《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

か~でぃ様、こちらが奥菜恵さんの絵本です

2013年01月31日 20時47分22秒 | Weblog
『三日月のいすに腰かけて』奥菜恵著(小学館文庫) 2002年8月1日初版第1刷発行 

鉄道好きの私には“ブルートレイン”色の表紙が嬉しかったことを覚えています。



「小学館絵本文庫」というシリーズがありまして、その第2弾でした。

同時期に
中島みゆきさん、さとう玉緒さん、中谷美紀さん、優香さんの絵本も
発売になっていました。



あのとき、どんな哀しみとか光とかが、確かに存在していたのでしょうか。
わたしには、ただただ光り輝いているお方、としか見えていませんでしたのに。
いまは、大丈夫ですか?



どんなときもお祖母さまはmegちゃんのすぐそばにいらっしゃると思います。大丈夫だよ、って。
(あっ、ドラマ『ふたり』で原さんが演じたお祖母さんみたい)

さらば、三木進一さん!

2013年01月30日 19時37分11秒 | Weblog
ときにタケさん、
(だから、タケさんて誰やねん?)

先だって「宗教のイロハも分かっておらん!」と噛みついた
三木進一さん著『夢追いびと 等伯』のその後なんですが、
226ページで読むのを中断し、2日間ほど放置したんですが、
あと18ページだから、と思い直してまた読み始めたのでした。



が、しか~~ぁし、……率直に言って、読むんじゃなかった……。


だって、長谷川等伯さん、京で死んじゃうんですよ。
ムチャクチャでござりまするよ。

最晩年になっても幕府に長谷川派を売り込むため江戸に乗り込む等伯をどう捉えるのか、
つまり、
野心、野望いまだ衰えず、さすが能登の仏絵師から一代でのし上がった男!と捉えるのか、
老いが、妄執、醜態、俗物根性を覆い隠せなくなった、と捉えるのか、
己を超えたであろう後継者(久蔵)を失った長谷川派総帥の悲哀を感じるのか、
など、作家の人間を観る力がもっとも試されるところなのに、

そして、等伯さんには、
そうまでして下った江戸に着いて、
わずか2日後のなくなるという
ドラマがそこに待っているというのに、

京で死んだことにしちゃうなんて、敵前逃亡ですか。


例えば『松林図屏風』のイメージとの整合性をとることから逃げたとか、
出版元から指定されていた紙数を超えてしまったとか、
(勝手な憶測で済みませんが)
そんなことが理由だったら、

本当にガッカリだよ!


京で死んじゃうことにするくらいなら、
死の直前で The end. にするか、

いっそ、等伯を主人公にして欲しくなかったですね。

さらば!三木進一さん。
「さすがは日蓮宗の住職に『南無阿弥陀仏』と言わせた男」
これを別れの言葉として捧ぐ。



ときにタケさん、
(だから、誰?)

2020年オリンピック招致の都民支持率が70%を超えたそうですね。
猪瀬さん、おめでとうございます。

私は、税金が増えたり、国・自治体の借金が増えるのではないかという懸念がどうしても払拭できないうえに、
都民ではないものですから、
日和見派ですが、
邪魔はしません。

それどころか、↓この招致シンボルマークは、とっても気に入っています。



このマーク、東京開催が決まったら公式マークになるんですよね。
公式マークは別に公募、ってのは無いですよね。

このマークをデザインした旗が東京中に、世界中に翻るなら、
税金・国債、目つぶっちゃおうかなぁ?

奥菜恵さん、次は名古屋で会いましょう

2013年01月29日 05時14分25秒 | Weblog
今日が『阿修羅のごとく』東京千秋楽ですね。

お疲れ様でした。


わたしは今回、家族の絆というものを考えさせられました。
自分の家族は波風がないかわりに、絆も弱いなぁ、と。



観ているうちにどんどん引きこまれるようなすばらしい舞台でした。

回を重ねるうちに、客席の反応も良くなっていて、
笑い声もずいぶん漏れるようになって、いい雰囲気が醸し出されていますね。



舞台は成長するもの、生き物。そういうことをしみじみ感じました。

三木進一氏へ糺す

2013年01月27日 23時37分12秒 | Weblog
昨日から三木進一著の『夢追いびと 等伯』(能登印刷出版部)を読んでいる。

ちょっと書き慣れていないことを伺わせる文体に、違和感を感じつつも、
珍しい小説が手に入ったので、むしろ夢中になって読み進めてきた。

しかし、
あとちょっとで読了という、226ページに来て、
先を読む気をほぼ失った。
本法寺の住職日通が次のような言葉を
長谷川等伯にかける場面が出てきたからである。


 「いやいや、全ては仏の御加護によるもの、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」


そしてこの言葉に等伯はなんの抵抗も感じずに会話を続けていく。

三木さん、本法寺は日通は何宗ですか?
等伯の実家、養家の菩提寺は何宗でしたか?
日通はたとえ焼かれた鍋を被せられても「南無阿弥陀仏」とは言わないと思うんですがね。

これは「仏教をあまり知らないから」なんて言い訳は通らない、
イロハのことだと思うんですが。
それともこの場面、
何か深読みをしなければならないところなんですかね。

ファイト!竹沢咲子

2013年01月25日 21時09分12秒 | Weblog
おお、なんと痛々しい奥菜恵さんのお姿であることよ。

明日と、それから名古屋でも舞台のお姿拝見する所存にて御座候。

どうか、風邪にも、インフルエンザにも、ウイルス性胃腸炎にも
罹患なされることなく、ハードな舞台を無事にお勤めください!

それにしても、なんとも、おいたわしや……



あれ?右側、鏡に貼られている「黄色い付箋と思われる紙」は私がお届けしたメッセージ?



解読不能。識別不能。

でも、過去にパーフィットの花山マネジャーさんから伺った情報に合致するし、

自分の心の中では、そういうことにしておこう。

昔の龍角散のCMみたいだけど。

megちゃんの御こころ、ファンを大切にするお気持ち、たしかに伝わりました!

と思わせていただきます。



そうだったのね。

2013年01月24日 21時55分28秒 | Weblog
前回、前々回の記事の流れを説明してしまいますと、

徳川慶喜さんで♪ファイトのCMを想起して、

「ファイト」を歌ったのが中島みゆきで、

それが、奥菜恵さんがツイッターで「白い猫になりたい」とお書きになった日でありまして、

「狼になりたい」はやっぱり中島みゆきの歌で、

じゃあ、ってんで、「白い狼になりたい」と洒落てみたんですが、


オマージュが会田誠的過ぎて伝わりませんでしたか?
ぶらぶら美術博物館でとても感動した夜でしたので。

会田の足元というか、足の小指の爪にも及ばない?それは失礼ぶっこきました。


で、CMの♪ファイトを歌っているのは満島ひかり嬢だったんですね。



「GIVE PEACE A CHANCE ~平和を我らに~」さん、
貴重な情報をありがとうございました。



これはJR総武線飯岡駅ではなくて銚子電鉄の駅らしいんですが、
飯岡駅自体が、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の時代の佇まいではなくなってしまっているんですものね。
こっちの方が、まだ面影がある。

半藤一利『幕末史』を読みて、徳川慶喜さんに捧ぐ

2013年01月23日 20時39分10秒 | Weblog
ファイト!

闘わない君のことを 闘う奴等が 笑うだろ~

ファイト!



平岡正明氏はかつてその著書で
「江戸っ子は佐幕派」
と書いておられた。
私は江戸っ子ではないが、両親は江戸っ子だ!下町じゃないけど。
だから今夜から、“徳川家”を「トクガワケ」とは読まず「トクセンケ」と読むことに決ぃ~~めた!

「あれは官軍じゃない、西軍・革命軍だ。」
と言う半藤氏にも痛く共感する。

『阿修羅のごとく』2度目の観劇:竹沢咲子に捧ぐ

2013年01月21日 19時44分49秒 | Weblog
昨日(1月20日)に2度目の観劇に行って参りました。

これだけ理解しやすく出来上がっているお芝居なのに、
昨日、2度目にしてやっと理解できた場面がありました。
そのことについて書きますので、以下、ネタバレ有りです。ご覚悟を。



陣内英光(広瀬友祐さん:咲子の恋人のボクサー)が、滝子(高岡早紀さん)と勝又静雄(中山祐一朗さん)の結婚披露宴の待合室で、

「勝又クン、もっと明るくした方がいいよ!」

というような内容の発言をしていた理由が、昨日になってやっと分かりました。
迂闊でした。あれほど分かりやすいお話なのに。
その理由が分かると、当日の朝になって、陣内が咲子(奥菜恵さん)の用意した「黒のスーツ」を拒み、
突然「白のきらびやかな服」を着ると拘った理由も違ってきます。
自分が目立ちたかった訳じゃないんだ……。
目がおかしくなっていたんだぁ!
空気が読めずに、披露宴をぶちこわした訳じゃないんだぁ!

やっぱり向田邦子さんってすごいワ。それとも台本書いた瀬戸山美咲さんがすごいのか、ふたりともすごいのか。

陣内のことや、彼をを選んだ咲子の「人を見る目」についても、一瞬疑っていた自分を大いに恥じます。
陣内さんも、咲子さんも必死に生きていたんですね。


ぽんた氏に捧ぐ

2013年01月19日 13時09分45秒 | Weblog
ぽんた氏が奥菜恵さんのTwitterにお寄せになったメッセージ

「明日センター試験です!励ましの言葉ください!一生のお願いです!待ってます!!」

ご要望に応え、
公演でお忙しい奥菜恵さんになりすまし、革命的奥菜主義同盟が励まして進ぜよう!
それも革命運動の一環であろう。オルグ、オルグ!



【ガンバレ!】文部科学大臣が田中氏や橋下氏じゃなかっただけでも、人生まる儲けだぞよ。

国語のセンター式出題では、
①設問の文中にヒントあり。
②傍線部の前後に解答のカギあり。
③文意が理解できなくても、文脈が理解できれば正解できる問題が現代文では多数ある。文章の一部が理解できなくても、因果関係を掴む努力を捨てるな。
④常識や自分の主義主張で選択肢を選ばず、忠実に本文に沿った記述の選択肢を選べ。



CX系で放映されていたドラマ『高校入試』が行った問題提起を充分に踏まえ、
国語の試験時間がとっくに終わった時間帯にしか、ぽんた氏を励ますことが出来なかったことは
大変に遺憾である。

しかしその責任の一端は、
長澤まさみ氏にあんな地味な衣装を着せたことと併せて、
こんな微妙な時期に『高校入試』を放映したCXにも負っていただきたいのである。

可能なら、ひまつぶしを初体験したい

2013年01月17日 21時25分19秒 | Weblog
「鰻のひつまぶし」がそれほど関東では知れわたっていなかったころ、
わたしは、てっきり「鰻のひまつぶし」だと思っていた。
関東だと(他の地域でもそうまかも知れませんが)、注文を受けてから焼く本格的なうなぎ屋さんて、
20~30分程度待つことは覚悟せねばならんじゃないですか。
名古屋では、どんな暇つぶしをさせてもらえるんだか、楽しみだぎゃぁ、
と思った記憶がございます。

ちなみに、ひまつぶしではなくて、ひつまぶしなんだと教えてくれたのは
『まんが パロ野球ニュース』に掲載されていたドラゴンズ・メインの野球マンガでした。
肖像権がうるさくなったせいか、
いつの間にか『まんが パロ野球ニュース』が廃刊になってしまったことを、
とても寂しく思い返すこと、しばしばの柴漬け。



え~~、さてぇ、奥菜恵さんご出演中の『阿修羅のごとく』のことなんですが、

大阪公演はどうがんばっても、馳せ参じることが出来ないことが各駅停車


いや、確定。

愛知公演(むしろ名古屋公演と記載すべきなのか?)はどうやら大丈夫そうなので、
さっそく先週末、e+でチケットを手配。

本日、そのチケットが手元に届きました。

21列で確保!!!!!!

まだまだ良い席が購入できそうですよ、東海3県ご在住の御仁!




やめて思い出を刻むのは心だけにしてとつぶやいた

2013年01月15日 22時39分43秒 | Weblog
何故か知らねど
荻野目慶子さんと、斉藤由貴さんの区別が
私の中ではなんとなくあいまい。

お二人とも【狸顔】って言うたら、ご当人はお怒りになられるかも知れませへんけど、そーでっしゃろ?
いつの間にやら、ワヤになって重なってしまいます。


制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ
頭かきながら逃げるのね ほんとは嬉しいくせして
人気無い午後の教室で 机にイニシャル彫るあなた

セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい

反対のホームに立つふたり 時の電車がいま引き裂いた


ああ、あと、そうそう、蓮井朱夏と菅野美穂の区別も今イチつきまへんのどす……



って、同一人物やって。

なんでこの書き込み、無理矢理滅茶苦茶な上方言葉で書かなあきまへんのや?

東京国立博物館 長谷川等伯『松林図屏風』展示終了

2013年01月14日 22時10分40秒 | Weblog
今回は終わってしまいましたね。

最終日が爆弾低気圧の影響で豪雪になるとは。
そのために行きそびれた御仁も少なくないのでは。

でも東京国立博物館は所蔵品を国民の財産と捉えているそうなので、
また4~5年の後には公開されるでしょうから、

そうがっかりしないでください。


ところで、私が敬慕している落語家の鈴々舎馬桜師匠が、
1月2日に(あれ?3日だったかな)ほぼ半日を東博内で過ごされて、

その主な目的は等伯の『松林図屏風』鑑賞であったということを消息筋から知らされて、
さらに師匠へのシンパシーを深めた次第であります。

もっとも師匠は雪舟に関する書籍をお読みになったのがきっかけで
等伯の『松林図屏風』を再度実物で目にしたいと思ったのだそうですが、

ベクトルが同方向であれば、細かいことはどうでもいい!

奥菜恵さんご出演『阿修羅のごとく』を観劇して来ました

2013年01月14日 07時59分41秒 | Weblog
全てが、ほどほどでちょうどいい感じ。



「ほどほど」って褒め言葉に聞こえないかもしれないけれど、
この言葉は、このお芝居に対する的確かつ最大の賛辞ではないかと思います。

あそこまで全てがちょうどいいというのは、脚本家、演出家、役者、スタッフがそろいもそろって、相当な実力派だったということだと思います。
上質な演劇を観たという心地よさに浸ることが出来ました。


あれだけ個性派の役者がそろっているのに、個性がけんかしていなくて、まとまっている。
交代で、みんなが主役をリレーしていく感じのお芝居なんだけど、うるさく感じない。
お互いが遠慮しているわけではないのに、バラバラにならず、まとまっている。
きっとそれは、たとえ何人の役者さんが同じ場面に出ていても、
基本的には一対一でこころのやりとりをしているからなのではないかな、と思いました。

2時間10分のお芝居の割には、ストーリーは広範囲に広がっていて、
それだけにワン・シーンがとても短いんだけれど、
とっ散らかった感じを全く受けない。
ずいぶんとしんみりさせるが、お涙ちょうだいに堕ちたりしない。
そして雰囲気を壊さずさらりと笑いもとる。
全てほどほどなんだけと、ちょうど良くて、退屈は絶対しない。
だからか、舞台を遠く感じない、演者が実際の距離より、身近に感じる。
(ル テアトルは縦長で、実際はすごく舞台が遠かったのです。裸眼では役者さんの表情なんて、とてもとても)

ひとつのセットがずっと続くが、そのいろいろなところで演技することで、10ほどの場面を表現してしまう。
奇抜な演出でも、斬新な舞台使用でもないけど、観る側を混乱させずに、やってのけてしまうのは、やはりたいしたものだ。
演出家のお手柄か、裏方さんのお手柄か、素人の私には判然としないけれど。
廊下・縁側が次の瞬間に路地になったりしても、違和感が少ない。

あとね、お客さんに圧倒的にシニアが多いことへの配慮が感じられた。
制作側が、客の方を向いているよね。
セリフ回しのスピードとか、BGMとか、照明とか、派手さはないけどしっかりした効果をねらっていて、作る側の自己満足になっていないから、ほどほどでもしらけない。
通して演じても2時間10分強の上演時間だけど、1時間5分ずつの2幕にして休憩を入れているのも、シニアには大切な配慮。
ただ、15分の休憩では女性のトイレが、ちょっとね。大変だったようです。

『見る人がいるのか、』なんて悪口記事がyahooの検索だと、弊記事の直前にあるけど、
確かに「リピーター割引9000円」なんてやっているけど、
休日昼公演は少なくとも【満席】だ。
私以外にも杖をついた方々が劇場まで大勢足を運んでいる。
なにもお芝居を観るのは若者ばかりじゃないんだ。
林隆三さんとか、加賀まりこさんのファンって、実にたくさんいらっしゃって、熱心なんだな、と思った次第。
若者を相手とした芝居も嫌いじゃないが、
日本の演劇界はそれだけじゃない懐の深さがあるのだなぁ、悪口投稿者よ。




これまで、商業演劇か、劇団系のお芝居を観る方向に偏っていたので、
まったりと楽しむお芝居も良いもんだな、と本当に思いました。
10年後ぐらいの楽しみ方の種を仕入れました。