《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

三木進一氏へ糺す

2013年01月27日 23時37分12秒 | Weblog
昨日から三木進一著の『夢追いびと 等伯』(能登印刷出版部)を読んでいる。

ちょっと書き慣れていないことを伺わせる文体に、違和感を感じつつも、
珍しい小説が手に入ったので、むしろ夢中になって読み進めてきた。

しかし、
あとちょっとで読了という、226ページに来て、
先を読む気をほぼ失った。
本法寺の住職日通が次のような言葉を
長谷川等伯にかける場面が出てきたからである。


 「いやいや、全ては仏の御加護によるもの、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」


そしてこの言葉に等伯はなんの抵抗も感じずに会話を続けていく。

三木さん、本法寺は日通は何宗ですか?
等伯の実家、養家の菩提寺は何宗でしたか?
日通はたとえ焼かれた鍋を被せられても「南無阿弥陀仏」とは言わないと思うんですがね。

これは「仏教をあまり知らないから」なんて言い訳は通らない、
イロハのことだと思うんですが。
それともこの場面、
何か深読みをしなければならないところなんですかね。