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小さい発見の日記

社会科見学・最高裁判所

2008年08月26日 | 散歩・自転車


社会科見学の続きを書きます。

国会を後にして、バスで最高裁判所に移動しました。
今回の見学で一番気になっていた場所です。

正門から入って、バスが玄関前に停車したときに添乗員さんから
「最高裁判所も国会と同じように、警備が厳しいので写真撮影は禁止となっています」
と言われてしまいました。
すかさず、デジカメを取り出して車窓から一枚!(写真)

まず、講堂に通されて裁判所の仕組みを説明したビデオを鑑賞しました。

大法廷に案内されて書記官(女性)が丁寧に館内を説明してくれました。
最高裁には大法廷のほかに3つの小法廷があり、小法廷には5人の裁判官が判決を下すそうです。
大法廷ではその小法廷の15人の裁判官が集まって判決を出す仕組みになっていて、法廷内には裁判官の椅子が15脚並んでいます。

最高裁に来る案件は年間約1万件あるそうですが、大法廷での裁判は約3件ほど。そのほかは小法廷で判決を出すそうです。
最近大法廷で、裁判をした案件は「フィリピン人の母親と日本人の父親の間に生まれた子供が日本国籍を取れないのは違憲ではないか」という内容だったそうです。

大法廷の内部は、自然の光が入る設計になっていて、天井が高く吹き抜けのようになっています。
このような天井をしている法廷は、日本でも最高裁だけで世界の中でもめずらしいそうです。
裁判官の両側とその対面には、計4枚の京都西陣織の布が掛っています。
そのデザインは、裁判の太陽と月を表しているそうで、とても幻想的な雰囲気を演出しています。

裁判所も希望すれば傍聴できるそうなので、次回は傍聴で足を運んでみようと思います。