( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

はじめての裏切り3:泳いだ後に・・・

2005-05-14 | Weblog
僕たちはメシを食べた後、車に戻った。後は家まで送ってもらうだけ。このあとの展開を想像してどきどきする僕。なかなか車をださないFさん。
たわいもない話をしながらさりげなく僕の腕にふれる彼。あ、びっくりしてちょっと声がでてしまう。すごくやさしくだんだん腕から腕をおいた膝へと彼の手が伸びてくる。

「僕、感じやすいんですよ」ちょっと照れる僕。やさしく微笑む彼。わかってる。「さわってもいい?」わかってる。僕がしたいことと彼がしたいことは同じこと。ゆっくりと僕はうなずく。彼の手が短パンの上から僕にふれる。初めはそっと、カタチを確かめるように。
男にさわられてる。考えるだけで興奮した。これでホントにゲイなんだという想いとやってしまったなぁという軽い後悔の念。彼の愛撫に感じて思わず声がでる。僕は堕ちた。

「どこか行こうか」車をだす彼。うなずく僕。彼の手は僕の上にある。短パンの裾から手が進入してくる。拒む理由はない。がまんできずに声がでる。「感じてるんだ」彼がつぶやく。

人気のない公園脇の路地。車のシートが倒される。僕は身を任せる。
ときどき脇を車が通る。そのたびにあたりを気にする彼。
「こっちへ行こう」車を降りた彼について公園に入る。誰もいない。
彼は僕の短パンを下ろした。そして僕のモノを口に含んだ。
ああ、ついにこんなことになってしまった。僕、変態みたいだ。興奮した。でもあれ、なんか変だ。男のツボは男が一番良く知ってるっていうけどあんまり気持ち良くない。むしろちょっと痛い。
でも自分の置かれたシチュエーションに興奮している僕はそれでもよかった。いかせて欲しい。そう思った。彼のほうも興奮しているようで、「壁に押し付けて犯してやりたい」「すげぇやらしいよ」「はじめてみたとき視姦してたんだぜ」と猥雑なことを言う。
うしろから抱かれながら手コキされる。カラダ中をまさぐられ、野外でしかも半裸、猥雑な言葉を言われ、という状況で僕は自分を見失う。ああ、もっと感じさせてくれ、もっと激しく。
気がつけばカラダをくねらせながらあえぐ自分がいた。イキそうになると急に彼は僕のモノを口に含んだ。最後は彼の口のなかでいった。
僕がいってしまうと彼はちょっと照れくさそうに笑うと「送ってくよ」と言った。彼になにもしていなくていいのかなと思ったが、まあいいかと思った。Fさんは帰りの車の中で何度も僕の頭を撫で、「かわいいなぁ」と言ってくれた。(最後もいっかいつづく)