松田克久のワカサギ・鮎スパーク天国

ワカサギ電動二刀流マシンガン釣法、鮎下竿ワイドスパーク釣法の松田克久が綴るブログ。釣行記や情報・製品紹介をしていきます

氷上ワカサギ釣りデビューの基礎知識-タックル編-

2007年02月13日 | 氷上ワカサギ入門講座
冬の淡水の釣りの代名詞と言える氷上ワカサギ釣りは、ファミリーやカップルで手軽に楽しめる釣りであるが、いざやってみようとなるとどんな道具や装備が必要なのだろう・・・?氷上のワカサギ釣りは意外とマ二アックで奥が深いのだ。

釣り方の基本はアタリを出すために誘いをかけて、アタリがあれば瞬時に合わせて魚を掛けていく釣りスタイルなので、それだけにタックルもしっかり吟味したいところです。



穴釣りの道具
「アイスドリル」

アイスドリルはまずはレンタルしてみるのもよいし、釣り場によっては現地の売店や宿でガイドしてくれるところもある。穴径15cmのものが一般的。


「氷すくい」

アイスドリルで穴を開けても穴の中に残った氷カスを取り除かなければ釣りは出来ないため、氷すくいは必需品。

「テント」

なんと言ってもテントに入れば厳寒の氷上でもヌクヌクで釣りが可能。さらに、暖房器具があればシャツ一枚で釣るなんてことも可能だ。また、テントを使うことで雪や風をしのぐことが出来るため、微妙な魚のあたりをキャッチしやすくなる。釣果アップを目指すならテントは必需品。現地にレンタルもある。

「スパイクブーツ・アイゼン」

氷上に積雪があれば必要はないが、やはり安全面を考えれば必需品。

竿
氷上釣りで使う竿はなんといっても手ばね竿が代表的だ。
手バネ竿は、手で糸を手繰りする竿である。
竿は、手ばね竿、手巻き、電動リール竿にしろワカサギ釣りに於いてもっとも重要な部分。竿の良し悪しで釣果が決まると言っても過言ではない。なるべく柔らかい竿先のものを選ぼう。



リール&電動リール
手ばね竿の手で糸を操ることにどうしても抵抗のある初心者などは好みでリールや電動リールを用いると良い。


手巻きリール
リール選びの目安としては、小型で軽量なことはもちろんだがスプールの回転がスムーズで仕掛けの落下や巻取りが滑らかなものが良い。水深を測るカウンターはあってもよいが中層で釣れる釣り場以外はあまり必要としない。むしろカウンターの有無にこだわるより、タナ取りストッパーの付いたリールを選ぶことをお勧めする。


電動リール
近年は小型軽量で高性能の電動リールも多く、特に水深の深い場合は最も威力を発揮する。近年愛用者は急増。
水深の浅い場合は手ばね。深い場合は電動リールを使い分けるのも釣果アップの鍵といえる。


はじめから必要ないが、魚探

氷上釣りの場合は水面直下からベタ底まで幅広い範囲で釣れるケースも多く、タナの変動もあるため魚探があればタナを探るロスをなくし瞬時に群れを追いかけて釣るような効率の良い釣りが可能である。


道糸
最近はワカサギ釣り専用の道糸も多くなってきた。手バネ竿に用いる場合は、0.6号~1号程度が一般的であまり細い糸が糸絡みなどのトラブルが多くなるので適度に張りがあり比較的硬めの糸が手バネ竿の場合が適している。色は好みで良いと思うが、糸の変化でアタリをとったり、魚のノリを判断するため見やすい蛍光カラーも良い。
リールや電動リールに巻くラインはなるべくしなやかで巻き癖の付かないものがベスト。また、伸びの少ないPEラインを使うことで明確なアタリをキャッチできるとともに、合わせも効きやすくなるため、シビアなアタリにも対応でき、特に水深が深い場所では有効なライン。


仕掛け
近年はワカサギ仕掛けの市販品は目白押しって感じで種類が多くかなりこだわったものや繊細な仕掛けが多くなったが、当然自作して爆釣仕掛けを考えるのも楽しみのひとつといえるが、はじめは市販しかけで十分。


オモリ
食いの渋い場合は比較的、軽いオモリの方がアタリが良く出るため、氷上釣りにおいては軽めのオモリの方が無難。オモリのサイズをワンサイズ大きくするか、小さくするか、その判断によってアタリをキャッチ出来るか出来ないかの分かれ目になり、それによって釣果が左右されることもあるので、竿の調子とのバランスを考えた上で、オモリのサイズにも気配りをしたい。


餌と刺し方

定番は白サシ、紅サシ、ラビット。
サシ餌の場合、釣果を上げるコツはこまめに交換することが重要。特に氷上釣りの場合は、小バリにラビットのような小さなサシでも、更に小さく切って使うと効果的なケースも多い。サシ餌のつけ方は、おおむね、チョン掛けと通し刺しの2パターンで食いの良いときはどちらでもかまわないが、アタリがあるのに魚がのらない場合や、食いの渋い時は丁寧に通し刺しにした方がよい。

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