( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

貫通3

2006-09-18 | Weblog
照明が落とされた部屋。カーテンが開け放たれた向こうには街の夜景。
全裸でキスに耽るふたりの男達。

「まさる、好きだ・・・」
Kさんの手が僕のカラダをまさぐる。
首筋から背中をつたい、それから膝下からふとももへと・・・。
カチカチになった僕のペニス・・・。
僕はもう力が入らなくなってラグの上に横になる。
「Kさん・・ベットに・・」
言う間もなく、Kさんがのしかかってくる。
Kさんのペニスもカチカチになっていた。
ふたりの腹にはさまれてふたつのペニスがぶつかり合う。
男とセックスするんだ・・・。
改めて認識させられる僕。
世間では変態とされる行為。
それでもかまわない。
これは僕が一番欲しかったもの。
僕はKさんのペニスに手を伸ばす。
でかい・・・。
ケツに欲しい・・・。
僕は興奮していた。
このでかいモノで貫かれたい。
串刺しにして欲しい。
ケツの中ガンガンに掘って掻き混ぜて欲しい。

Kさんは僕の気持ちを知ってか知らずか僕のカラダの隅々まで愛撫する。
僕はたまらず、喘ぎ声をあげる。
「まさる、やらしい声で泣くね・・。」
Kさんのキスが僕の敏感な乳首をとらえる。
乳輪の外側から円を描くように舌を這わせる。
「ああん・・」
声を上げる僕。
「舐めて・・・」
つい、言葉が漏れる。
「どこ舐めるの・・・?」
吐息をつくようにKさんに言われ僕は首を振る。
「言われないとわからないよ、まさる・・」
「っはうっ・・・あぁん・・」
「ここ・・・かい?」
Kさんは今度は脇の下に舌を這わせる。
そこも僕が感じるポイント。
「あぁ・・・はあぁ・・」

僕はカラダをくねらせ首を振り悶絶した。
生身の男に愛撫されることがこんなに気持ちいいなんて。
久しぶりなのに僕のカラダは男を忘れていなかった。
「ごめん、まさる。ベッド行こう。」
Kさんが言った。
まだ夜は始まったばかりだった。