( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

唯一の本気2:あてつけ

2005-05-28 | Weblog
一緒に夏休みをとろうと考えていた僕は、妻の予定に合わせて夏休みをとった。普段一緒に休日を過ごせないからせめて、と思っていた。
ところが、直前になって妻は自分の母と旅行に行くと言い出した。
結婚してこれからは夫である僕といくらでも出かけられるからいまのうちに親孝行がしたいのだという。僕にも実家でゆっくりしてはと提案してきた。

妻の気持ちは理解できた。理屈としては。
でもせっかく妻の予定に合わせてとった休みだったのに。
ココロのどこかで消化不良のようにつっかえるものがあった。
それに僕の実家は「家族はいつも一緒にいるべきだ」という考えが根強く、まさか夏休みに一人で行けるはずもない。別々の夏休みを選んだ僕たちにいらぬ詮索をされたくない。

結局、「家の大掃除でもする」といって僕は家に残ることにした。

大掃除、なんていっても何日もかかるものではない。
僕は暇をもてあました。
「つまんないや。」
視線の先にはパソコン。

ゲイサイトをみていると、セックスしたくなってくる。
自分でしても満たされぬ想い・・・。
妻は5日間帰ってこない・・・。
自分より実家の母を優先させた妻・・・。

それはあてつけだったのかもしれない。
寂しさをまぎらわすためだったのかもしれない。
気がつくと掲示板に書き込みをしていた。

携帯にメール着信・・・。
(つづく)