MIHOの旅

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ドイツ・スイス・フランス周遊旅行 その51 モン・サン・ミッシェル修道院(5)編

2011-07-02 05:07:29 | ドイツ・スイス・フランス旅行
階段を下りると


途中、踊場があります。


その踊場には大天使とオベール司教の壁画があります。
モン・サン・ミッシェル修道院建設はオベール司教のお告げから始まったのでこの壁画が
飾られています。
708年、オベール司教は夢の中で大天使ミカエルからこの岩山に聖堂を建てるよう言われます。
けれども、夢の中の出来事だったので本当だとは思わず無視。2度目に同じ夢を見ても
夢だと思って、叉無視。3度目のお告げの夢で大天使ミカエルがオベールの額に指を触れて
強く命じたところオベールは脳天に稲妻の衝撃を感じます。あくまでも夢の中でですが。
けれども、翌朝、オベールは自分の脳天に穴が開いていることに気づき、大天使ミカエルの
お告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作りました。


この壁画は丁度、大天使ミカエルがオベール司教の頭に指を差し込んでいるところが
描かれています。


階段を降り切ると迎賓の間に出ます。丁度食堂の真下。
王や貴族を迎える部屋として使われました。


暖炉がありました。外の光がまぶしい。




小さいお部屋がいくつかありました。


モンサンミシェルの紋章のホタテ貝の柄のステンドグラス。


数世紀に渡り、増改築が繰り返されてきたため、複雑な形状をしています。


太柱の礼拝堂。修道院付属教会のゴシック様式内陣を支える土台として
15世紀に建設。重さを支えるため、その名の通り、太い柱が使われています。




マルティヌス礼拝堂。1000年頃に建設。


壁の厚さが分かりますか?壁の厚さはドアの幅と同じだけあります。
重さを支えるため、ここまで壁を厚く作っていると思うと感動します。


修道僧の納骨堂。19世紀に復元された中世の貨物昇降機があります。
1820年、修道院が牢獄として使われていた時に囚人用の食事を運搬するためのものでした。






車輪の中に人が入り、歩いて動かす仕組みです。軸に綱を巻き付け、荷物を引っ張り上げました。


こんなところに入れられて歩かせられるなんてぞっとします。


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