世にも稀な大工漫画です。
これを描いているのがあの「緑山高校」の桑沢篤夫。山田芳裕の上をいく極端なパースとド迫力が身上。独特のオノマトペもイイです。まったく同時刻に生まれた二人、豪快そのものの大作と、地味そのものの工作が、大工を目指して「技能グランプリ」に出場し、それぞれに成長していく・・・というのが大筋ですが、とにかくこれが面白い。工作の緻密で確実な仕事ぶり、大作の無邪気で大胆な発想、そして技能グランプリの課題を通して語られる、大工のひとつひとつの作業の奥深さなどが、作者特有のウムを言わさぬパワーで描かれています。
全3巻とコンパクトな分ラストがやや唐突なのがもったいなく、また脇役にももっと話を膨らませてくれそうな要素があるだけに、もう少し長く続いて欲しかった作品です。
これを描いているのがあの「緑山高校」の桑沢篤夫。山田芳裕の上をいく極端なパースとド迫力が身上。独特のオノマトペもイイです。まったく同時刻に生まれた二人、豪快そのものの大作と、地味そのものの工作が、大工を目指して「技能グランプリ」に出場し、それぞれに成長していく・・・というのが大筋ですが、とにかくこれが面白い。工作の緻密で確実な仕事ぶり、大作の無邪気で大胆な発想、そして技能グランプリの課題を通して語られる、大工のひとつひとつの作業の奥深さなどが、作者特有のウムを言わさぬパワーで描かれています。
全3巻とコンパクトな分ラストがやや唐突なのがもったいなく、また脇役にももっと話を膨らませてくれそうな要素があるだけに、もう少し長く続いて欲しかった作品です。