シマノジャパンカップ鮎全国大会
昨年は、運良く優勝!!。でしたが・・・今年は、惨敗!!
島根県、高津川は群馬から約1000キロの長旅です。昨年は、鮎だらけで、入れ掛かりだったので、関東は、雨で河川が壊滅だったので、ちょうど良いと言うことで、下見に向います。
しかし・・・・今年は、魚影が少なく、昨年の川とは、別ものでした。まるで、放流河川並みで、下見初日から釣れません。
高津川本流も、更に釣れないとの情報で、最近になっていくらか良くなってきたそうですが、釣り人の姿が、極めて少なく、入川場所の踏み跡さえない感じです。しかも、網入れ、コロガシがすでに解禁していて、なんでも有りの川なので、魚がおびえきっている感じです。魚が少なければ、天下の名川もこんなものかとがっかりです。
それでも、天然遡上なのだから、全く魚がいないわけでは、ありません。魚は、かなり確認できるポイントもありました。下見で掴んだ感触は、魚影が、薄く、渇水、アカ腐れ気味、しかも、天気もいまひとつ雨模様で、追いもイマイチって事。フロロのチャラで数釣り勝負しようと思っていたのですが、チャラには、魚がおらず、トロの深みのアカの良い場所の泳がせ釣りか、やっぱり、ある程度、水通しの良い瀬の方が、追い気のある魚が、ついていて、それを狙うしかないのですが、釣り返しの効く場所が、少なく、しかも、限られたポイントしか掛からない感じでした。他の選手も、下見に入っていましたが、エリアによっては、全く掛からない様で、私も、大会前日に、半日釣ってボーズを食らいます。
はじめは、トロの泳がせぎみの釣り主体に釣りを修正しましたが、泳がない養殖おとりで、トロで、釣りはじめるのは、極めて危険で、まずは、瀬で、野鮎を確保しなければならないので、やはり、瀬で、オトリを変えなければだめか? 朝一の試合は、トロ場より、瀬の方が、良いし、瀬を釣って見ると、意外にも、掛かり、メタルの引き釣りに主体にするべきか?水温が、上がる日中は、少なくても、多少はいる、天然遡上のチビを、爆発力のある、チャラや、ザラで釣るべきか? 迷います。結局、この迷いが・・・・
初日の9月6日、1回戦は、17名が、3ブロックに別れ、3試合が行われました。
3試合の総合ポイントの上位6名が、準決勝にすすめます。
一回戦第一試合は、支流の匹見川で行われました。匹見川は、半日下見をしただけなので、不安がよぎります。案の定、下見したエリアに当たらず、朝一なので、瀬肩よりやや下の波立ちポイントの石裏にオトリを入れます。
オトリがすーっと横に動いた瞬間、「ガクーン」と手ごたえがありましたが、逆バリが外れていただけで、アタリを逃してしまいます。そのあと、少しでも、追い気のある魚がついていると思われる、瀬の棚を攻めるが、全くアタリ無し、時間だけが過ぎるだけ!!
前半戦ボーズで、オトリが変わらず、まずい展開です。後半は、上流エリアの選手と入れ替えになるため、上流をめざします。やはり、瀬狙いで攻めるが、全くアタリ無し、仕方無く、朝一には、釣れそうもないが、浅いチャラ瀬を攻めますが、・・・・全く反応なし・・・
終了のホイッスルが鳴ります。釣果0の最悪のスタートです。同じブロックの6人のうち4人がボーズの波乱の試合になりましたた。他のエリアでも、ボーズ続出で、選手17名中10人が釣果0の貧果で、名だたる名手も苦戦しておりました。
気を取り直して、第二試合です。
今度は、高津川本流で行われました。私は、「日原の専用区」のAブロックで、このブロックは、島さん。小沢聡さん。小倉吉弘さん、木全さんと強豪ぞろいでした。
私は、第一試合を落としているので、もう後がないので、絶対に上位に入らなければなりません。しかし、ここも、一度も竿をだした事のないエリアのため、不安がよぎります。今回も、流れに変化のある、瀬をポイントに選びましたが、今度は、直ぐに1匹目がヒット!!前半1時間で、7匹ゲットで、いいスタートをきり、後半戦も、4匹追加で、オトリ込み13匹になりました。これなら、トップ釣果になれると思い、検量にむかいましたが、小沢聡さんが、16匹で、ブロック2位です。それでも、2位なので、好ポイントゲットで、第三試合に望みをつなげる事ができました。
第三試合は、再び、匹見川です。抽選で、私のブロックは、第一試合と同じポイントになりました。今度は、ボーズは、まぬがれなければ、と思い挑みます。第一試合同様、下流エリアのスタートです。第一試合で、釣っているので、川相もわかっているし、こんどは、水温も上がる、夕方にかけての時間帯の試合なので、少しは、追いが立っているはずです。
大体のめぼしをつけていたポイントがありましたが、エリアについて、がっかりで、一般の釣り人が多く、占領されております。仕方なく、考えを変えて、一回戦のボーズの教訓をいかすべく、発想を変え、少し、ポイントを、フラットな流れの一番得意の平瀬を選びました。が・・・・しかし・・・つれません!!同じエリアで、小澤剛選手もいましたが、苦戦模様、二人で、エリアをくまなく攻めるが、釣果0で前半を折り返します。再び、同じエリアで、同じ失敗では・・・・「こりゃーまずい」です。このエリアは、後半の上流部より、下流の方が、ポイントが多いため、前半に釣果を上げなければ、絶対に勝てないと、思っていましたので、まさに、絶対絶命です。それでも、前半戦終了のインターバルの時間に、選手間で、みんなが釣果がない事を知りました。なんとしても、1匹でも釣らなければ!!1匹でも釣れば、トップになれる、可能性があるので、ミラクルに期待して、後半戦1時間にたくします。マグレでもいいから掛かってくれ~神にも祈りたくなる心境で、あらゆる、ポイント、釣り方で攻めますが・・・・ つれませーん(泣!!)
結局。ボーズで、わたしのジャパンカップは、終わりました。
同じエリアで、4時間まるボーズとは!!ホントにまいりました。経験の無いほどの、苦戦です。養殖オトリから、野鮎を一匹取るためにこれほど苦労する川は、ほんと経験が無いです。オトリが野鮎に変れば、うそのように、釣れるはずです。選手の誰もがそう思っていたに違いありません。
オトリが取れないので、その先の釣り方、ポイント攻略など、話が進まない状況です!!
決勝戦前に、負け組全員で、来年のシード獲得戦も行われましたが・・・結果、ボーズ!!
予選から含め6時間ボーズを食った、経験の無い貧果!!手も足も出ない完敗でした。また来年がんばります~!!
しかし、負け試合は、かなり勉強になります。島さん、小沢兄弟、木全さんなど、釣り方、ポイントの攻め方、使っている仕掛け、ハリ、背バリなど、いろいろ、聞いちゃいました~
2008ジャパンカップを制したのは、予選、準決勝、決勝戦をぶっちぎりで、釣った小沢聡さんが、3度目の優勝です。リミプロトラスティーで、そのロッド性能も証明!!今年は、中日杯も優勝、トヨタカップも準優勝!
これだけ強いのには、何か理由があるはず!!それは・・・・
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