経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

英国王族の王室籍離脱に思う

2020-01-21 20:08:51 | Weblog
 英国王族の王室籍離脱に思う
 最近メディアを騒がせている英国の皇太孫ヘンリ-(?)王子が王族を離脱させられた。エリザベス女王の決断だと言われる。当然である。私はこの王子がメーガンという女性と結婚したと聴いた時から、英国王室の危機を感じた。彼女が黒人だからではない。彼女が女優だからである。私は如何に取り繕おうと「女優は娼婦に類する存在」だと思っている。多くの人たちの前で媚態と色気を振りまくのは娼婦の行為だ。英国王室は娼婦と結婚したと思う。王子夫妻はカナダに移住し王室のブランドを利用して映画か宣伝かで一儲けする腹らしい。語るに落ちたと言える。王族の王室離脱をメグジットとか言うらしい。時あたかも英国はEU離脱(プレグジット)でもめている。プレグジットはスコットランドの離脱を惹起させる。こういう諸々の事態を勘案すれば、英国はもう終わりではないかと思われる。英国厳密には連合王国を統べてまとめる力が枯渇しつつある。私は英国の運命にそう重大な関心を持つ者ではないが、そう思う。
 日本には秋篠宮眞子さまの一件がくすぶっている。私は皇族(より一般的には王族)個人の自由恋愛による結婚はタブ-だと思っている。皇族王族の存在意義の一つは周囲から祝福され認知された結婚のモデルをし示す事にあると思っている。それがたとえ見せかけだけのものにあってしてもだ。周囲とは国民であり皇族全体であり時には政府でもありうる。皇族王族は婚姻秩序のモデルを示さなければならない。また皇族にこのような大きな負担をかける事に対しては当然その見返りが必要となる。ここではその具体的内容には触れない。日本に関する限り現在の(共産党にも容認されるような)象徴天皇制には私は反対である。君主制というものをもっと掘り下げて考え、より優れた合理的な皇室の在り方・天皇制・君主制の在り方を考える必要がある。その具体的な案は後日提示する事にする。
 いずれにせよ私は英国のメグジットなる現象に英国の危機を感じる。
(付)英国の男性王族の名称は5-6しかない。ヘンリ-、ウィリアム、ジョ-ジ、チャ-ルス、エドワ-ド等であろう。だから個人により重複して覚えにくい。また日本の皇室は英国王室をモデルとされているようだが、モデルとしては不適切である。約900年前のイングランド統一以来、王朝は8つ交代し、その間王位継承をめぐる内乱や革命が多発し、少なくとも4人の王が殺害されている。万世一系で君主殺害無しの日本とは大違いだ。現在の王室は300年前にドイツの選帝侯ハノヴァ-王家(公家)出身である。選帝侯だから由来は800年前にまでは遡れるが、それ以前は東フランク王国の部族集団の闇の中に消えている。

「君民令和、美しい国日本の歴史」文芸社刊行


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