る印競馬

やっぱり馬が好き(*^^*)

今週の読み物

2006年03月31日 01時28分34秒 | 日記
★今日の読み物

・「怪力の母」(平田弘史)全3巻
怪力で知られる武士に嫁いだ寿(ひさ)もまた恐るべき怪力であった。前半の寿本人のエピソードが凄すぎ、後半の息子絡みのエピソードが尻すぼみに感じられるほど。しかし時代劇っていいなあ。

・「無名の人々・異色人物列伝」(平田弘史)全1巻
命を賭してふたつの村の水争いに終止符を打った老先生。倹約の美徳を認められて300石の扶持を得た侍。怪力の母。これがすべて実在の人物とは!目次のページに平田御大の近影があります。手描きの書が入ったTシャツが実にオサレです。

・「音やん」(中村博文)
寿司職人モノ。連載開始から数話は、婚約者の死から立ち直れずオカシなこともしていたのですが、立ち直ってからは腕は確かだし義理人情には厚いし知識は豊富と、大活躍。成長モノとしての面白みもある作品かと思いきや、主人公は職人として既に完成の域に達していたのでした。寿司職人がリーゼントってどうなのよ?とは思うんですけど。何より、寿司を握る所作の一連の流れが非常にダイナミックかつ美しく、毎回毎回魂を入れて握っている感じがしてすごくイイ。ビシっと決まった寿司の旨そうなこと!

菜の花に似ている

2006年03月15日 23時26分32秒 | 日記
「花屋に売ってなくて

そこらへんで取ってきた

もしかして犯罪かな?」

さよならの日に

あの人がくれた花束は菜の花

「一番好きって言ってたでしょう」

私はびっくりして言ってしまった

「今なら八百屋さんに出てますよ」

そして私たちは笑った

その人の笑顔は菜の花に似ていた

浅い春

2006年03月02日 23時04分53秒 | 日記
不思議ですね
穏やかに時が流れ
春がまた来る

哀しみは終わらないかに
思えましたが
今日は薄い光が射しています

こんな陽射しの中にいると
私は
乗り越えられるだけの悲しみしか知らない
幸せな人間だったんだと
そんなふうに思えてきます