( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

この子誰の子

2007-08-18 | Weblog
自分が種無しとわかってから
ある思いに囚われている。

それは・・・

この子誰の子

・・・ということだ。




わが子ができた時点で僕が種無しだったことを証明することはできない。
でも100%わが子であるという確信がない。

思い起こせば・・・
予定日からさかのぼるとその1ヶ月は仕事で家を空けることが多く、やった覚えがない。今までずれることもあるだろうと思って気にすることはなかった。
それに・・・
わが子には僕に似たところがない。
顔も、体型も、仕草も妻似だ。
妻に似て、かわいい子だ。

血液型は僕達夫婦の組み合わせだとなんでもありなので
わが子が何型であっても証明にも否定にもならない。

医者は言った。
「無精子症になる原因はさまざまです。先天的なひともいますが、全てがそうではありません。」
でもそうなのか?少ないならともかく、ない、なんて。

思えば思うほど、考えれば考えるほど
僕は沈んでいく。
危険な考えなのに。
こんなこと考えちゃいけないのに。
自分を棚にあげて妻を疑うなんて。

やはり

2007-08-04 | Weblog
いやな予感はないわけではなかった。
でも、まさかって思ってた。

検査の結果が出た。
僕には生殖能力がない。
自然妊娠はまず難しいということだ。

なぜだろう。
一人目はできたじゃないか。
精子がなくなるような病気になった憶えもない。

罰か・・・?
僕が今までやってきたことの。
ああ、きっとそうなんだ。
さんざん好き勝手やってきた僕に
罰が当たったんだ。

もう子供はできない。
わが子は一人っ子。
兄弟のいる気持ちを経験させることはできない。

「まだ方法はあります」
医者はそう言った。
そんなことはネットで調べて知っている。
問題はそんなことではない。

検査前はたいしたことじゃないと思ってた。
生殖能力がどうこうでこんなに心を乱されるなんて。
もうオトコではない気がする。
役立たずな気がする。
純粋に悲しい。

カプセルのなぞ

2007-08-03 | Weblog
Mさんにもらったカプセル。
栄養剤かなにかなんだろう。
これを飲むと集中力が出るので、
仕事でここ一番、てなときには
重宝している。

僕がMさんに会うのは
もちろん、セックスのためだけど、
このカプセルが目的だったりする。
Mさんに言えば、くれるから。

2錠もらって1錠はその場で飲む。
するとセックスも段違いに気持ちいい。
いつまででもやっていたくなる。

もう1錠は仕事がきついときに飲む。

ところが今日、カプセルを見たLさんが、
「まさる、おまえ・・」
と言って絶句。
「なにか?」
「その錠剤、どうした?」
「なんで?」
「・・・M・・・」
「え?」
「・・飲まないほうがいいぞ」
「なんで?」
「・・・それは・・・」

なんだ?この歯切れの悪さは。
イラッとする。
「Mさんにもらったんだけど、なにか?」
「・・・あのさ・・」
「Lには関係ないでしょが。これ飲むと仕事がばりばりできんの、なんか文句ある?それともいつぞや見たいにボーっとして心ここにあらずでもいい?」
「・・・」

なんでだろう。この胸騒ぎは。
今度Mさんにこれがなんだか確認してみよう。