心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「美しすぎる母」

2009-01-15 | 映画「あ」行
貧しい家庭に生まれたバーバラ(ジュリアン・ムーア)は、美しい容姿と社交的な性格を武器に
大富豪ブルックス・ベークランド(スティーヴン・ディレイン)の妻の座を射止める。貧しさから抜け出し、
憧れの上流階級での華やかな生活を謳歌するバーバラ。そんな中、待望の息子アントニー(エディ・
レッドメイン)が生まれ、健やかに成長していく。やがてアントニーが魅力的な青年となった頃、
ベークランド家は崩壊の道を歩み出す。アントニーは上流志向の母に嫌悪を抱き始め、ブルックスは
若い娘との情事の末にバーバラを捨ててしまう・・。


例によって、なるべく前知識入れないで見たので
(最近気になってた、ヒュー・ダンシーがご出演ということで見てみました)
この話が実話を基に作ってあったということを知ってビックリ。
それもラストに来て、ひぇ~この人たち絶対におかしい・・狂ってるとしか
言いようがない・・と思ってたら、テロップが流れ・・実話だったとわかり
さらにその後の彼らのことも流れ・・・
余計にショックでした。

実話ベースの映画が好きな私ですが、だからってこの映画が
面白かった・・というわけでもないんですよね~(^_^;)
上流階級の暮らしぶりと、もう愛なんて残ってるのか?というような夫婦と
こういう人たちに育てられちゃ、そりゃおかしくもなるかもしれない、という
ある意味とてもかわいそうな息子。彼らのぐちゃぐちゃな生活を
見ることが出来た・・と そんな映画でした。

かならずしも玉の輿がいいわけではないってわかってるけど
それをだめ押しで見せつけられた感じもしたし、息子への母親としての愛だって
あれは普通じゃなくて、ただのペット的なかわいがり方だったし
息子は親の愛にすごく飢えてたと思うし、父親なんて
父としての役割を少しでも果たしたのかな~?ってすっごく疑問だし
お金はあっても決定的に不幸な一家でしたね~。

お目当てのヒュー・ダンシーがなかなか出てこなくて
いつ?って待ってたけど、やっと中盤から登場。
といっても、またすぐにいなくなっちゃうんですけどね(^_^;)
ゲイではあるけど、母親とも関係を持って・・・という
複雑な役でしたが、やっぱり可愛かったです^^

母親バーバラの生い立ちとか、なぜこうなってしまったのかってところが
ほとんどなにも描かれてなかったので、そのあたり、もうちょっとしっかり
描いてあったらまた違ったのかな~。この夫婦関係が破綻していくところや
こんな両親を見て、そして育てられてしまった息子・・その過程も描き方が
不十分だったような気がするので、なんか盛り上がりませんでした。
とにかくこの人たちは“おかしい”という印象だけが残ってしまったのが
残念でした。

主演の二人、ジュリアン・ムーアとエディ・レッドメインの演技は
なかなか良かったんですけどね。でもきっとジュリアン・ムーアも
脱ぐシーンがあるだろうと思いましたが全くありませんでした(^_^;)

息子が昔飼ってた犬の首輪だけが、永遠の愛の象徴として
こだわりにこだわってた姿がとても印象的でした。
“愛”がほぼ存在しない映画でしたので。

個人的お気に入り度2/5

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6 コメント

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へんちくりん (こでまり)
2009-01-15 20:28:15
私もこれ見たんですけど、あまりにもへんちくりん過ぎて記事にするのやめちゃいました・・・
実話がベースと知って見たのですが、こんなおかし人達の話だとは思わなかったっ・・・!
もうちょっと誰かに感情移入出来るかと思ったけどそれも全くなしで・・・。
キャストは悪くないと思うんだけど、やっぱり脚本なのかなぁ、
「なんじゃこりゃ」で終わってしまいましたわ・・・
返信する
狂人への道ですねぇ (ちゃぴちゃぴ)
2009-01-16 01:36:32
私も思いました。狂っていかはる物語だなぁって。
近親相姦っていうとジョルジュ・バタイユのママン(イザベル・ユベール)も見たんだけど、あっちは行為自体はやっちゃってなかったような記憶…。ヘンタイ系でしたねぇ。息子がイケメンだったし。
どっちにしろあんまり気分のいい題材ではないですが…。
それとどうしても、比較してしまう。こっちは実話ベースという恐ろしさなんだけど。
なんだか、心象描写が欲しかった。
私も母親の背景がもっとあってもよかったのにって思いました。狂う説得力が付くと思われますよねぇ。
息子ももともと病んでたのかなぁ。
もうひとつ突きぬけたもんが欲しかった実話もんでした。
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こでまりさんへ♪ (メル)
2009-01-16 07:47:20
あはは!へんちくりん過ぎて・・って、わかります~^^
これ、ほんとに”変”でしたもんね~。
おかしな人たちばっかりでてきて・・。

でも、もしかしたらもうちょっと出てくる人たちに感情移入できたりするような作りにすることも出来たかも・・って思うんですが
仰るとおり、やっぱり脚本ですかね~。
”この人たちおかしい”ってことだけが
印象に残ってしまうような作りでしたもんね。
そうそう、キャストは良かったのに、もったいなかったですよね。
返信する
ちゃぴちゃぴさんへ♪ (メル)
2009-01-16 08:46:15
ほんま、そうどすな~?!(笑)狂っていかはる物語でした。
まずはさほど愛し愛されてたわけじゃないのに
(??ほんとのところはわからなかったけど)
玉の輿ってことで結婚したことに大きな元凶があるような気がしましたが、とにかく家族の本当の愛なんて存在してなかったし、みんな変でしたよね!
それならそれで、仰るとおりなんかこうもっと
突き抜けたものが欲しかったですが、そういうのもなかったし・・。すごく狂ってる話なのに、淡々と進んでいきましたよね~。
何がなにやらわからないうちに、どんどん変な方へ行っちゃう・・みたいな感じで。
そうそう、私も、息子も元々病んでたのかな~・・って思ったりしました。

「ママン」未見なんですよ~。
その変態系・・というの見てみたいです(^^ゞ
息子イケメンってのも見たいし(^ー^* )フフ♪
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おはようございます (なな)
2009-01-17 10:31:43
私もこれDVDで観たのだけど
(ジュリアン・ムーアのは最近駄作が多いのだけどなぜか観てしまう)
変なお話でしたね。何がしたかったのかな?
役者さんはみんな素敵だったのに勿体ない感じ。
エディ・レドメインも可愛かったし
そうそう,ヒュー・ダンシーがね,セクシーでした!
・・・・ちょっとついていけないキャラだったけど
彼の優しさや可愛さはよく出てたなぁ。
ジュリアン・ムーアをして「美しすぎる・・・」というのは
もう無理が出てきたね。
「ハンニバル」を久々に観たけど,あの頃の彼女は美しかったです。
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ななさんへ♪ (メル)
2009-01-17 23:06:30
ななさん、こんにちは~(ってこんばんは・・ノ時間でした(^_^;))

この映画、ご覧になってたんですね~。
そう、変な映画でした。
おかしな人たちをしっかりこの人たちおかしいよ、って見せてくれた感じですが、そこに
”なにか”が欲しかったですよね~。
ただこの人たちは狂ってる・・と思わせて
終わってしまったような感じで、もったいなかったです。

ほんと役者さんたちは良かったので、余計にもったいなかったですよね~。

>エディ・レドメインも可愛かったし
そうそう,ヒュー・ダンシーがね,セクシーでした!

でしたね~♪
可愛くて素敵な男性陣が出てたのに・・・
惜しいわ、やっぱり。

ジュリアン・ムーア、綺麗なんだけど
今回はそばかすが目立ちすぎちゃって(^_^;)
”あの”シーンだって服着てたし、脱ぐかな、と
思ってたけど脱がなくて(^^ゞ
ハンニバルの頃は本当に綺麗でしたね~♪
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