( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

おしおき・後編

2006-10-30 | Weblog
鏡に映ったのは。
両手とも足首に手錠でつながれていたのだ。
しかも後ろ手で。

「舐めろ。」
Kさんは僕の目の前に仁王立ちになる。
ボクサーを穿いたままで・・・。
僕はボクサーの上から舐めようとした。
そのとき。

「口で脱がせろよ。」
Kさんが言った。
僕は口でボクサーを脱がそうとするけどなかなかうまくいかない。
「しっかりしろや。」
なんとかボクサーをずりおろすと僕はKさんのモノをしゃぶり始める。
いつもなら手も使うけど、使えないからうまくいかない。
Kさんは僕の頭をわしづかみにして激しくピストン運動を始めた。
そんな荒っぽくされたのは初めてだった。
おもわず吐きそうになってしまう。
「何してんだよ。ちゃんとしゃぶれよ、淫乱野郎!」
なんでこんなに激しいのか。僕が何をしたんだ・・・。
「他の男に色目使ってんじゃねぇよ!一人じゃたりねぇのかよ!」
僕は涙を流しながらKさんの攻めに耐えた。
ほどなく、Kさんは僕の口内でイッた。
予告なしだったからいやおうなく飲み込んでしまった。

そのまましばらく二人とも黙っていた。
「ごめん、まさる・・。」
Kさんが言った。
「ちょっと度が過ぎた。」
やさしく抱きしめられた。
乳首に触れられ、僕は吐息を漏らす。
「あれ、まさる、感じてたの?」
僕のボクサーには大きなシミができていた。強引にされて、僕は不覚にも感じていた。
「・・・やっぱり、おまえ、淫乱・・・?」
Kさんがにやっと笑う。

手錠をされたまま僕はKさんに犯された。
何度もじらされ、イカされた。
いつもより感じている自分がいた。
これって・・・



おしおき・中篇

2006-10-29 | Weblog
ベッドルームに行き、ボクサー1枚になる。
おしおきってセックスか?

「まさるはさあ、男誘ってんだよ。全身で。」
Kさんは僕に馬乗りになって言う。
「何言ってんの?意味がわからないよ。」
ひょっとして嫉妬してるのか?
「気がついてないかもしれないけど、おまえすごいそそられるものがあるよ。」
「Kさんだけだよ、そんな風に感じるの。」
「いや、絶対そんなことない。だったら今度試す。」

そんなことを言いながらKさんが取り出したのは手ぬぐい。
「これ、どうするの?」
ちょっと不安になる。
「目をつむって。」
「えっ?」
僕は目隠しをされる。
「ちょ、ちょっとKさ・・」
「黙ってて。次は横になって。」
「ねぇ、これどういうこと?おしおきってどういうことだよ。」
「いいから。」
僕はうつぶせにされる。
ごそごそ、かちゃかちゃと音がする。
「膝折って。腕は後ろ手に。」

えっ?冷たい感触があって、動かすと手と脚が離れない。
軽くパニくってしまう。
「ちょっとなんだよ、これ、わけわかんないぞ!」
「うるせえな。黙れ淫乱野郎。」
Kさんは目隠しをはずし、僕のカラダを起こした。
ベッドルームの鏡で自分をみてようやく状況を飲み込む。
「あ・・・」

ひとり

2006-10-28 | Weblog
今夜はすごくKさんに会いたかったけれど、会って貰えなかった。
約束していたのに、キャンセルされた。
ひとりで家にいるとロクなことを考えない。
自分の置かれている状況とか、これからのこと、当たり前なのかもしれないけれど。

Kさんに会っているときはとても楽しくて、カラダの関係もあるっていうのもあるけれど時間があっという間に過ぎていく。生活感がないし、自分とは違う世界を見せてくれる。言ってみれば刺激的な非日常を見せてくれる。
でもひとりに戻ると日常が襲ってくる。仕事、家庭、自分のこと・・・。つまらない仕事。くだらないことでもめる職場。一貫性のない指示。人間的に尊敬できない上司。妻との関係。セックスレス。子供の体調。これからの生活設計。自分のセクシュアリティ。こんな人生でいいのか。
考えればきりがない。そして、困ったことに僕はどれに対しても答えが出せないのだ。日々先送りしかできていないのだ。

仕方ないから音楽でも聴くとするか。
歌の詞って僕には聞き取れないほうがいい。
「ひとめぼれって信じる?未来を変えれるって思える?君に出会って僕は信じることができると思えた。もしそれが幻想でもかまわない。君と一緒にいたいから。僕のそばに来て。本当にそばにいたいから。」
とかなんとかぐらいだったら仮にそれが英語であったとしても聞き取れてしまう。
日本語とか英語の歌詞の歌は聴かないほうがいいのかも。

おしおき・前編

2006-10-26 | Weblog
KさんとLさんと3人で飲んだ翌日、会社でLさんに、
「楽しかったね。また飲み行こう。」
と言われた。
「ゴメン、変な奴が来ちゃって・・・。」
「いや、おもしろかったよ。まさるは会社外の友達がいてうらやましいよ。」
「そう?」
「ああ、まさるはつまんなかった?」
「そんなことないけど、家族持ち同士の話とか仕事の話もしたかったし。」
「ならまた今度行けばいいじゃん。」
「そうだね。」
よかった。

Kさんには翌日、家に呼ばれた。
「まさる、昨日の俺がいないほうがよかったんでしょ?」
「そんなことないよ。」
「おもしろくないなぁ。俺がいなかったら誘っちゃったんじゃないの?」
「そんなことしないよ。」
「でも相手が誘ってきたらホイホイついてっちゃったんじゃないの?」
「そんなことしないって。家庭持ちだぞ。」
「そうかなぁ。まさるだって家庭持ちだけどあんなことやこんなことやってるじゃん。」
「Lさんは違うって。」
「わかんないよ。あやしいと思うな。」
「え・・・、そんな・・・。」
「とにかく、浮気しようとしたんだからおしおきしないと。」
「なんだよそれ。」
「いいから、早く。こっちきな。」
ベッドルームへ通される。

ひやひや

2006-10-24 | Weblog
Lさんに飲みに誘われた。
二つ返事でOKしたけれど、ちょっとした事件になってしまった。

なんと、飲みにいく途中でばったりKさんに会ってしまったのだ。
少し気まずい僕。
Lさんは、Kさんのこと、覚えていたようで、
「前にスーパー銭湯で会ったときいた方ですよね?」
なんて言ってる。
Kさんはニヤニヤしながら、
「今日は二人でデートですか?」
なんて言ってる。
会社の人には会わせたくなかったから、Kさんが余計なこと言わないかひやひやしてしまう。
それなのに・・。

「一緒にどうですか?」
Lさんが・・・。
そんなぁ・・・今日はLさんとじっくり話しができると思ったのに。
「でもお邪魔じゃないですか?」
Kさんが僕の顔を見ながら言う。
「いえいえ、せっかくだから。」

こうして男3人で飲みに言った。
幸い、Kさんも余計なことは言わず、当たり障りのない話題が続いた。
と、KさんがLさんに聞いた。
「よく風呂とか行くんですか?」
あ、俺もそれ聞きたかった。耳をそばだてていると、
「水が好きなんですよ。だからプールなんかもよく行きますよ。」
へぇ~。
「二人のことプールで見たことありますよ。」
えっ?
「声かけるのもどうかと思って。」
・・・。
「ちょっとあやしい雰囲気だったし。」
ヤ、ヤバイ。なんか言わなきゃ。
「そうですか?ばれちゃったかなぁ。」
こら!Kさん何を・・。
「うらやましいなぁ。」
Lさんまで何を!。
「あのさぁ、何か頼む?」
あせって話しに割ってはいる。
ニヤニヤするふたり。
「なにあわててんの?」
くそっ!

器具・後編

2006-10-20 | Weblog
ケツのなかに異物感。同時に変な音がする・・・。
やったな!

さっきのバイブ。入れられたのだ。
「やめ・・・」
やめさせようとしたけれど、快感が襲ってきて言葉にならない。
「はあぁあ!・・んぁああ」
「やっぱりイイんじゃん。ヤラシイ顔しちゃって」
Kさんに言われ、やっとのことで言葉を搾り出す。
「だ、だめだって・・・や・・・や・・だっての・・・」
「ふうん、素直じゃないね。じゃあやめるよ」
Kさんはおもむろにバイブを止め、僕への愛撫をやめる。
それなのに僕のケツは刺激を求めて自然にグラインドし始める。
「やっぱり欲しいんじゃないの」
またスイッチを入れる。
「はぁあ!」
大声を出す僕。
「どうすればいいのかなぁ・・・」
どうして今夜はこんなに意地悪なんだ。
もったいぶらずに快感くれよ!
そんな気持ちだった。
僕はKさんの手からバイブを取り上げると自分でヤリ始めた。
家にはこっそりあるんだ。使い方には慣れてる。
僕はKさんのものを激しくフェラしながらバイブでケツ穴を弄った。
3Pしたらこんな感じなんだな・・・。
そんな想いとともに、
「これじゃまるで公開オナニーだな・・・」
堕ちていく自分を感じた。

「素直になればいいのに」
Kさんがニヤッとした気がした。そして僕のものを激しく扱く。
「ぐはぁあ・・・んんぁあ!!」
僕は絶叫して果てる。
その後、またKさんに貫かれたのだった。

器具・前編

2006-10-18 | Weblog
僕はKさんに「淫乱」のレッテルを貼られはじめている。
そうしたのはKさんなのに、セックスをするたびにKさんは僕に言う。
「まさるって絶対に淫乱だと思うよ」

ある日、Kさんに聞かれた。
「まさるは上下の口、同時に犯されたいとか思ったことないの?」
「そりゃ、想像ではなくもないよ。複数とかでヤラレまくりたいとか・・。でもそうは言ってもね・・・」
「ふーん・・・」

その日の夜、ベットの上でKさんのものを舐めていると、
「まさる、これ使ってくれない?」
快楽に酔ってぼぅっとした僕の目の前に現われたのはバイブ。
「え?どういうこと?」
「俺の咥えながらケツに入れれば擬似3Pじゃん」
「・・・そんな・・・」
「恥ずかしがることないよ、やってみせてよ」
「・・・い、いやだよ・・・」
言葉とは裏腹に僕のケツはうずき始めていた。
「ならいいよ、こうするから」
Kさんはそういうと69の姿勢で僕の下半身を責め始めた。
僕も喘ぎながらKさんのものを責める。

そのときケツにヒヤッとした感覚があって、あれっと思うといつもと違う感覚が襲ってきた。
「ああぁ!」
思わずのけぞる。何が起きたのか。

ひとりの休日

2006-10-15 | Weblog
今週はこづかいがピンチで家にも帰れない。
Kさんに会いたいなと思っても用事があるとかで会えない。
こんな週末。ひさしぶりだ。

仕方ないので部屋をきれいに掃除して、たまには料理してストックをしておいた。
買い物にでても家族連れやカップルが多くて、なんだかつまらない。

仕方ないのでプールに行った。
カッコイイオトコが何人かいて、ちょっと目の保養。
それっぽいのもいるけど相手にしてもらえるような年でもない。
そう考えていたらなんだかつまらなくなって泳ぐだけ泳いだら帰ってきてしまった。

なんかヒマだなぁ・・・
部屋で大の字になって考える。
Kさんも僕が家に帰ってるときってこんな風に感じてるのかな。
それとも他の友達とかに会ってるのかな。
自分の手で顔から首筋、胸から下へ触れてみる。
Kさんと出会って、変わった僕。
Kさんの触り方を思い出してみる。
乳首や脇・・・腰骨・・・へそ・・・そして・・・
ずっと感じやすくなった。
思えば咥えたり・・・飲んだり・・・
今まで絶対にやらないと思ってたのに・・。
これから僕はどこへ行くのだろう。
どこへ流されていくのだろう。

浴室で欲情・後編

2006-10-14 | Weblog
前にもまして激しくKさんのペニスを愛撫する。
僕の顔は唾と汗でグチョグチョになる。
頭がぼおっとしてきているのはお湯が熱いから?
それともペチャペチャといういやらしい音とKさんの感じる声のせい?
「まさ・・はぁああ・・!」
Kさんが言うと同時に僕の口の中に独特の匂いが充満する。
思わず口を離すと残り汁がだらっと出てきた。
舌を這わせ、舐めとる。口の中には大量のKさんのものが・・・。
「まさる、口の中見せて・・」
肩で息をしながらKさんが言う。僕は口をあける。
Kさんはゆっくりかがみ、僕にキスした。
「そのまま飲めよ・・・」
僕は飲み下す。
「うまいか?」
よくわからなかった。考える間もなく、なぜがうなずいてしまった。

「カラダ洗おうよ」
Kさんはボディソープではなく、コンディショナーを多量に僕のカラダにかけた。
「なんで、これリンスじゃないの・・・?」
「いいんだよ、まさる・・・」
僕の上半身に白いコンディショナーがダラダラっとかかってまるで精液をかけられたみたい。見透かすように
「な、やらしいだろ?」
とKさん。
そしてKさんの手のひらが僕のカラダにコンディショナーを塗りこんでいく。
「ああ!・・っはぁああ!!」
まるでローションじゃないか。僕のカラダはヌルヌルになってKさんの愛撫を強烈に感じる。
「やめ・・・」
言う間もなく、Kさんの指がケツ穴に侵入してきて僕は絶叫する。
「ここに欲しいんでしょ・・?」
「あああぁ・・・」
「いいなよ、欲しいって」

そのまま立ちマンで掘られ、風呂桶に挿入したまま入り、最後は水中で激しく衝かれながらトコロテンでイってしまった。
「まさるってほんとにケツが感じるんだね」
感心したようにKさんに言われた。


浴室で欲情・前編

2006-10-12 | Weblog
なんだかHばかりしている僕達。
先日は風呂場でイカされた。

Kさんのマンションは乾燥機付の浴室。
まず、浴室暖房をがんがんにかける。
そして湯温を高めにしてバブルバスにする。
文字通り蒸し風呂状態になったところでKさんに呼ばれる。
早くも汗だくのKさん。全身汗が噴出していて濡れた肌がいやらしい。
僕もすぐに汗ばんできて、浴槽に二人で入る。
まるで熱帯にいるみたい。
僕は横になって風呂桶に仰向けでもたれる。
Kさんはひざ立ちで僕の前に立つ。
バブルバスと汗でぬらぬらと光るKさんのペニス。
僕はなにも言わずにしゃぶりはじめる。
「う・・」
Kさんが感じ始めて、口の中に先走りのしょっぱさが広がるけど、それがまた僕を興奮させる。
僕は口と手で夢中で愛撫する。ゆっくり大きくストロークさせると、じわっと先走りが出てくる。迷わず舌先ですくい取り味わう。
「Kさんの、うまいよ・・・」
思わず口走る。自分でも驚き。思っても見ないこと。先走りがうまいなんて。
「じゃあ今日は口の中に出してもいいか・・?」
そのKさんの言葉に我を忘れる。精液にまみれる自分を想像して・・・。