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A Blessing of Tears / Robert Fripp

2007-01-08 05:26:04 | King Crimson
キングクリムゾン番外編です。

1995年に発売されたフリップのサウンドスケープによるソロ第2作。カリフォルニアでのライブです。
elephant-talk.comによると・・・
1)1994年にアルゼンチンでのライブがサウンドスケープソロの1作目がリリースされています。
2)サウンドスケープ2作目が本作品。でサブタイトルとして
 1995: Soundscapes Volume 2
となっています。
3)翌96年に再びアルゼンチンでのライブが3作目としてリリース。こちらのサブタイトルが
 1995: Soundscapes Volume 1
Vol1とVol2の関係が謎です。
4)同じく96年に、1995年に行われた2カ所のライブを収めた
 1995: Soundscapes Volume 3
がリリースされています。

1995年、クリムゾンで来日しているし、アルゼンチンでソロ活動しているし、フリップ翁(当時はまだ「翁」じゃないですね)大活躍の年だったみたいです。


95年のライブということで、クリムゾンの95年来日公演後に購入したような記憶があります。クリムゾンの枠を飛び出してソロ作品まで購入してしまうほど、95年のライブに感動していたわけです。(95年ライブの様子はこちら)

内容はというと、当然ですが、あのサウンドスケープのヒラヒラ、キラキラした音の洪水。最初から最後まで(コレマタ当然ですが)サウンドスケープ。
「The Cathedral of Tears」で始まり「First Light」「Midnight Blue」・・・と曲は続きます。全体的に似た曲なのですが、タイトルを確認しながら曲を聞くと「うん、なるほど、タイトル通りだね」と、納得します。
残念ながら、アルバム全体を通して聞くとちょっとばかり飽きてしまいます。
でも、一曲一曲はとても美しくて、聞きほれてしまうようです。

数あるサウンドスケープ作品の中から、この1枚を選んだのは、完全に「ジャケ買い」です。サウンドスケープのジャケットは、たいてい水平に塗り分けられた2色を基調にしたデザインになっています。
このアルバムだけ、その絵の中に人が立っています。
どこか、幻想の世界に引きずり込まれるような感じがします。
曲の内容も「涙の聖堂」「夜の悲しみ」「涙の祝福」(日本語にするとベタですが・・・)と、クリムゾンのイメージからするとかなりウェットなモノになっています。
webを調べてみたところ、どうやらこの作品は、亡き母に捧げたものになっているそうです。
そんな意図からなのでしょうか、全体的にしっとりと落ちつい感じの作品になっています。

他のサウンドスケープのソロ作品聞いていないので、比較はできないのですが、このアルバムではクリムゾンのフリップとはまた違った一面を見たような気がします。


1. Cathedral of Tears
2. First Light
3. Midnight Blue
4. Reflection I
5. Second Light
6. Blessing of Tears
7. Returning I
8. Returning II




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