あまり裕福ではなかった子供時代
まあ今でも同じだけど
家にあった絵本は
ぶんぶく茶釜が一冊だけ
表紙は今でも覚えているけど
たぬきが綱渡りをしてるやつ。
小説だとシートン動物期の
狼王ロボ
テレビは勿論ラジオも無かったから
本を読むしか娯楽が無い。
それで字を覚えたんだよな。
冬の夜は外で遊べないし。
鉄腕アトム イワンのバカの巻
原題は月の裏の秘密 フフフ
1959年作 リアルタイムで読んだ記憶がある。
5歳だったのかあ。
アトム達が月にロケットで行くと
そこに何年か前に墜落して
地球に帰れなくなったソ連の宇宙船があった。
パイロットは女性中尉と
忠実なロボットのイワン。
女性中尉は死んでしまったが
命令を忠実に守ろうとしたイワンは
月のダイアモンドに目がくらみ
脱出しそこなった欲張り者を
ベッドに寝かせ世話をし続ける。
独りぼっちで月にいる絶望。
子供ながら感じるものがありました。