( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

唯一の本気13:罪と罰

2005-06-28 | Weblog
そんな僕とGさんの関係の終わりがくるなんて思ってもみなかった。

それは妻が僕の携帯を見たことで迎えた。
僕は詰問され、白状せざるを得なかった。
ただし、ゲイであることだけは隠したままで・・・。

妻は出て行ってしまった。
僕はGさんに別れを告げた。
携帯は解約した。
食事がとれなくなって、1週間で体重が3kg減った。

3日後、友達の家に泊まっていた妻は帰ってきた。
僕は妻に一生、頭が上がらなくなった。

妻にはもちろんのこと、Gさんにはとても悪いことをした。
僕にとっては甘くて、苦い思い出になったけれど。

一度だけ、デパートでGさんとすれ違った。
店員と談笑するGさん。
僕は視線を合わせられなかった。
エスカレーターのところで振り返ると、僕を見つめるGさん。
3秒ほど見詰め合った。視線は僕からはずした。それっきり。

先日、仕事でGさんのマンションの近くに行った。
見覚えのある車が駐車場にあった。
見上げても会えるはずはないのに、何度も見上げる。
今、もしGさんに会えるとしたらどうするだろう。
もちろん、むこうにしてみればお断りだろうが。(やっとおわり)

NO SEX NO LIFE

2005-06-25 | Weblog
セックスなしで人は生きられるだろうか。
女性の場合、セックスしていないと閉経が早くなってしまうという話を何かで聞いた覚えがある。
本当なのかな?

それはさておき、生物としての人間を考えるとセックスなしで生きられると種の保存にかかわるからセックスなしでは生きられないのが正解だと思う。

ところで僕はこのとおり、肉体的にはオトコとのほうが感じるから、快感だけ追求するのであればオトコとセックスしたい。
でもセックスはカラダだけでするものではないから、ココロの充足まで得ようとするとそうはいかない。
今の暮らしがベストとは言わないが、自分の中ではベターだと思っているので、ココロまでオトコとのセックスで満たされると、かえってまずいことになるからこれでいいのかも知れない。
それでもカラダは快感を覚えているから、思い出しては自分で・・・てことになるんだけれど、それがセックスなしでは生きられない証拠なんだろうか。

唯一の本気12:身も心も・・・?

2005-06-23 | Weblog
その日は結局Gさんの部屋で夜明けまで愛し合った。
僕はもうGさんなしでは生きていけそうもなかった。

それからもGさんと何度が逢瀬を重ねた。
妻が戻ってきてからもしばらく関係は続いた。
それは妻の不在時をねらったり、適当な嘘をついたり・・・。

僕のカラダはもうGさんのモノだった。カラダだけでいえば、僕は100%Gさんのモノになっていた。
Gさんの部屋で、僕は何度も抱かれた。
カラダの隅々まで開発され、僕は半狂乱でもだえまくった。
普段の好青年ぶりとはかけ離れた淫乱な僕。
Gさんが「まさるはラッシュいらずだね」と目を丸くするほどだった。

罪悪感はまだあったが、それすら僕は楽しんでいた。
それが、また僕を燃え上がらせるひとつの要因にすらなっていた。

ココロは・・・
少しずつ惹かれ始めていたのかもしれない。
Gさんのちょっとしたしぐさに「かわいいな」って感じたりしてたから。(つづく)

リスク

2005-06-19 | Weblog
いま僕は会社でいわゆるリスクにかかわる部門で働いている。
もし会社でリスクを生じる不手際が発生したときに対応や事後処理に動いている。また、リスクが生じないための対策をしている。
なかなかリスクにかかる意識ってリスクに直面してみないと理解されないから、仕事上は気を使うことが多い。
占いとかあまり信じるほうではないけれど、どうも生命線(手相)が以前にくらべるとずいぶん短くなってきたような気がするのは気のせいだろうか。

なぜこんなことを考えたのかといえば、仕事が大変なのはまあそうなんだけれど、こうやってブログをしていることもひょっとして今の生活を守るという意味ではリスキーなのかなと思ってしまったのだ。
アクセス数が少ないながら安定してくるようになった=定期的に見ている方がいる、つまり僕だとばれてしまうリスク。
同類(ずいぶんと失礼な言い方だけれど)と知り合いたくなってしまうかもしれないというリスク。

実は少し前の記事にコメントをくださったryu-ziさんのブログは僕もたびたび拝見していた。同じ立場として気になる存在だったし(なんかかっこいいし)。
ひとそれぞれだからカムアウトすることの是非は一概にどうこういうものではないと思うけれど、今の僕には勢いでもできる勇気がない。
一生誰にも言わないのも人として強いと思う。
誰かに打ち明けるのもそれによるリスクを受け入れるのだからやはり強いと思う。
中途半端にブログで愚痴っている&ばれやしないかヒヤヒヤしている僕は??
多分一番弱いタイプかな・・・?

(Gさんとの1件はもう少しだけ続きます。だらだらすみません。)


唯一の本気11:はまってしまった僕

2005-06-18 | Weblog
見覚えのある、Gさんの車。
乗り込む僕。

結婚してること、どうしても一度だけしてみたかったこと。
正直に洗いざらい話した。

「どうも落ち着いているから、そうかと思ったよ。」
Gさんは静かに言った。

車はいつしか、河川沿いの土手に来ていた。
Gさんが自分の過去を話してくれた。
それなりの資産家の家庭で育ったけど、親とは将来のことで衝突していたこと。
つきあっていた彼女が死んだこと。

その話が本当のことだったかどうか、今となってはどうでもいいことだけど、僕はGさんから離れられなくなってきているのではないかと思っていた。
自然に僕も自分の過去について話した。

二人とも寂しかっただけかもしれない。
気がつけば、Gさんが僕を抱きしめていた。
草の上に押し倒され、僕はされるがままになった。

「うちにこないか・・・。」
僕はうなずいた。(つづく)

唯一の本気10:もういちど

2005-06-17 | Weblog
家に帰り着くと僕はすっかり疲労困憊していた。
あんなに感じたことはなかったし、ほぼ一晩中Gさんと抱き合って感じさせられていたから。
体温を測ると37度ちょっとあった。

疲れきっているのに、ちょっとしたことで、僕のカラダはGさんを思い出した。
シャツが風になびいてカラダと擦れたりするだけで、僕のカラダはGさんの愛撫を思い出してゾクゾクした。

でももう気が済んでいた僕のココロは、もうこれっきりにしようと思っていた。
罪悪感もあったし、仮にGさんの方からまた会いたいといっても時間がとれないと思ったからだ。
確かにそう思っていた。Gさんからのメールがくるまでは。

Gさんからまた会いたいというメールがきたのはあれから2日後のことだった。
妻が帰ってくるまであと3日。
でも・・・。
だめだよ。2度目はないよ・・・。

「僕はあなたと会う資格のない人間です。嘘もついてるし、ごめんなさい。」
メール送信。これでいい、もうネットもやめよう・・・。
ブックマークも、履歴も全部消した。

ところが、Gさんから次の日メールがきた。
「家のそばで、ずっと待ってる。俺はあきらめきれない!」
・・・。僕の中で何かがはじけてしまった。
携帯だけをもって飛び出す。(つづく)

コメント

2005-06-16 | Weblog
他の人のブログを見ると、コメントが沢山ついていることがある。
正直、うらやましいなとも思うが、返事もままならないので、今のままでもいいかなとも思う。

ブログがきっかけで、自分と同じ立場のひとと知り合えればいいなぁと思うが、長続きできないかもしれないので、躊躇してしまうのも事実。
ゲイサイトで自分の同類を探すけど、メールは出さず仕舞い。本当はいろんな話がしたいのに。

ブログやってるかどうかは置いといて、自分と同じようなひとは多いのだろうか。
隠れてこそこそはいやだけど、自分がゲイだということでさえ認めたくないのにね。
家族にゲイがいるってだけで大半のひとは眉をひそめるだろうに。

ちょっととりとめがなくなったけど、コメントをもらって考えてしまった。
昔の思い出に浸ったりしてるけど、毎日を生きていかなきゃいけないんだよな。
ゲイであることは隠し通して。

ちなみに僕は関東です。
メールはgoo IDのあとに@mail.goo.ne.jpをつければOKです。
なかなか返事ができないかもしれないけど・・・。

唯一の本気9:Gさんに堕ちた僕

2005-06-14 | Weblog
それから僕はGさんの思うがままに犯された。
足を肩まで持ち上げられ、Gさんのペニスが僕のアナルをグジョグジョと音を立てて犯すところを見せられた。僕はアナルが濡れることをはじめて知った。僕のカラダは僕の意識から離れ、僕はまるでゲイビデオに出てくる人のようにGさんの行為に酔いしれた。
僕はまさにGさんの前に堕ちた。
Gさんが休憩を入れようと言ったときも、すこしまどろんだ後、自分からGさんの上に跨り、Gさんと僕のペニスを2本両手で握って扱いたり、69の姿勢で生まれてはじめてフェラチオをした。
Gさんの先走りのすこししょっぱい味がしたが、僕は自分の置かれているシチュエーションに酔っていた。
僕の主導権を握っていたのはこのとき、頭ではなく、あきらかにカラダだった。
病気のことなんかどうでもよかった。いま目の前にある快楽が欲しかった。
僕はGさんのペニスを唾液で顔中べちょべちょにしながら大声で喘ぎながらゲイセックスに浸った。

なぜかふたりともなかなか射精しなかったから、最後は扱いてしまった。僕はGさんに愛撫されながら、ローションまみれのペニスを扱き、イッた。あまりに興奮していたから、僕のザーメンは仰向けになった僕の頭を越え、髪の毛にまで飛んだ。Gさんは僕の腹の上にザーメンをぶちまけた。それから僕のカラダに二人分のザーメンを塗りこんだ。僕達はしばらくそのままたたずんでいた。二人分のザーメンと唾液、汗の匂い・・・。Gさんが僕を犯しながら何度も言ったセリフ。
「まさる・・。これっきりなんて俺はいやだよ・・・。」
僕がそれに答えたセリフ。
「Gさん、僕も・・。もっと、もっと深く犯してよ・・・。」


そのあと、僕達はシャワーを浴び、夜明けのころ、Gさんに送ってもらった。
僕はカラダだけでなく、ココロまでもGさんに堕ちていることに気がつかなかった。
そのときは、1回だけにしておこう、これっきりにしよう、本気で思っていたはずだった・・・。(つづく)


唯一の本気8:ついに・・・

2005-06-12 | Weblog
Gさんの愛撫で、すっかり自分を見失った僕。
気がつけば、Gさんの腕の中でもだえ、喘ぎながら快楽の海に漂っていた。
Gさんは僕の両足を持ち上げ、開き、僕のアナルに舌を這わせた。
ものすごい快感・・・。今まで味わったことのないもの。
おそらく、快感に絶叫していたと思う。僕はなすすべもなく、Gさんの執拗というべき愛撫にされるがまま、半狂乱に喘ぎ声を上げ続けた。
初めはおそるおそる触れるように、でも次第にアナルのひだを確認するように、そして、尻を両手で開き、アナルをかき分け、浸入してくる舌・・・。舌がべちょべちょといやらしい音を立て僕のアナルを陵辱する・・・。さんざん犯され、アナルがほぐれたところで愛撫をやめられ、もっと欲しがる僕は思わず、「ああ、もっと・・・」と声を上げる。
「もっと、なに?」Gさんが言う。わかっているくせに、聞く。なおも僕の太ももや敏感な乳首や首筋を愛撫する。
「はうっ・・・」止める間もなく、Gさんの指が僕のアナルに侵入してくる。さっきのアナル舐めでもう僕のアナルはほぐされているから痛くはなかった。Gさんの唾液で濡らされ、ほぐされたアナルはグジョグジョと音を立てながら指をくわえ込む。Gさんの指が僕の中を這い回る。ああ、もっとほしい・・・。もっと、中をグジョグジョかきまぜてよ・・・。
快感に酔いしれている間に僕のアナルを攻める指は3本になっていた。
「まさる・・・。もう3本もくわえ込んでるよ・・・。いやらしいよ。ほらこんなになってる。」
Gさんは僕のアナルを掻き混ぜていた指を目の前に出す。意外なことにそれはネチョネチョ濡れていた。それを見て僕はたまらなくなった。もっと犯してほしい。いやらしく、めちゃくちゃに犯して・・・。
「欲しいのか?何が欲しいのか言って・・・。」
僕は息も絶え絶えになりつつも、「ああ、ああ・・」としか言えない。
アナルに入れて欲しかった。Gさんのモノで僕を貫いてほしい・・。
「はあ、は・・あっ・・。入れて・・。」
それだけ言うのがやっとだった。Gさんが言った。
「ゴムないけどいいの?」
今にしてみれば危険なんだけど、そのときはもう快感に流されてどうでもよかった。今すぐアナルを犯して欲しかった。
「いい・・、Gさんが欲しい・・。」
「そう、じゃあ、入れてあげるよ・・」
僕のアナルにGさんのペニスが入ってくる。初めてのアナルセックス。これがゲイのセックスなんだ。めくるめく快感が僕を襲う。もう、意識はぶっ飛んでいた。
「はうっ、ああ、ああ、もっと入れて・・。めちゃめちゃにかきまぜてよ・・。」
僕は狂ったように喘ぎ声を上げ続け、腰を振っていた。(つづく)

唯一の本気7:ベッドの海で

2005-06-09 | Weblog
Gさんに導かれてベッドへ・・・。
ベッドの脇に大きな鏡がある。
鏡の中の自分と一瞬、目が合う。
上気した顔。なんて顔してるんだろう・・・。

Gさんはベッドに僕を横たわらせると上からのしかかってきた。
「ああ、本当に抱かれるんだ、オトコに・・・。」
今までしごかれたり、しゃぶられたりってあったけど、ベッドでというのは初めてだった。
Gさんの指先が僕のカラダ中をまさぐる。首筋から降りてきた指が、僕の乳首をやさしくつまむ。たまらず喘ぎ声を漏らす。敏感な脇や横腹のカラダのラインを確かめるようにGさんの指が撫でる。
そして上半身にキスの雨が降ってくる。やさしく、執拗に、僕のカラダの感じるところを舌で愛撫してくる。僕は我を忘れてしまう。
同時に下半身にGさんの指が伸ばされる。初めは膝から、太もも、尻。太ももの裏側が感じやすい僕は思わず歓喜の喘ぎをあげる。自然にうねり始めるカラダ。

よくベッドの海で泳ぐっていうけどこういうことなんだろうか。
激しい快感に僕は我を忘れ、喘ぎ声を上げ続けた。(つづく)