( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

貫通・エピローグ

2006-09-29 | Weblog
気がつけば、朝になっていた。

「・・・おはよう・・・Kさ・・?」
「おはよう、まさる。おいで。」
Kさんに抱き寄せられる。長いキス。
キスだけで感じてしまう。まだカラダがほてってるみたい。
「やらしい顔するなー、まさるは。キスだけなのに。それともまだし足りないのか?」
「・・・・」
きっと僕の顔は赤くなっていたに違いない。
でも勇気を出して・・・・。
「そうだよ・・・もっと欲しい。も一回してよ、Kさん。」
そう言って僕はKさんに腕を廻す。
僕達はまたベッドになだれ込んだ。

昼ごろ、ようやく起き出してご飯を食べに行った。
なんか、幸せ?なんだろうか。
まだ、ケツにKさんを感じてしまうのはさんざん掘られまくったから?
それともすぐ隣にKさんを感じるから?
僕達はこれからどうなるんだろう。
ひとつだけはっきりしていること。
それはずっとそばにいたいこと。
こんな気持ち初めてだ。
うまく両立していけるかな。
わからないけど。
やっていきたい。
やってけるさ。
いや、やってみせる。

貫通8

2006-09-28 | Weblog
Kさんが体位を変えてケツにいれたまま後ろ向きになる。
挿入したままだから、僕はまた新たな刺激に声をあげてしまう。
そして僕の目の前にはKさんのケツが見える。
引き締まった、半ケツに日焼けしている。
Kさんが大きなストロークでピストンするたびにKさんの玉が当たる。
僕はKさんのアナルに指を這わせる。
・・・舐めたい、舌が届くなら・・・。
せめてと思い、Kさんのケツを撫で回す。

さらに体位を松葉崩しにされる。
毛むくじゃらなKさんの足・・・。
男に抱かれてるんだ。改めて認識する。
一般的には変態と言われてしまう行為に耽る僕達・・・。
ああ・・・。

少し思いにひたる余裕がバックに体位を変えられ激しく突かれるとまた飛んでいく。
僕は野獣のように叫び続けた。
「ぐぁあ・・・んぁあ・・あぁん・・・もっと・・・」
ケツの感覚がなくなってくる。そのまま乳首をまさぐられ、脳天に電撃が走る。ペニスは痺れたようになっている。

「まさる・・・イキそうだよ・・」
「ああぁん・・はぁああ・・ああ・・」
「中でイっていい・・?」
「ぁあ・・んん・・・もっと・・・こわしてよぉ・・」
「まさる・・はぁ・・かわいいよ・・」
Kさんは顔中にキスをしてきた。
そして僕のケツのなかでイッた。
驚いたことに、ゴムをしてたのにイク瞬間がケツでわかった。
そんなことは初めてだった。
Kさんはケツからペニスを抜くと
「ほら、こんなに出たよ」
と言ってゴムをはずした。
そのままザーメンを僕の胸から首筋、顔に塗り広げた。
むせ返るような匂い・・・。
ペニスを握られ僕は半狂乱のまま果てた。
今度は自分のザーメンが顔を汚す。
「すごいな、まさるこんなに飛ぶなんて・・」
僕はまだしゃべることができなかった。
「はあぁ・・・はぁ・・・」
肩で息をしながらザーメンにまみれてKさんにしがみついた。

貫通7

2006-09-27 | Weblog
「まさる・・・いれてあげるよ・・・」
体位を変えて僕はKさんを迎え入れる。
Kさんのでかいペニス・・・。ずっと僕のカラダが欲しかったモノ。いや、きっと僕が本当に待ち望んでいたモノ・・・。

ケツ穴にペニスが触れる。
「ああ・・・」
ゆっくりと挿入される。
「ぐ・・・ぁああん・・・」
でかい。すごい圧迫感・・・。
「まさる・・大丈夫?痛くない?」
「はあぁ・・・うん・・・いい・・・」
「感じてるの・・・?」
「ああぁ・・奥まで入れて・・・」
痛くはなかった。でもこのでかさでいきなり激しくされたらケツ穴が切れてしまいそうだった。
Kさんも自分のモノがでかいという自覚はあるらしく、ゆっくり徐々に慣らしていくように僕の中に入ってきた。

「まさる・・・根元まで入ったよ。あったかいよ、まさるの中・・・気持ちいいよ。」
「・・・動かして・・・」
ゆっくりとKさんが動き始める。
「はああぁぁ・・・んんあぁ!・・・」
なんという快感!こんなにケツって気持ちよかったっけ?すごいよ。頭の中に火花が散ってるような快感に僕は叫びをあげた。
そんな僕の反応にKさんが心配そうに
「・・まさる?大丈夫?痛いの?
「ぐあぁ・・んんぁああ・・もっと・・・ついて・・・」
「いいの?」
「ああ・・・してよ、もっと・・はぁあんぁあ・・」
「まさる・・かわいいよ・・・沢山してあげるよ・・・」
次第にKさんの動きが激しくなっていく。
僕の叫び声もそれにあわせて大きくなる。
ケツ穴がグチョグチョと音を立てる。
正常位からKさんは入れたまま膝立ちになり僕の両足をつかんで全開にした。太ももを抱えてのしかかってくる。
ああ・・・Kさんすごい・・・。失神してしまいそう・・・。

上からのしかかられて僕はカラダを二つ折りにされるような体位になった。目を開けると僕の勃起したペニスとKさんのでかいペニスがケツ穴を蹂躙するのが見える。
「まさる・・・よく見て・・・俺のをくわえ込んでるよ・・・すげえいいよ、まさるのケツ・・」
僕のペニスから先走りがダラッと垂れては僕の顔を汚す。
「ああ、Kさんの・・いいい・・もっと・・」

貫通6

2006-09-26 | Weblog
僕の舌がKさんの乳首をとらえる。
「ん・・・あぁ・・・」
Kさんが吐息を漏らす。
感じてくれているんだ・・・。
僕はうれしくなった。もっと感じてもらいたい。僕のカラダで。

Kさんの胸から腹へと降りてくるとでかいペニスはすぐそこで波打っていた。
先走りを少しだけ垂らして。
僕は両手でやさしく手に包む。
・・・欲しい。僕のモノにしたい・・・。
僕はペニスにくちづける。先走りのちょっとしょっぱい味がするけどそれにすら陶酔感を感じていた。
おいしい・・・。素直にそう思った。そんなふうに思うのは初めてのことだ。僕は一心不乱にしゃぶり始めた。ああ・・うまい・・・少しづつ漏れ出す先走りと唾液で僕の顔はべとべとになったが全然気にならない。むしろそんな自分に興奮しているのかも知れない。
「はぁ・・・んん・・・」
Kさんが感じてくれている。
うれしい。

「・・・まさる・・カラダの向き変えて・・・」
Kさんに言われ、僕が上で69の態勢になる。
僕の顔のしたにそびえるKさんのペニス。
これは僕のアイスバーだ・・・。
僕はむしゃぶりつく。先走りが蜜のように感じる。僕だけの蜜。もっと欲しい。
その一方で、Kさんは僕の下半身を再び弄ぶ。
ケツ穴を舐め、今度は指が挿入される。
僕は快感に身をよじる。
指が2本、挿入され、中を掻き混ぜられる。
「ああん!ぁああ!」
僕はフェラを続けられなくなり四つんばいのまま喘ぎ始める。
Kさんは時にゆっくり、時に激しく指をピストンさせる。
指を深く挿入して中で廻す。
ああ・・もうだめ、大きいのが欲しい。
腰が指の動きに合わせてグラインドしてしまう。
「Kさ・・・んんぁあ!もう・・し・・・して・・よ」
「何がして欲しいの・・・」
「ああぁ・・いや・・・ぁあ」
「いやなの?・・」
指の動きが激しくなる。いやらしい音が響く。
「ぐあぁ・・・はぁ・・入れてよ・・」
「何・・・言ってごらん・・・」
「K・・さんの・・・欲しい・・・」
「俺の・・・何が・・・・」
僕は叫んでいた。
「ペニスで掻き混ぜてよ・・・・」

貫通5

2006-09-23 | Weblog
僕はKさんに激しく愛撫されながら、初めての想いにとらわれていた。
Kさんのも舐めたい。しゃぶりたい。
単純に興味本位でということはあったけれどそんなふうに考えるのは初めてだった。
Kさんは僕のケツ穴に舌を這わせた。
僕の想いはぶっ飛び、ケツをでかいペニスで突かれたいという願望でいっぱいになる。
指でケツを広げ、穴を舌先でチョロチョロと突く。
半狂乱で喘ぐ僕。
「はあぁ・・Kさん・・・ああん・・・Kさ・・も・・もっと・・はあぁ・・」
あ・・いけない!思う間もなくKさんの舌の動きに合わせてケツ穴がヒクついた。
「ああ・・まさる・・ヒクついてるよ・・・感じてるんだね・・・」
Kさんの舌がケツ穴に入ってくる。いけない。必死で力を入れようとしてもケツ穴はかってにヒクついてKさんの舌を受け入れる。
僕は自分を見失う。腰がひとりでにうねりはじめる。
「はぁぐっ・・いや・・・はぁん・・」
Kさんは舌で僕のケツ穴を攻めつつ、今度はペニスを指先で弄んだ。
先走りを亀頭に塗り広げ、優しく包むように扱く。
ニュチャニュチャとどこからだろう、音がする。
それは僕のペニス?それともケツ穴?
「あー!あ!」
僕は叫んでいた。

どう思ったのだろう。しばらくそうやった後に、Kさんはゆっくりとスローダウンして、僕の足をもとに戻して並んで横たわった。
「まさる、すごい感じるんだね」
僕は肩で息をしながら
「ああ、すごいいいよ」
と言い、しばしまどろんだ。
「俺、こうなってうれしいよ。まさるがこわれちゃうんじゃないかってくらい感じてくれて。俺さ・・・」
僕はKさんにキスをする。
言葉はいらない。
やっとこうなれたんだ。
「今度は僕の番・・・」
僕はKさんにキスのシャワーを浴びせはじめる。
「Kさんも感じて・・・」

貫通4

2006-09-20 | Weblog
ベッドルームに行くとクローゼットの横に大きな鏡がある。
今年の夏は日に焼けたな・・・。
半ケツで焼けている。
いやらしい肉体って感じ。
顔は・・・。
この見覚えのある顔・・・。
ずっと前に誰だっけ・・・鏡の前で犯されながら言われたことがある。
「まさる、さわやかそうなオマエはこんなに淫乱な顔するんだぜ、よく見ろよ・・・。」
確かに僕は淫乱な顔をしていた。自分でもそそられてしまうくらい・・・。
顔を紅潮させ喘ぐ。目を背けたくなるほどに。
そのときと同じ顔をしていた。

Kさんが言う。
「来いよ、まさる・・・」
僕はベッドに飛び込む。Kさんに抱かれながらシーツの海を泳ぐ。
Kさんの指が僕のふとももからケツに近づいてくる。
カラダが自然にうねり始める。
そのままケツ穴をやさしくまさぐられる。
「ああぁんん・・・い」
「入れて欲しいの・・・?・・まだだよ、まさる」
今度は足を持ち上げられる。Kさんは僕のペニスを口と指で丹念に愛撫し始める。
僕のペニスからは透明な先走りがだらだら垂れていた。
Kさんは指でそれをすくい取ると僕の顔に近づける。
「まさる、ほらもうこんなに出てるよ。舐めてごらん。」
僕は言われるまま自分の先走りを舐める。しょっぱい・・。
そのとき、僕はKさんのも舐めたい・・。そう思っていた。
Kさんは僕の足を頭近くまで持ち上げた。
僕の陰部があらわになる。
「まさる、エロイよ・・・ゲイならみんなまさるを犯したくなるんじゃないのか・・」
そういいながらKさんは僕のケツ穴やペニスを指と舌でまさぐり始めた。
そして僕のペニスから先走りが出るたびにKさんは指先で絡めとり、僕の顔に塗ったくった。
僕は半狂乱で喘いでいた。
しかしそれはまだ序の口だった。

貫通3

2006-09-18 | Weblog
照明が落とされた部屋。カーテンが開け放たれた向こうには街の夜景。
全裸でキスに耽るふたりの男達。

「まさる、好きだ・・・」
Kさんの手が僕のカラダをまさぐる。
首筋から背中をつたい、それから膝下からふとももへと・・・。
カチカチになった僕のペニス・・・。
僕はもう力が入らなくなってラグの上に横になる。
「Kさん・・ベットに・・」
言う間もなく、Kさんがのしかかってくる。
Kさんのペニスもカチカチになっていた。
ふたりの腹にはさまれてふたつのペニスがぶつかり合う。
男とセックスするんだ・・・。
改めて認識させられる僕。
世間では変態とされる行為。
それでもかまわない。
これは僕が一番欲しかったもの。
僕はKさんのペニスに手を伸ばす。
でかい・・・。
ケツに欲しい・・・。
僕は興奮していた。
このでかいモノで貫かれたい。
串刺しにして欲しい。
ケツの中ガンガンに掘って掻き混ぜて欲しい。

Kさんは僕の気持ちを知ってか知らずか僕のカラダの隅々まで愛撫する。
僕はたまらず、喘ぎ声をあげる。
「まさる、やらしい声で泣くね・・。」
Kさんのキスが僕の敏感な乳首をとらえる。
乳輪の外側から円を描くように舌を這わせる。
「ああん・・」
声を上げる僕。
「舐めて・・・」
つい、言葉が漏れる。
「どこ舐めるの・・・?」
吐息をつくようにKさんに言われ僕は首を振る。
「言われないとわからないよ、まさる・・」
「っはうっ・・・あぁん・・」
「ここ・・・かい?」
Kさんは今度は脇の下に舌を這わせる。
そこも僕が感じるポイント。
「あぁ・・・はあぁ・・」

僕はカラダをくねらせ首を振り悶絶した。
生身の男に愛撫されることがこんなに気持ちいいなんて。
久しぶりなのに僕のカラダは男を忘れていなかった。
「ごめん、まさる。ベッド行こう。」
Kさんが言った。
まだ夜は始まったばかりだった。

貫通2

2006-09-15 | Weblog
激しく、狂おしいほどのキス。
僕は空気を求めて喘ぐ。

「Kさ・・」
「もうしゃべらないで・・・!」
長く、激しく、奪うようなキス。僕の口をこじ開けてKさんの舌が浸入してくる。いや、むしろ積極的に迎え入れたのは、僕。
互いにむさぼるように。

Kさんのキスが口から耳元、首筋へと降りてきて、声が出そうになる。
「まさる・・・このときがくるなんて・・・」
「声出してもいいよ・・・」
「まさる・・・ずっと待ってた。こうなることを・・・」
Kさんに囁かれ、僕の理性は少しずつだけど飛んでいった。
残り少ない理性をフル活動させて僕は言った。
「Kさん、シャワー浴びてきてもいい?」

Kさんの家の浴室一面だけ鏡になっている。
ケツ洗浄しながらふと見るとそこには期待に目を潤ます自分がいた。
カラダは正直だな・・・。
自分でも気がつかないくらい、カラダはKさんを、いや男に蹂躙されることを待ち望んでいる。
手早く済ませると僕は立ち上がり冷たくしたシャワーを頭からかぶる。
シャワーに打たれながら自分の顔をじっとみる。
・・・これでいいんだよな。
・・・後悔はしないよな。
もう戻れない。

僕と入れ替わりでKさんもシャワーを浴びに行った。
僕の着ていたものはKさんがどこかに置いたらしく、タオルが2枚しかなかったので、1枚を借りて、腰に巻いた。
Kさんの部屋から街のあかりが見える。
いろんな人がいて、いろんな人生を生きてる。
僕は今夜、一歩踏み出す。
大きな、でも戻れない一歩を。
僕は・・・。

どのくらいそうしていたのだろう。
「まさる・・・」
後ろからKさんに抱きすくめられる。
腰に巻いていたタオルが落ちる。

貫通1

2006-09-13 | Weblog
Kさんといつものようにメシを食って、酒を買って、Kさんの家に行く。
いつもと同じはずなんだけれど、今回は違う。
すこしだけ、いや、ものすごくどきどき。
だって「する」こと前提なんだから。
さすがに「家に行く前から激しいくらい勃起」なんかしないけれど、カラダがこれから起こることを期待して疼いてたまらなかった。

「・・・おじゃまします。」
いつもなら言わないこといってみたりしながら部屋に入る。
Kさんもこころなしか緊張しているようで、お互い言葉少なになってしまう。
「とりあえず、飲もうか。」
僕から切り出した。

もくもくと飲む僕達。
たまらず切り出す。
「あのさ、DVDでも見せてよ。なんか見た・・・」
「あのさ、まさる・・・。」
Kさんが僕をさえぎる。
「本当に今日泊まるの?」
「いけない?」
「本当にいいの?俺でいいの?」
「なんで?だからここに来たんでしょう?」

「俺のほうこそKさんの望むとおりにできないよ?既婚者だし。」
「それはわかってるよ。でも・・・」
「俺のこと、そんなに好きじゃない?」
「いや好きだよ、でも」
「でもなに?少なくても俺はもう気持ちにフタができない。だから覚悟を決めた。正直やってけるか不安なとこもあるけど、やってみなきゃわからないから覚悟を決めた。Kさんが好きだから・・・」
そこまで言うと僕は言葉を発することができなくなった。
Kさんのキスで口を塞がれたからだ。

貫通・プロローグ

2006-09-11 | Weblog
・・・。

Kさんに、抱かれた。
ぐったり。
すごくよかった。
こんなに身も心も満足したのは初めてかもしれない。
僕のカラダはきっとKさんに抱かれるためにあるんだって思えるくらい。

カラダが溶けてしまいそうだった。
脳みそが爆発してしまいそうだった。
全身、ケツ穴になったみたいだった。
喘ぎ叫ぶ僕の口元からKさんのペニスが出てくるんじゃないかって思えるくらいよかった。
まさに「貫通」されたって感じ。
一晩中、いや、一生このままでいたかった。
みんなに見てもらいたいって思えるくらいよかった。
ビデオに撮って残しておきたいくらい、よかった。
詳細を書き留めておきたいけど、今はまだ書けない。
Kさんに貫かれて、おかしくなっちゃったのかな・・・。
それもいいかもな・・・。