( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

唯一の本気3:いけないことに酔ってる自分

2005-05-30 | Weblog
メールをくれたのはGさんだった。

Gさんは僕より年上だった。昔はラグビーをやっていたのだという。
場所もあるとのことで駅から近いという。
僕の家からはほどよく離れていて、街中で出会う危険性もない。
「抱かれたい」気持ちの僕にとってうってつけの相手だった。

どきどきしながらOKのメールを出す。
1時間後に待ち合わせた。
ネットで仕入れた知識でなにが起きてもいいように準備する。
「いけないことをこれからする」自分に酔っていたのかもしれない。
自分のことがわかるものは持たないよう、もしくはバッグの奥深くに忍ばせて僕は家を出た。

待ち合わせ場所に着き、しばらくすると携帯が鳴る。
見渡すと・・・。いた。Gさんだった。目が合う。
いい男だ。危険な感じはしない。
大丈夫そうだ。でも油断しないように。

頭をフル回転させながら僕はGさんに近づいていく。
まるで吸い寄せられるように。(つづく)

唯一の本気2:あてつけ

2005-05-28 | Weblog
一緒に夏休みをとろうと考えていた僕は、妻の予定に合わせて夏休みをとった。普段一緒に休日を過ごせないからせめて、と思っていた。
ところが、直前になって妻は自分の母と旅行に行くと言い出した。
結婚してこれからは夫である僕といくらでも出かけられるからいまのうちに親孝行がしたいのだという。僕にも実家でゆっくりしてはと提案してきた。

妻の気持ちは理解できた。理屈としては。
でもせっかく妻の予定に合わせてとった休みだったのに。
ココロのどこかで消化不良のようにつっかえるものがあった。
それに僕の実家は「家族はいつも一緒にいるべきだ」という考えが根強く、まさか夏休みに一人で行けるはずもない。別々の夏休みを選んだ僕たちにいらぬ詮索をされたくない。

結局、「家の大掃除でもする」といって僕は家に残ることにした。

大掃除、なんていっても何日もかかるものではない。
僕は暇をもてあました。
「つまんないや。」
視線の先にはパソコン。

ゲイサイトをみていると、セックスしたくなってくる。
自分でしても満たされぬ想い・・・。
妻は5日間帰ってこない・・・。
自分より実家の母を優先させた妻・・・。

それはあてつけだったのかもしれない。
寂しさをまぎらわすためだったのかもしれない。
気がつくと掲示板に書き込みをしていた。

携帯にメール着信・・・。
(つづく)

唯一の本気1:きっかけは・・・。

2005-05-26 | Weblog
今まで、いくらかの男性経験があるけれど、本気になってしまうことはまずない。
もちろん、結婚しているからだけれど、惹かれる人にまず出会わないせいもあるのかもしれない。
そんな僕だけど、一人だけ本気になりかけた人がいる。Gさんだ。

Gさんとも出会いは掲示板なんだけど、本題に入る前になんで結婚後もゲイと出会うようなことをしてしまったか書かなければならない。

結婚後、しばらくはゲイサイトを見ることもなく、たまにFさんのことをいい思い出としてプールで泳ぐときに思い出すくらいだった。
ところが、妻の仕事が変わり、ひとりの時間ができてしまった。土日に妻が仕事になってしまったので、土日が休みの僕は暇になってしまった。暇になるといっても家事をしたりするので、出かけ放題というわけにもいかない。ついつい、ネットでちょこちょこゲイサイトを覗くようになってしまった。
それでも僕としては妻を第1優先として考えていたし、夏休みくらいは一緒に過ごせるだろうと考えていた。ところが・・・。(つづく)

通勤電車の中で

2005-05-26 | Weblog
5月も半ばを過ぎるとさすがに世間では薄着になってくる。
どうも僕の住んでいる地域では寒い日が続いたりしたけれど。

電車に乗っていると周囲の人たちの服装が軽装になってきている。いいカラダをしている人って服の上からでもわかるからついつい見てしまう。
こんなことを考えるのは自分にコンプレックスがあるからだけれど、肩幅が広くて背中のラインがきれいだったり、尻がプリッとしていて締まっているとそれだけで惹かれてしまう。
通勤電車の中でそういう人を見かけると暇なだけについ妄想してしまう。
この人はどんな人なんだろう、とか。
あぶないなぁ、僕は。

オトコの背中

2005-05-24 | Weblog
昨日は会社の研修で1日出張だった。
50人くらいの集まりで1日説明を聞くという退屈なもの(でも内容は濃かった)だったけど、それでも寝ている奴らがいてびっくり。一応仕事、しかも講師雇ってるのになぁ・・・。

そんな話は置いといて。
オトコの背中にもいろいろあるんだなぁ、なんて思ってしまった。
自分の席は後方だったんでいろんな背中が見れたんだけど、広かったり、狭かったり、ワイシャツがだぼだぼだったり、ぴちぴちだったり、くたびれてたり、オトコの色気を漂わせてたりで。

かっこいいなぁという背中の条件って
1.引き締まって無駄な脂肪がなく適度に筋肉がついてる
2.かもし出す雰囲気
3.骨格
とあるけど、意外と
4.服のサイズがジャスト
5.姿勢
が大事だったりすると思う。昨日見てて思った。

自分の背中はどうだろう。背中には生き様が出るというけれど。かっこいい雰囲気を出せるようになりたいもの。まだまだかな?

でも昨日変な夢をみたせいで、前の席に座ってたイケメン君との・・・を妄想してしまった。
研修内容はマジメに聞いたけどね。社会人だもの、あたりまえだよね。

男たちに囲まれて・・・

2005-05-23 | Weblog
僕はホテルの部屋の前に立っている。
この扉を開ければ待ち望んだ快楽の世界が待っている。
掲示板で知り合った人がいるはずだ。

扉をノックする。
でできたのはまさに予想していたとおりの僕好みのオトコ。
何時間かの自分を解放できる時間が持てるはずだ。

紳士的でやさしい彼に勧められるまま部屋の奥へ行く。
たわいもない話をしながら出されたビールを飲む。
いつもより酔いが回るのが早いようだ。
あれ?僕ってこんなに酒によわかったっけ?
世界が回り始める。

気がつくとベットの周りには何人かの全裸のオトコ達。
僕はオトコ達にもてあそばれている。
まるでゲイビデオの乱交モノのように扱われ、喘ぎ声を上げる僕。
僕の口とアナルは見知らぬオトコ達に代わる代わる犯され、体液にまみれる。
喚起の声を上げる僕のカラダ。もっと犯して。もっと。もっと・・。
そういえばさっきの彼は?できるなら彼としたい・・・。

やっとのことで部屋の中を見渡すと彼は少し離れた場所から僕が蹂躙されるのを見ていた。
「思ったとおりの淫乱君だね・・・。」
やめてよ。そんな目で見ないでくれよ・・・。ココロとは裏腹にまたオトコが僕の中で果て、違うオトコに犯され始める僕。大声で喘ぐ僕・・・。

そんな夢を見た。
こんな日は頭の中がセックスのことで一杯になって仕事に身が入らない。
一週間の始まりなのに!

がんばれ!僕。

そういえばデザインも変えました。

2005-05-22 | Weblog
タイトルも変えたけれど、デザインも変えてみた。
テンプレートはものすごく沢山あるので、変えて遊んでみたりしていたのだけれど、どうもしっくりするのがなかった。
できれば、内容が内容だけに、暗~いのがビジュアル的にもわかるのがいいななんて思ったり、人でなしっぽいのがいいなとか、ゲイの世界に溺れているのにぴったりなのないかなぁなんて思ったり。
で、一応、自分の心情を吐露する、という目的でブログを始めたので、ソファーならインタビューぽくてまあいいか、と思って変えてみました。
よくゲイのひとは芸術的センスに優れている・・・なんて言いますが、嘘だと思う。
そういうひとがたまたまゲイだっただけで。と僕は思うけど。
僕もセンスないし。

タイトル変更の理由

2005-05-21 | Weblog
タイトルを「FORBIDDEN LIFE」から変えた。
理由は新しいタイトルの方が自分により近いから。
Forbidden=禁じられた
Life=生活
といってもいま現在僕にゲイの友達はいないし、相変わらずゲイサイトは毎日のように覗いているけれどROMってるだけだし、セックスも最近はなんとかしないで済んでる。
むしろそうは言いつつもゲイの友達は欲しいけれど、家族のことを考えるといけないことのような気がするし、ゲイサイト浸りなのもどうかと思うし、セックスはしたくてたまらないし、自分自身がすごく中途半端だと思うので、タイトルもそれに合ったものに変えようかな、と。
2週間くらい考えたあげく、変えました。
別に書く内容は変わるわけもないんだけど。
今までどおり、誰にも言えないけれど言いたいことをこっそり書いていくつもりです。

見た目について考察してみる

2005-05-20 | Weblog
僕はよく若く見られる。
20代に見られるときもある。
ゲイの世界では「若く見られます」っていうのはアピールポイントになってるようだけど、どうなんだろう。
まあ確かに実年齢より見た目=肉体が若いんだからセックスするときはいいだろう。
でも・・・。精神が若くて見た目が若く見えるとしたら情けない話だ。
人間として成熟してませんということになる。

ということで最近若く見られると少しフクザツな気持ちです。
人間としてもっと成長しないと!

寝たら終わり?

2005-05-19 | Weblog
ゲイサイトでオトコと出会い、メールのやりとりをする。
そのうちに「会おう」ということになる。
会うとほとんどの場合、セックスをする。
そんな僕だけれど、ごく一部の例外を除いて、次はない。

カラダが欲しくて、たまらなくなってするんだけど、その後襲ってくる罪悪感。妻を裏切っていること、普通に考えたら男同士でなんて気持ち悪いし、肉欲に堕ちてるだらしない自分、同じ穴のムジナである相手に対しても嫌悪感。

「もう今回限りにしよう」
いつも思うのになかなかやめられない。