黒部五郎岳にお別れ。高天原への激下りが始まった。

大岩がゴロゴロで歩きにくい奥スイス庭園辺りに来ると、
昨日ははるか遠くに見えた立山・五色が原が、ずいぶん近くに感じられた。
ちょっと移動しただけなのにね。
その後、木道の湿原などの見どころもあり、素晴らしい眺めだった。

樹林の中に入る。熊が出そうで怖いので鈴を鳴らしながら歩く。
事前調査では、登りでも下りでも高低差のある大変な道だが、その心構えのおかげで
なんとか下れた。途中ですれ違った人たちは、やはり大変そうに登っていた。
一人の女性に「温泉ですか?」と声を掛けられた。
話を聞いてみると、その女性が温泉に行った時は女性用は一人で貸し切り、とても良かったそうだ。
み~も早く温泉に行きたい~。

6:37高天原峠到着。
しばらく休憩していたら、虫にいくつか刺されてしまった。早く出発しよう。
高天原峠から岩苔小谷の沢を渡る橋まではほぼ下り。今回ここはもう通らないけど、
もしこの道を通って大東新道で帰るとしたら、それも大変そうだな。

沢の橋を渡る。沢を渡った後は、たいてい登り・・・そして湿原が現れ始め、なんか、近くなってきたぞ。
岩苔乗越への道との分岐があり、ここでちょっと立ち止まる。
標識に岩苔乗越まで180分と書かれていた。
あれ?み~の地図上のコースタイムと違うじゃん・・・。高天原で過ごす時間を極力短縮して、早めに出発できたらいいな。

高天原


高天原一帯の湿原・・・ワタスゲ、朝日に輝くチングルマの穂。
今までに感じたことのない雰囲気。すごいな~み~、高天原にやってきたよ!
遠くに薬師岳。そして真っ青な空。しかも他に登山者がちらほらとしかおらず、静かな山の中。
日本の景色じゃないみたいだ。


7:50高天原山荘到着。


朝ご飯を食べていないので。軽食は何時からか訊くと、10時からですとのこと。
荷物置かせてもらい、温泉へ向かおう。
小屋前にいた男性に、「お風呂に行きますか?」と訊いたら、
お風呂に入っても汗だくになってしまうから入らないとのこと。
竜晶池行って水晶岳直登ルートを登るとのこと。ま~すごいな~。
今晩三俣へ行くそうなので、また後で会えるかもしれないね~と話した。


高天原山荘から簡単に温泉まで行けると思ってはいけません。結構距離がある。
ちなみに立ち寄り入浴は300円。登山道を下り8:30温泉沢に着いた。

温泉沢


他に人がいないので、いない間に写真と入浴を急ぎましょう!



薬師の湯(混浴)


からまつの湯(混浴)


からまつ美人の湯(女性専用)


汗で濡れた衣服を脱ぐのに時間がかかる。そして入浴~!







純粋に、高天原まで来たっていう感動もあるけど、4日間の山旅でお風呂に入れるなんて、
すごくない?ほんとありがたい。湯加減もぬるめでちょうどいい。
小屋の人が、今朝気温が低かったから、湯の温度もちょっと低いって言ってたな。
そのくらいがちょうどいいよ~。のんびりしたいところだけど、あんまりのんびりできません。

9:00お湯を出て、服を着ますが、濡れた衣服を着るのに時間がかかった。

9:30温泉を出発。9:53夢ノ平に到着。
結構長く感じたよ。ご飯を食べていないのもあって、疲れてきちゃった。
でも、本当に、一番の山奥に来た。果ての地で景色独り占め。暑い。

来た道を戻り、温泉沢を通り過ぎ、山荘まで今度は登る。

10:30高天原山荘到着。
軽食は11時からですって。あれ~期待していたのに~。では、カップラーメンでいいです。
カップラーメンを食べて、水を補給し、11:00高天原山荘を出発。

とりあえず、み~の予定表では11:00に高天原山荘を出発するのは予定通り。
だけど、ちゃんとしたご飯を食べられなかったのと、岩苔乗越まで180分という標識が気になる点だった。

岩苔乗越への分岐から、事前の調査ではなだらかな登りがずっと続くという。
普段なら結構得意分野だけど、暑いし、すでにもう疲労が出ていたので、正直自信が無かった。

途中で水晶池に寄るつもりでしたが、小屋の人の話では、このところの日照りで水が
干上がっているらしい。そういえば雲ノ平の池塘も干上がっていた。
そして、すれ違った男性2人組の方に聞いたところ、今回は寄らなかったけど、以前行った時
水が濁っていて、その時はたいして美しくなかったとのこと。
やはりキレイな時に見てこそのものだから、今日は寄らなくてもいいんじゃないかと助言を受けた。

11:50水晶池との分岐到着。時間のこと、疲労のこと、景色のことを考えて、水晶池はスルーした。

この辺り、今回の山たびの中で、一番辛かった場所。
木々の隙間からは、昨日よりも澄んだ青空が見える。でも今日はほぼ樹林の中を歩いている。
今日が稜線歩きだったら、どんなに良い景色が見られただろう。
いや、でも悪天の高天原だったら、せっかくの温泉が台無しか。雲のない快晴の日は暑いし、
樹林の木陰歩きが正解だったと思いたい。

歩いても歩いてもずっと同じような樹林帯が続く。いつになったら変化が現れるのかな~。
足元に意識がいっているので、頭を木に何度もぶつけて痛かったよ~。

13時頃、樹林を抜けた。視界が開け、広いお花畑にでた。お花がキレイ。
平常心でここにいたならば、素晴らしい眺めにもっと感動しただろう。
お弁当を食べるのにちょうど良い場所だ。
しかし、稜線がまだはるか頭上に見え、いつ岩苔乗越へたどり着けるのかも分からない状況下では、
楽しむ余裕もなかった。

沢を越え、斜面が急になってきた。暑いな~。お水足りるかな~。お花キレイなんだけどな~。
暗くなる前に小屋に着けるのだろうか。心配になってきた。

下ってきた2人組に会った。下ってきた人にあとどれぐらいですか?と尋ねるのは愚問ですが、
今回ばかりは聞いてみた。そしたら、あと30~40分くらいですかね~、とのこと。
下りの人が登りの時間の目安をいうのは結構難しいと思うけど、答えてくれてありがとう。
人の足跡をたどってきたつもりが、途中、なんだか道じゃないところを歩いていた。
あれ?どこで間違えたんだろう。頭上に道標が見えてきたので、そのまま、道じゃないところを
道標まで進んだ。
(一般的にこういう時に道迷い→遭難ってなるんだろうな。)

13:50岩苔乗越到着。
は~疲れた~!やっと着いた~!標識通り3時間かかっちゃったよ~。
標識通りと言えば聞こえはいいが、自分のスケジュールよりは大幅オーバー。

ここは北アルプスの交差点。誰かいるかと思ったけど、寂しいな~。誰もいないよ。
心細いけど、天気がいいからなんとか気を確かに持てるよ。
ここから源流碑まで40分、源流碑から三俣山荘まで45分、15:20頃に山荘に着けるかな?
明るいうちに着けそうかな?
鷲羽、水晶が手に取るほどの間近に見える。今、すごい所に立っているんだよね、み~。

すぐそばに「水場」の標識があった。ちょっと心配なので、お水を補給していきましょう。
黒部源流のお水だよ~。
3時間ずっと登ってきたので、下りはちょっと楽に感じる。でもそれは最初だけ。
30分ほどですぐ休憩。
沢沿いに歩くのはなんだかほっこりするね。

15:00源流碑到着。やっぱり下りは苦手なの。
三俣へ向かう人の列を見かける。なんだか勇気でた。
源流碑から三俣山荘までは登り。ここは昨日下りで通った道なので、なんとなく予想はできていた。
沢の流れを何度か渡渉するんだよね。
疲労でゆっくりしか登れないが、ゆっくりでも諦めなければいつかはたどり着くでしょう。
でも、昨日沢の水で足を冷やしたポイントになかなかたどりつかず、ちょっと焦る。





下ってきた男性に、あと20分くらいで小屋ですよ、と励まされるが、半信半疑。
まだまだだと思いながら登っていたところ、テントが視界に入ってきた。
あれっ?まだ明るいのに、誰かビバーク中ですか?その後すぐ、荒れた古い小屋が見えた。
この小屋は、三俣のテント場にある古い小屋。
え~!テント場に着いたんだ~!!やった~!
足を冷やしたポイントは、いつ通り過ぎたんだろう。まぁいいか。


15:45三俣山荘到着。
自分の中では小屋到着時刻としては遅いと思うけど、まだ全然明るいし、他の登山者さんもまだ
続々来ている時間帯だから、今回はギリギリセーフということで納得させた。

以前三俣山荘に泊まった時は、屋根裏みたいな大部屋で過ごしたせいか暗いイメージだったが、
今回はキレイに改装された部屋に案内された。通り道沿いの寝床だったため、自分の寝床付近に
荷物を置くスペースが無い点が不便だったかな。

連泊割引サービスがありました。前日にグループ小屋の雲ノ平山荘泊だったので、
500円引いてくれた。夕食付8,400円のところ、7,900円にしてくれました。やす~。ありがとう。

昼の間サングラスをず~っとかけていたせいか、取ると、室内でもまぶしく感じて目を
開けていられない。サングラスの威力を痛感する。

夕食は、名物のジビエシチュー。おいしかったよ。目が開けられなくて、涙を流しながら食べた。
そんな状態だったので、相席のみなさんとお話しできなくて残念だった。

高天原で会った男性と再会!温泉沢を登って、水晶岳~鷲羽岳を経由してきたのだからすごい。

夕食後、食堂がカフェ&バーになるので、コーヒーを注文して、のんびり過ごす。
窓から眺める夕焼けがきれいだった。











今晩も、一人布団一枚のスペースがいただけた。
横になっても足がパンパンでなかなか眠れなかったな~。疲れ過ぎ~。

普通、台風が南海上に発生したというニュースを聞くと、次の週くらいに日本に
近づいてきますよね。今回、台風が2日前に発生しましたが、明日の夜辺りから影響がでるようです。
来るのが早すぎやしませんか?でも、明日は来た道を通って下山するだけなので、
さっさと下りて帰ろう~~っと、この時は楽観的でした。
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雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28 2日目

2018年07月29日 14時40分04秒 | 山たび日誌
雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28

2日目
7月26日(木)

双六小屋 → 双六岳 → 三俣蓮華岳 → 黒部源流 →
             日本庭園 → スイス庭園 → テント場 → 雲ノ平山荘 +祖母岳往復


『雲ノ平・高天原』2018.7.25~28
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3:30アラーム。無駄に早起き。

とりあえずお手洗い行って、着替えから帰ってきたら、食堂前に朝食待ちの列ができていた。
最後尾のベンチが一人分だけ空いていたので、思わず座る(苦笑)それが3:50。

貴重な朝の時間をただぼーっと40分過ごした(失笑)。
窓越しに空が朝焼け(失笑)

4:30朝ご飯を急いで食べて部屋に戻ると、隣のお姉さんはすでに自炊のご飯を済ませた後で、出発準備中。
朝の時間の使い方、間違えた~。み~も急いで出発準備。部屋の皆さんにお礼を言って、外へ出た。


5:30双六小屋出発。
最初の取り付きは急登です。が、お天気が良く、風も穏やか。疲れはありますが、楽しいです。
稜線に出ると、山々が見渡せる。は~幸せ~。
乗鞍、御嶽が雲の上に島のようにぽっかり。

電波の通じる所での~たんへ電話。
電話のモバイルバッテリーを持ってきてはいますが、極力省エネで。
カメラも、立ち上げたらすぐ撮って、すぐオフ。なにしろ4日間だからね。省エネで行きますよ。



幸せを噛みしめている


6:50双六岳山頂。



ついこないだ見たような気がする



いい景色です~。黒部五郎岳の雪渓は7月というのにだいぶ小さくなっていた。
去年9月に見た時と同じくらいな感じ。

楽しい稜線歩き。
それなりにアップダウンはあるけれど、景色良すぎてそんなの気にならない。
途中でライチョウ家族に出会ったよ。


8:30に三俣蓮華岳。


ここは北アルプスの展望台。黒部源流の渓谷や水晶岳や鷲羽岳などもきれい。


三俣蓮華は百名山じゃないって、本当ですか?



深田さんはここからの景色を見てなかったのでしょう。


三俣へ向かう下り坂は、久しぶりに通る道だ。
帰りに登りで使うので、よく観察しながら歩く。三俣蓮華岳のカールのお花畑がとてもきれい。
帰りは巻道で帰るぞ。


9:35三俣の水場へ到着。ここからさらに黒部源流へ下る。


沢で時間を費やす



下りは疲れる。下りは苦手。
途中で靴も靴下も脱いで沢水で足を冷やしたり、ゆっくり下ったら、予定時間を大幅オーバーしてしまった。
三俣蓮華岳から黒部源流まで下り1時間のコースタイムのところ、なんと2時間もかかり、
黒部源流に着いたのが10:38。


そして源流からは地図にも急登と書かれている登り坂だよ。

双六小屋で同室だった人にも警告されていたので、知ってはいましたが、こりゃすごい。
上を見ても終わりが無くて、いつになったら登り切れるのだろうか、果てしなかった。
そして、日も当たって、すごく暑い。はぁ~。
しかし、ここを下ってくる人もいる。彼らもきっと大変だ。

何度も立ち止まり、何度も上を見上げた。

黒部源流から祖父岳にかけての場所から見る景色はまったく想像していなかったものだった。
谷越しの黒部五郎岳、
三俣山荘越しの槍ヶ岳、
よくある写真とは全く違う、下から見上げる鷲羽岳・ワリモ岳。
苦しいながらも写真をたくさん撮った。


そうはいっても、あの、薬師沢から雲ノ平へ行く登りよりはマシで、
1時間かかるかどうかくらいで急登は終了。
(なあんだと思った方は一度行ってみましょう)

祖父岳分岐までのルート後半は少々のアップダウンはありますが、
雪田(看板はありませんでしたが日本庭園だと思う)やチングルマ、
そして待望の雲ノ平や水晶岳を眺めながらの横移動。
途中で出会ったおじさまも、「景色が良すぎて、撮影ばっかり。前に全然進まない」と
嘆いていらっしゃった。み~が進まないのは疲れのせいもあったけど。
この素晴らしい眺めを満喫できている今、この世で一番幸せなのはみ~とこのおじさまだろうと思っていました。

祖父岳分岐12:15。
昔はキャンプ場へ直接下る道がありましたが、今は尾根を遠回りして行く道が付け替えられています。
昔の地図とは違うので要注意。

世界で一番幸せな人



疲労のせいで 締まりのない顔に。







13:10スイス庭園到着。ビールと手羽先でかんぱ~い。


目の前に水晶岳。眼下に明日行く予定の高天原。だいぶ下るな。そして水晶池。


水場。


雲ノ平山荘は、水に乏しい小屋なので、飲料水は有料、水道は蛇口をひねっても
ちょろちょろとしか出ないということです。
雲ノ平テント場の水場で水を汲んでいったほうがいいよと双六小屋で同室だった人に聞きました。

事前にネットで調べた時は、その水場も水を溜めるのに時間がかかるとありましたが、
昨日はたくさん出ていたから大丈夫と教えてくれたので、雲ノ平山荘へ行く前に水場へ寄りました。

テント場のトイレで体を拭いて、水場でコンタクト洗ったり、洗顔とか、歯磨きとか、
いつもなら小屋の洗面所でやるようなことを全て済ませてから、
水をあらゆるボトルに汲んで、雲ノ平山荘へ向かいました。
キャンプ場から小屋までの間、30分くらいでしたが、洗顔を済ませているという事は、
日焼け止めクリームを顔に塗った状態ではないという事。
西(進行方向)から日差しを浴びて、ひやひやしていました。

でも途中のコバイケイソウの群生とか、写真を撮りたいし。太陽が恨めしかった。

雲ノ平山荘15時過ぎ到着。夕食付で8,400円。

小屋内。


新しく建て替えられて、きれいだった。
小さな小屋でそんなに人もいなかったので、まったりした空気が流れていてとても良かった。

それでも、天気がいいからこのあとどれだけ人が来るかわからないし、混雑を覚悟するように言われた。
洗面は済ませているので、外で衣類を干して、あとはまったり。
17:00から名物の石狩鍋の晩ご飯。もりもりおかわりしたよ。

石狩鍋



夕食の後、一人布団一枚でいいです!と通達があり、わ~い!


雲ノ平山荘の洗面所。なんてかわいらしいタイルづくり。



18:20頃夕焼けの写真を撮りに祖母岳へ向かう。

もっと早く小屋に着いて、余裕持って夕食前に行けるつもりだったのだが。
日焼け止めの件もあったし、まぁ、夕暮れ時で結果良かった。

木道を歩いていると、ソロの男性も来たので、一緒に山頂へ行ったり、
山頂はそれほど眺め良くなかったので撮影スポットを求めてうろうろと行動した。

日が沈んだら、暗くなって危ないので、急いで小屋へ戻る。
夕日はもちろんだけど、東の空に上った丸い月もきれいだった。

小屋へ戻ると食堂でスライドショー(伊藤正一さんの三俣開拓の歴史)が始まったので、それを見た。
コバイケイソウの当たり年と言われていますが、20年近く小屋に入っている小屋主さんでも
これだけたくさん咲いているのを見るのは今シーズンが3度目くらいだそうです。

その後明日の準備をして就寝。
日が長いと行動時間も長くなってしまうので大変だ。
小屋での寝心地は、家に比べるともちろん劣ってしまうのは仕方がないが、この日は結構よく眠れた。
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雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28 1日目

2018年07月29日 14時29分11秒 | 山たび日誌
雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28

1日目
7月25日(水)


新穂高 → わさび平 → 鏡平 → 弓折乗越 → 双六小屋

『雲ノ平・高天原』2018.7.25~28
オンラインアルバムはこちら



4:20新穂高到着。

外に出るとまだ暗いし、薄着では寒いくらい。
いつからロープウェイ駅前に下されることになったんでしょう。
ロープウェイ駅前に下されても、この時間は何もないので、歩いていったん
登山指導センターまで下る。登山指導センターは電気がついていて、お手洗いも
開放されているので便利。平日だから人はまばらでしたが、土日だと早朝でも
混んでいるのでしょうか。明るい所で準備した。登山届を出す時に、下山カードの存在を知り、
1枚もらう。

くるぶしが痛いので、初っ端からジョギングシューズに履き替えて、5:00林道を歩き始めた。
林道であれば登山靴よりジョギングシューズのほうが歩きやすいけど、その分重い登山靴を両手に
持って歩いている。それってどうなの。


6:11わさび平小屋到着。
おっ?わさび平小屋は増築&改築中でした。もちろん営業しながら。の~たんが作ってくれたおにぎりを
ここで食べて、ほっこり気分に。そして登山靴に履き替えますが、くるぶしが痛いので、
極力靴に当たらないように、足首より上はほぼ解放状態。今回の旅は終始こんな感じでした。

小池新道はなんて歩きやすいのでしょう。石がほどよい間隔で積まれていて、歩きやすいです。
登山道を作った人にお礼を言いたい。

7:55秩父沢、9:27シシウドガ原。
途中でペットボトルについて不思議な事言ってくるおじさんがいて、びっくりした。
フタに穴開けてストロー差せる仕様になってるやつ、いらんか?って。

10:35鏡平小屋到着。


予想していたけどとても暑い。雲があり、直射日光ではないので日傘は差しませんでしたが。
鏡平でかき氷を食べようと思って来ましたが、一人で食べきれない可能性があり、
無理に食べると今度は寒くなるかもしれないのでやめました。

快晴ではありませんが、槍穂高や西鎌尾根もよく見えて、いい景色。

アイスコーヒー。おいし。

家から持ってきた水筒の中の氷と、バスの休憩地点で買ったコーヒーを合わせた。


鏡平より上に行くと、周りの登山者の皆さんもそろそろ疲弊してくるので、み~も含めて
みんなゆっくりペースに。でも中には日帰りで双六往復とか言って走ってるランナーもいました。

12:30弓折乗越を越えると、高山植物がたくさん咲いていた。
チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、クルマユリ、クロユリ・・・とにかくたくさん。
お花畑が圧巻。ここまで来ると、今日の行程は残りわずか。ちょっと安心感がでてくる。


雪田


14:05双六小屋到着。2食付き9,800円



常ですが、女性ソロもしくは2人連れが集まる部屋に通される。
今日は混みますが、予約者は布団1枚で寝られますとのこと。やった~!
雪渓からの水を取れる小屋なので、洗面所で顔洗える。なんとお手洗いは水洗。すげ~。
乾燥室はヒーターががんがんついているので、汗で濡れた衣類がすぐ乾いて快適~。
同室の女性たちがいい人達で、山のトークが楽しかったです。特に寝床が隣りだった若い女性からは、
小屋での過ごし方をいろいろ勉強させてもらった。さっそく次の日から参考にさせてもらいました。

夕食が16:30とは、早すぎる。夜中にお腹がすいてしまう。

南の海上に台風が発生しました。


夕方、空の雲が赤く染まっているのが見えましたが、双六小屋からは景色はあまり見えないので、
特に何もせず。稜線まで登ればいい景色が見られたでしょうね。
就寝は20時頃でしたが、暑いのと、案の定お腹空いたのでなかなか眠れませんでした。
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雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28 0日目

2018年07月29日 14時25分07秒 | 山たび日誌
雲ノ平・高天原 2018.7.25〜28

0日目
7月24日(火)

自宅 → 名古屋駅 → 名鉄バスセンター → 新穂高


おや?


梅雨明け以降、ずっと天気のいい日が続いていたが、金、土辺りからは幾分雲がちの天気予報、
だけど前半の好天はほぼ確信的なので、ほとんど悲観していなかった。
暑さのあまり、防寒具を置いて行ってもいいのではないかと思っていたほどだった。

会社から帰宅後、準備していると、やっぱりちょっと寂しい気分になってきた。
今日は、家の布団で寝られないんだ・・・。天気がいい予報でもこんな気分になるんだよ。
天気悪かったら、どうなってしまうの。

21:00駅までの~たんに送ってもらって、寂しさMAX。公共交通機関で行くときは、絶対こうなる。
でも軽自動車を一人で運転していく気力はないし・・・。明日から天気いいんだよ。
行かなきゃ、それはそれでひどく後悔するよ!頑張って、み~。

21:27の電車に乗り、名古屋へ。今回は名鉄BCから乗車するので、ナナちゃん人形の方向へ
歩いている時に異変が。くるぶしが痛い。
え~?もぅ、いきなり?先日の大天井岳の疲労が取れてないようだ。初っ端から問題発生だ。

地図にはありませんが、ファミリマートがあります。便利になった。


バスを待っている間に扇子大活躍。

23:00名鉄BC発。
昔乗ったバスに比べるとだいぶ良くなった。シートもゆったり良くなったし、フットレスト付きだし、
車内にパウダールームあり。今回は平日ということもあってか、空いていた。
ネッククッションと耳栓して睡眠ばっちり。ずっと寝ていたかったけど、途中でお尻やももの辺の
血流が悪くなって、エコノミークラス症候群になるかと思った。途中の休憩地点にはローソンがあり、
ここで最後の買い物ができる。買う物はないが、血流のために降りて、コーヒーを買った。
まもなく、ほおのき平に到着。はやっ。
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雲ノ平・高天原2018.7.25〜28 計画段階

2018年07月29日 13時19分53秒 | 山たび日誌
雲ノ平・高天原2018.7.25〜28 計画段階


社会人になって以来、4連休以上の休みは、年末年始にしか取ったことがない。
その時勤めていた会社によっては、年末年始も仕事という時もあったな。
若かった。

年末年始以外では・・・・・
2000年のお盆と、2009年のシルバーウィークの2回だけ、
まとまった休みを取ったことがある。


そんなみ~にビッグで革新的なニュースが入ってきたのが去年(2017年)の秋だった。
最大で5連休(土+日+有給3日)を取得出来る制度が導入されるというのだ。


今まで山で2泊までしかしたことがなかったので、いくら5連休取れることになったといっても
いきなり4泊5日するのは体力的にどうだろう。
山中ではなく、帰ってきてからがツラいのではないかな?
なので、1日残して帰ってきて、最後の日は片付けと、家でのんびり過ごすのが
いいのではないかと考えた。

今までやってきた2泊3日の行程では行けなくて諦めていたけど、
もしもう一日長い行程なら行けるかもしれない場所ってどこだろう・・・と考えて、
高天原と雲ノ平に行くことにした。

最初に考えたのは、折立から入山して、大東新道を通って高天原へたどり着くコース。
11年前の2007年に初めて雲ノ平へ行った時、薬師沢から雲ノ平へ登る急登が
とてもきつくて苦しかったのを覚えているので、そこを避けるコースだ。
だが、ネット等で大東新道を調べてみると、ここもタイヘンらしい。
B沢までの川沿いの道は美しくて、楽しそうなのが期待できるが、足場のない岩場があり、
腕力のない人、背の低い(手足の短い)人は川へドボンもあるらしい。
当然川沿いなので雨の日は増水して危険。B沢の後、川沿いを離れてからは、
沢と尾根のアップダウンを何度も繰り返す。地図上は実線だが、
破線(バリエーションルート)にすべきだという意見も見られ、困惑してしまった。

じゃぁ、新穂高から入山するか。この場合は、道がしっかりしているし、
小屋もたくさんあるし(人もいっぱいいるし)、晴れれば景色もいいね。
名古屋発のバスの場合、新穂高に4:20に着くので、早い時間から歩き始められる点も、
ポイント高い。この便は、昔は申し込むだけでも苦労したけど、
今はネットで予約・決済・取消ができるようになったので、本当に便利になった。

本当は、雲ノ平で一泊、高天原で一泊したかったけど、それだと、
4日目に下山することが出来ない。高天原は温泉に入るだけにして、
泊まることは、今回は諦めた。

5連休といっても、そのうち2日は土日なので、たった3日の有給休暇を取るだけなのですが、
仕事についても、数か月前から準備を整えた。
もちろん、休む前に出来ることは全て片づけて、前日の段階では何もない状態にしておいた。
はぁ~、休みを取るって、意外とタイヘンなのね。取ったことないから知らなかったよ。
このモチベーション、1年に何度もできることではないよ。


梅雨が明けて以来ずっと暑い日が続いている。
普段の山では寒さ対策が必要で、暑いのは寒いより幸せ、我慢すべきと思っているが、
さすがにここまで暑いと、暑さ対策も必要かなと思えた。ボトルに氷を入れて、
日傘と扇子を持って。いつもは長袖シャツに半袖シャツを重ね着するけど、
今回は半袖シャツのみにして、日焼け対策として首にタオルを巻き(暑いときはタオルを
沢の水で濡らす)、アームカバーをしよう。

初めての3泊ということで、やむなく増えた荷物もありますが、
その分、なくてもなんとかなりそうな物は極力持って行かない。
ただ、去年ジョギングシューズを持って行かずに後悔した経験があるので、
今回は、しっかりリュックに入れました。

持って行く物の選別に頭を悩まし、準備がはかどらない。

(ダンベルがミエテマスね)

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やっぱり運休

2018年07月28日 18時59分26秒 | 山たび日誌
電車止まるみたいです。
とりあえずバスは運行するので
名古屋までは帰ります。

風呂なんか入っとる場合じゃなかった。
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取り急ぎ報告ー雲ノ平・高天原ー

2018年07月28日 17時48分30秒 | 山たび日誌
2018.7.25〜28

無事下山できましたが、
台風で交通機関がシンパイ。
帰宅できるのでしょうか。


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あれっ?

2018年07月24日 12時41分01秒 | 山の関連


なんか 天気あやしくないですか。
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暑すぎて

2018年07月23日 12時21分07秒 | 日々のあれこれ
人間もシンパイですが
クルマは 大丈夫なんでしょうか。

日本のクルマは
何度までの想定で作られているのでしょうか。
アスファルトの熱でタイヤ、穴空いたりしません?

アフリカでも日本車走ってるくらいだから
大丈夫かな?
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熱中症対策

2018年07月23日 12時15分28秒 | 日々のあれこれ
塩です。


あやしいモノでは ありません。
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大天井岳 2018.7.14〜15 2日目

2018年07月15日 23時49分36秒 | 山たび日誌
大天井岳 2018.7.14〜15

2日目
7月15日(日)
大天荘 → 常念乗越 → 一ノ沢 → 田淵行男記念館駐車場 → 安曇野IC → 岡崎

『大天井岳』2018.7.14~15
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4時頃に起床して、モゾモゾと準備。

4:45外へ出たら、今日も良いお天気


なにしろテント場のテントが多いので、夜明けの写真を撮りにいくのも、足元注意ですゎ。
うっかりすると人のテントのロープに足を引っかけて転んでしまいそう。




朝食は2回戦に行くつもりでしたが、1回戦の席がまだ空いていたので朝食を頂きました。
他のみなさんはきっと山頂まで行ったのでしょう。



お手洗いといえば女性用に行列ができるイメージがありますが、山の朝の場合は男性の(大)が深刻ですな。
そもそも男性の登山者の方が多いのに、(大)用が女性用より少ないですもんね。

6時頃出発。
槍穂高もよ~く見えるし。立山や白馬もよく見える。なんといっても鹿島槍が美しい。
鹿島槍の形の美しさをあれこれ声に出して熱弁していた。はたから見たら変な人。
普段一人で山に来た時は声に出して言うことはあまりないけれど、今回はの~たんがそばにいるので、
ぜんぶ吐き出してしまった。
「ずっとこの景色を見ていたいよ。ずっとここにいたい。
 ここで死ねたら幸せだ。ここで死なせてくれ。ここに埋めてくれ。」
我に返って、自分でも笑ってしまった。


ここに埋めてね



一人でここまで来れるかな



埋骨が違法なら散骨でもいいよ


暑い夏だけど、それでもまだ雪渓の上を歩く部分があるのも楽しかった。
常念乗越へ向かう下りに差し掛かる頃に疲労が強くなってきた。

8:30頃常念乗越到着。
常念小屋は、完全にお客をシャットアウトしてしまって、売店すら営業していませんでしたが、
何時から営業を始めるのでしょうかね。お水買いたかったのにな。

荷物を置いて、常念岳を往復したかったのですが、疲労が強くなり、ここから一ノ沢へ下りることを考えると、
今回は(も)パスすることにしました。

小屋の公衆電話からタクシーを予約するように地図等に書かれていますが、常念小屋は閉まっているため、
この場合はどうするのですかね?
電波が弱いので、携帯電話ではちょっと不安。なんとかの~たんの電話で繋がりそうなポイントを探して、
電話することができました。良かった。

9:30頃下山開始。
一ノ沢の登山道は、前回の時も書いていますが、特に何もないつまらない道だった。
崖から落ちそう&石を落としそうになって 焦った。の~たんと沢遊びしたり、あと、7月なので花がキレイだったし、
雪渓が撮影ポイントになったり、猿の群れがいたりと、ちょこっと楽しめた。
でも、疲労の中、なが~く感じたな~。最後の方は、ゆっくりゆっくり歩いた。
ヒエ平登山口に着いたのは14時過ぎ。常念乗越から5時間近く掛かってしまった。は~疲れた~。

ヒエ平登山口は下りてきた人がたくさん、タクシーを待っていた。
誰それさん予約のタクシーが来て、誰それさんを乗せていくというパターンかと思っていたら、
タクシーの運転手さんは、お客さんの名前を把握していない様子だった。
誰のタクシー?どうする?乗っていいなら乗っちゃうけど?みたいにごちゃごちゃしていた。
で、さっさと乗り込んだ(笑)。
運転手さんに聞いたら、安曇野の主要タクシー会社から他の松本とかのタクシー会社が依頼されて、
あるだけのタクシーを稼働させているとのこと。タクシーはどんどんと登山口に向かい、
いる人からどんどん乗せるように言われているらしい。で、予約した人は、予約したタクシー会社と
自分の名前を告げて、タクシー会社へ完了報告が行く仕組みみたい。下りてきたばかりの人は
そんなこと知らないから、予約した人はごちゃごちゃもするわな。行きもすごい混雑ぶりだったけど、
帰りもすごいんだな。

田淵行男記念館の駐車場へ到着。


タクシー代が5,700円もかかった。
今回、バス2人で3,400円もしたし、空いた日ならこんな出費はしなくても済んだのにな~と思いつつ、
山はやっぱり天気良い日に行くのが何よりなので、たまの2人旅、仕方がないかな、とも思いました。
山も暑かったけど、下りてきてももちろん暑い。2人とも無事に帰って来れて良かった。

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大天井岳 2018.7.14〜15 1日目

2018年07月15日 23時30分21秒 | 山たび日誌
大天井岳 2018.7.14〜15

1日目
7月14日(土)
田淵行男記念館駐車場 → 安曇野の里バス停 → 中房温泉 → 合戦小屋 → 燕山荘 → 大天井岳

『大天井岳』2018.7.14~15
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朝トイレに行けないのは非常に残念だけど、場所を移動することで、
クルマを停めるスペースがなくなってしまっては困るので、強行することにする。
中房温泉登山口のトイレの状況を知っている身としては、ここでトイレに行けないのはかなり心配だが、
トイレがないのだから仕方ない。

まだ暗い中、安曇野の里バス停へ行くと、数人のお客さんがいた。
無事に始発4:40のバスに乗り込むことができ、第三関門のクリアってところかな。

そして・・・ここからが問題だった。バスが穂高駅前の駐車場に着いて車窓から見えたものは・・・
だだっ広い駐車場にいっぱいのクルマクルマクルマ・・・そしてバス停に並ぶ人の行列・・・・
すごいまだ5時前なのに。三連休ってすごいんだ・・・・。バス一台ではとても乗りきらないお客さんの数。
運転手さん達はもうタイヘン。無線であちこち連絡しあっていた。始発のバスに乗ったつもりが、
すでにタクシーやら増発したバスが中房温泉に向かっているようだ。

穂高駅前にも行列、山のたこ平駐車場にも行列、臨時駐車場の有明山神社にも行列、
バスに乗れずに待ちぼうけしている人の数、およそ数百人。安曇野の里バス停での乗車を
選択して正解だったな。こんな行列に並んだら、いつバスに乗れて、いつ中房に着くのだろう。
しかも、中房温泉駐車場は当然満杯で、タクシーで向かった登山者も大勢・・・うわ~こんなの初めて。
登山口のトイレはどうなっているのだろう・・・
バスに乗っている間、気が気じゃなくて、トイレに行きたい気持ちも強くなっていった。
そしてようやく中房に着いた。長く感じたな~。

トイレの行列・・・。そりゃそうだよね。トイレットペーパーを持って、その行列に並ぶ。これ以上行列が長くなる前に。
しばらく待っていたら、10分ちょっとでトイレに入れた。思ったよりも早かったし、
トイレットペーパーも備え付けがあった。よかった。少し戻って第二関門クリア。
登り始めの遅れを心配していましたが、6:20頃に登り始めることができ、ホッとした。

当然、これだけ人がいるのだから、登山道も基本常に渋滞。いきなり急登から始まるけど、ゆっくりペースなので、
これはむしろ良かったのかもしれない。ただ、地図上のコースタイムが充てにならないので、
いつ目的地にたどり着けるのか、予想ができなくて困った。

途中で大天井岳が見えたが、とても遠い。でもまだこの頃は、そんなにタイヘンだとは思っていなかった。

9:40頃、合戦小屋に到着。
ここもまぁ、人だらけ。トイレ小屋の新築工事中で、資材などがスペースを占領しているので、余計に人口密度が
高くなる。日陰に座れるところを探すだけで苦労する。



11:21 大天荘がはるか遠くに見える



山の景色が見え始めて、暑いのはタイヘンだけど、景色が見れて、空が青いのって気持ちいい。
暑いし、疲れもでてきて、さらに景色がいいから写真も撮りたいし、時間がかかる。


11:22燕山荘が見え始めても、なかなかたどり着かない。



夏道が崩壊しかけていて危険ということで、冬道のきつい階段を登って、
11:40頃に燕山荘へようやく到着。
立山や、水晶岳など、向こう側の山々もキレイに見えて、すごいな~。
の~たん、初めて来たのに、こんな景色がいきなり見られるなんて、うらやましいぞ。

11:55大展望







日陰を探して休憩。13時近くまで時間を費やしてしまった。





ここからしばらくは横移動なので、ちょっと楽なはずなのですが、暑くてバテバテ、
しばらく行くと大下り、そして次は大登りもある。日陰をさがして休憩しながら。
前穂よりは楽だよとみ~に唆されて来てしまったの~たんにとっては、ツラかったことでしょう。
み~もツラかった。

大天井岳の最後の斜面、それを見ての~たんは卒倒しそうだった。
まだ明るい時間だけど、予定よりはかなり遅れてしまった。燕山荘で休憩時間を取り過ぎたせいでもある。
しかし、ゆっくりでもいいので歩かないと、今日の宿へもたどり着けないし、ご飯も食べられない。

喜作レリーフから上はもう、
「あと500m」の表示が出てきたら「あと400m」の表示まで100mを5分かかって、5分休んで、
っていうのを4回やった。

大天荘に着いたのは16時を過ぎていた。
まだまだぜんぜん日が高いとはいえ、こんな時間に小屋に着いたのは記憶に久しい。
でも、バテバテだったのはみ~たちだけではなく、
大学生風の若い男の子達も、み~たちと同じくらいバテていたし、
み~たちの後ろからもそんな人たちがまだ続々と小屋へ向かって歩いてきていた。
それくらいに暑くてタイヘンだった。

テント場はテントがいっぱい。
小屋の宿泊受付けも行列に並び、そこからさらに部屋に案内されるまで待つ、という感じ。
通された寝床が、本館(古いほう)の屋根裏部屋なので、熱がこもって暑い。ふ~。布団1枚に2人。

混んでいるとはいえ、大天荘は快適な小屋です。
の~たんも、それほどの拒絶はしていないようだった。着替えやら荷物整理したらすぐに晩御飯の時間。
よく考えてみたら、山小屋で特にすることもないので、まぁ、ちょうど良かったのかも。

18:36
大天荘は、ご飯のボリュームがあっておいしいので、の~たんも満足してくれたみたい。



ご飯のあと、夕焼けがキレイなので、大天井岳山頂へ向かってみた。渓谷の雲海、赤く染まる空。は~キレイ。日没後、暗くなる直前ギリギリのところで小屋まで下りて、セーフ。遅くなるつもりが無かったので、ヘッドライトを持ってなかった。で、寝床に着いたら20時。すぐに消灯だった。

19:16




19:30




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