《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

東大よ、お前もか!

2013年01月09日 08時07分16秒 | Weblog
あの桑田事件以後、

六大学野球連盟内で
《PL学園卒業生を入部させない同盟》を
慶應義塾と共に形成してきた


東京大学が、



よりによって張本人の桑田真澄氏を特別コーチに招聘してしまうなんて……


そうまでして、勝ちたいか。

ガッカリだよ!



早稲田よ!向こう10年、東大に負けることは許さんぞ。

速報:奥菜恵さんのラジオ出演情報~~明日1月8日のことですよ

2013年01月07日 21時56分28秒 | Weblog
たったいま入った情報です。
あす、奥菜恵さんがラジオ出演なさいます。
この情報を入れちゃうと、今日書き込んだ、ひとつ前の記事に対する注目が減っちゃうんだよね。

で、でも、書いちゃうよ!


1月8日(火)14:00~ ニッポン放送

『上柳昌彦ごごばん』(生出演)




え~~~~~~!生放送、生放送ですよ、皆さん。
私は仕事中で聴けませんが、
仕事中でも聴けるタクシーの運転手さん等々、絶対聴いてくださいね。


一瞬、

『突撃となりのごはん』の類かと思いきや、

『ごごばん』か……、 ほっ。

『等伯』第148回直木賞候補作にノミネートされる

2013年01月07日 20時53分16秒 | Weblog
これは、にわか長谷川等伯ファンにとっては、とっても嬉しいニュースです。
どうか受賞作に選ばれますように。


等伯 〈上〉 - 安部龍太郎
都に出て天下一の絵師になる――武家から養家に出された能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって次々と悲劇を呼ぶ。身近な者の死、戦乱の殺戮……それでも真実を見るのが絵師。その焦熱の道はどこへ。


長谷川等伯ファンならとっくにお読みのことと思いますので、
等伯ファンではない方にこそ是非ともお勧めしたい。

私、この作品を読んだあと、戦国期から近世までの日本の画家を主人公にした歴史小説に病みつきとなり、あれこれと読破しております。
一昨日までは、辻邦生さんの『嵯峨野明月記』をちょっと苦労しながら読んでおりました。

芸術家、特に画家を主人公にした時代小説がこんなにもおもしろかったなんて。時代小説というと、武将(やその妻)を主人公にした時代小説についつい偏りがちになったしまいませんか。
だから、安部龍太郎さんの『等伯』お勧めしたいのです。関係者ではございませんが。
引き出しが増えれば見っけもの。引き出しの中身ぐらいは楽々増えること間違いなし。

なぜかと言えば、芸術家の主人公って、武将の主人公みたいなデジタルチックで紋切り型の生き方、というより描かれ方をしていません。だから、感情移入していて、しらけることが少ない。
ここのところが、私が愛読する理由のひとつです。


しかし!小説の主人公:長谷川等伯には、どうしてもその作家にとって都合のいい役割を演じなければならない事情があるわけで、
この作品を読んだあとで、別の作品の、別の作家にとって都合のいい等伯像に触れ、中和する必要があると思います。

そういう作品としては、葉室鱗さんの『乾山晩愁』所収の「等伯慕影」が最適ではないかと思います。
萩 耳火介 さんの『松林図屏風』も、澤田ふじ子さんの『闇の絵巻』も好作品ですが、
いちばん良い中和作用があったのは「等伯慕影」でしたし、
私の偏見では等伯はこういう人物だったのではないかと思っているのです。


「等伯慕影」は、

“ハスが泥水の中から美しい花を咲かせるように、泥の中を生きた芸術家でないと、等伯の絵は描けない”

と思いたがる私を満足させてくれたのです。



また妙蓮寺さんの屏風絵を載せてしまいますが、
杉の葉の葉脈の描き方、皆さんは、いや、あなたはどう思われます?
近代以前の細密描写と言えば、伊藤若冲の右に出る画家はいないと思いますが、
この作品のこの部分だけに限れば、



大幅に右に出ていると、等伯さんの肩を持ちたい。

長谷川等伯『松林図屏風』をもう少し鑑賞しましょうか

2013年01月05日 08時20分58秒 | Weblog
二次元の描写なのに、絵の中の靄と屏風の屈曲を巧みに利用して深みを醸しだし、
松林がどこまでも続く感じを描写している点が、とても見応えあります。







前方の、安倍首相的かなり右よりから見ているのに、
中心の松から両側に遠近感を感じることが出来るというのは、
考えてみれば大変不思議な感じがします。




京都・妙蓮寺さん所蔵の↓この屏風絵が、今のところ最も愛している等伯作品(長谷川派作品)です。


(この画像は妙蓮寺さんで撮影したものではありません)

等伯作というよりは長谷川派の作品と言った方が正確なようですが
この絵を拝観するときに収蔵庫を開けるために立ち会ってくださった妙蓮寺のお方が、
こんな話をしてくださいました。

「上の方に描かれている山並みは、能登の山々だと思います。複雑な想いを残してきた七尾への等伯の郷愁が感じられます。学者さんたちは『等伯作とは言えない』とおっしゃいます。私どもも、一から十まで等伯さんが描いたとは申しませんが、等伯作と言ってもいいくらいに彼の関わりは濃かったのではないかと思います。さらに言えば、この桜の暖かみは、能登の厳冬を知っている人にしか描けないもの、と思わせます」



昨夏、七尾美術館を訪れたとき、七尾湾の向こうに見えた山に「わ~~、あの屏風絵の山が立ってる!」と感じて、あのときのお話が改めて納得できたのでした。



最もこころで理解できた等伯作品。だからいちばん愛しているのです。

もう一つあのとき聴けたおもしろい話を書き記しておきましょう。
「一番手前の杉にだけは葉の中にも桜が描かれていますが、他の杉では周囲に配されてだけなんですよ。実験的に描いてみて、気に入らなくてやめちゃったんですかね。それとも、他の杉にも桜を描くつもりだったのに、何らかの理由で制作を中断してしまったんでしょうかね。そうだとすると、下絵とか未完作品ということになってしまいます。」


まあ、『松林図屏風』も下絵説が根強いわけで、それでも《国宝》なんですから、
そういうことは作品の価値を上下するものではないんでしょう。
郷愁のこもった背景の山並みと、暖かみのある桜花、この絵が大好きです。

東博で長谷川等伯『松林図屏風』を鑑賞しました

2013年01月04日 17時41分39秒 | Weblog
東京国立博物館は特定の作品(宗教が絡む作品)以外は写真OKだ、という噂を耳にしていたんですが、

本当でした。

等伯の『松林図屏風』OK。
尾形光琳『風神雷神図』もOK。

国立博物館の所蔵品は国民の財産だ、ということがよく分かっていらっしゃる。ビバ、東博!ビバ、等伯!

感想なんて、とても口に出来ません。これ以上敵を増やすと夜道を歩けなくなりますから。
まずは全体画像。






続いて部分画像を少々。


↑霧の中に松林が続く感じが良く出ています。(感想書いちゃった!)


↑この根っ子!

↓この屏風絵でいちばん好きなのが、実は遠景の雪山でして。


本日東証は大発会でしたが、まだまだ正月休みの方が多いですよね。そんな準休日なのに、けっこうガラガラでした。足を踏まれるような混雑を心配していたのにちょっと拍子抜け。
数日前の記事で♪教えてあげないよ、ジャン!なんて意地悪をしてしまってごめんなさい。どうかひとつ、仕事始めまでの2日間を寝正月にせず、ジャンジャン押しかけちゃってください。

10分ぐらいボーっと見とれていれば、屏風の前が無人!なんて瞬間があなたに訪れることでしょう。こんな行いの悪い私にだって訪れたのですから。



懸命なる情宣活動を応援する

2013年01月03日 14時46分05秒 | Weblog
今日の読売新聞最終面にも『阿修羅のごとく』の広告が掲載されていました。
この懸命な情宣活動を
大進撃企画並びに革命的奥菜主義者同盟も応援したい。



いかんせんなにとはなく、先の大戦における「絶対国防圏」的な悲壮感が漂う……
惜しむらくは、もう少し早い時期に力を入れるべきではなかったかと。
「今月の予定は埋まってしまっているよ」という人が多いんでは?

ヒカリエで劇団☆新感線を観てきました

2013年01月02日 22時15分58秒 | Weblog
生意気言って済みませんが、演技、歌、大道具、小道具、証明演出、ストーリー、紙吹雪等の全てがこれまでの新感線範囲内だった、平凡な内容と感じました。
こうやれば常連さんには受けるんだよ、て感じが随所に。
良くも悪くも、え、これが新感線?って、はじけた衝撃があまりにも少なかった。
アウェー感のない客席に慣れて、裸の王様になりつつあるのではないかという心配がよぎりました。

さらに納得いかないのが、闘いの構図に共感できなかったこと。
天保の改革への反抗の意味もこめてヒロインを打ち上げ花火で月に帰そうとする純国産エンジニアたちの意地とか、
親の世代の偉大さに何度も押しつぶされそうになりながらも、親世代に望まぬ闘いを挑み、その果てに親世代が完遂できなかった魔鏡の封印を成し遂げようとする七本の芒の成長とか(再び会わないことが俺たちの絆だ、なんて泣けたよねぇ)、
肩入れしたくなるような構図がヒーロー・ヒロインの側に無かったような気がするのです。
五右衛門や明智君が命投げ出す覚悟で闘ったのはなんのためだったのか、今イチ共感できなかった。堺の自治を守ると言われても、堺の自治=「金、及び金で雇った武力で世を動かすこと」みたいな描かれ方だったし、秀吉、三成との関係も煮え切らないし。

空海の隠したお宝も、その役割がピンと来ない。
空海のお宝より『大江戸ロケット』の「ストロンチューム」とか『七芒星』の「天涯魔鏡」の方が役割はっきりしていたし。

奥菜恵さんがご出演した作品をひいきの引き倒しで持ち上げようって訳ではないんです。
奥菜さん出演以外の作品でこれまで観たのは「アテルイ」「阿修羅の瞳」「髑髏城の七人」「SHIRO」「吉原御免状」とそれなりにあるんです。全て五つ☆と評価します。みんな好きなんですよ。でも今回の芝居は……

話のスケールを大きくしすぎたうえに、歌を多くしすぎたため、役者さんのほとんどが、芝居の流れを乱さないことに徹していたような感じで、はじけていなかった。楽しそうじゃなかった。はじけているように見えるやりとりも、これまで観てきた過去のアドリブに似ているものが実に多かったし。

話のスケールが大きいから、勢い説明が必要となるが、それを歌でやるというのは無茶。『大江戸』では森奈みはるさんを説明役として上手に用いていたのに。

準主役級を平等に扱いすぎ。だから話を広げなければならなくなる。
赤字に出来ない東急側の要望ですかね。満員にしたいから準主役級があんなに多くなって、話が冗漫になった、とかないかな。
あんな劇場を使っていなければ、もっと良い芝居になったと思う節がいくつか感じられる。

保坂エマちゃん、育たないのか、育てられないのか、育っているけどやらせないのか、事情に疎い私には分からないんだけど、『七芒星』から8年くらい経つというのに、あの時よりも脇役感を強めている。アラフォーなのに、いくら何でもかわいそうだ。


喋りすぎて敵を作っちまったな、猫の目お銀みたいに。

東博で等伯

2013年01月01日 10時30分25秒 | Weblog
あけましておめでとうございます。
本年が奥菜恵さんと奥菜さんのファンの皆様、そして奥菜主義革命に全く無関係の各位にもすばらしい飛躍の年となりますようにこころからご祈念いたしております。


さて、読売新聞をご購読の皆様、『阿修羅のごとく』の一面広告をご覧になりましたでしょうか。
私はとてもビックリし、少し嬉しく、ちょっぴり寂しく感じました。
一面広告を出すちゅーことは、
ああ、チケットの売れ行き今イチなのかな、って。

あと1回分どっかの休日を購入しようかな。


ところで、私、近年長谷川等伯さんに凝っていて、能登の七尾美術館にまで足を伸ばしたことは既に記事にしてきたところですが、
あすから、東京国立博物館で、国宝『松林図屏風』が新年特別公開となります。



来館者があんまり増えるとビッコの私には難儀なので、
♪これ以上の情報はネ、……教えてあげないよ、ジャン!

(ポリンキーってお菓子のCM、覚えてる~~?)

公式ページですぐ調べられますから、おこんないでくださいよっ。
でも、ひとつだけご忠告。新聞記事に“_1月27日”とあるのは新年特別公開自体の期間を示す日付で、『松林図屏風』の公開期間は1月14日までですから、紛らわしいですね。


等伯さんの追っかけは、この2年くらいのマイブームでしかありませんから、
この国宝については、七尾美術館において『複製』を見たことがあるだけで、
オリジナルは未見。
大変楽しみにしております。
脳血管障害の後遺症である足の痺れの状態が12/29頃から思わしくないのですが、
4日と7日の2回観に行きたいなぁと思っておるところです。
本当に足の状態が思わしくないので、1回も行けないかも知れませんが、
箱根駅伝のランナーのような心意気で、
がんばりたいと思っています。