
自然とのつながりを取り戻すーー効率至上主義の反省
田舎に比べて都市は便利である。 そして戦後一貫して大都市への集中が続いている。 ところが今回のコロナ過は大都市を直撃した。 大都市集中の弊害に気付いて何らかの新しい動きは出て...

GHQと対等に渡り合った白洲次郎の生き方
戦後、吉田茂の懐刀としてGHQと対等に渡り合った白洲次郎の生き方は痛快だ。 1940(昭和15年) 間もなく日米が開戦する。必ず日本は敗北する。 しかし、敗北経験のない日本は...
「新しい生活様式」は定着するか?ーーコロナ後の世界を展望する
コロナウイールスによる緊急事態宣言は、とりあえず収束を迎えた。 日常生活が戻りつつあるが、コロナ後に今までと違う生活スタイルが出現するかどうか、少し疑問に思っている。 感染者や...

不器用であることの価値を考える
生き方が不器用な人間は、概して周りから馬鹿にされる。 人生の前半や半ばでは圧倒的に器用な人間のほうが有利である。 しかし還暦を過ぎて現役から退くころには、横並びか不器用な人間の...

人間の持っている善と悪についてーーー歎異抄の世界
日本を代表する哲学者、西田幾多郎は空襲を目の当たりにして、 「いっさいの書物は焼失しても”歎...

役に立っているかどうかで物事を決めるのは危ういーー害虫という虫はいない
田んぼがなくなると真っ先に滅ぶのがスズメだという。 田んぼがなくなると害虫などは同時に滅ぶ。稲や害虫を食べて生きていたスズメも同様にいなくなるのだ。 害虫と言われている虫は、人...

「粗にして野だが卑ではない」という生き方
城山三郎の小説に、「粗にして野だが卑ではないー石田礼介の生涯」というのがある。 1963年、78歳の高齢で多くの問題を抱えていた国鉄総裁のポストを引き受けた。 「私の信念は何を...

この国の良さが失われていくような気がする
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)はこう書いている。 日本人の微笑みは、念入りに仕上げられ、長年育まれてきた作法なのである。それはまた沈黙の言語でもある。 しかし今や微笑みどころ...

給付金は好きなように使わせてもらう
給付金を出す前から「手を挙げろ」だの「寄付しろ」などと、おせっかいな話だ。 私は「好きなように使わせてもらう」と決めている。 田舎に住んでいて、半分くらいは隠遁生活みたいなもの...

日本文化の正体は何だろうか?
日本は四季がはっきりしている。 その移り変わりを敏感に感じるところに「日本人の心」の芯があるのではなかろうか? 日本文化の正体は何かと問われれば、「変化するもの」を当たり前の如...