ちかちゃんの・・前を向いて行こう!

39歳、まさかの乳がん発覚。その時の自分の気持ち、そして戻って来た普通の日々・・思いつくまま書き記しておこうと思います。

人生最悪の日

2008-01-24 | 告知まで
もんもんと過ごした1週間・・。
まさか・・ねという気持ちもある。
一度再検査でひっかかってもその後の検査で大丈夫という話もよく聞く。
自分もきっとそうだ。
今は要らぬ心配をするのはやめよう・・。
そう思って気持ちを他のことに向けて過ごした。


1週間後の木曜、ついに受診の日が来た。

初診なので、かなり待たされる。結局2時間近くも不安な気持ちのまま待合室に・・。
やっと名前を呼ばれて、診察室へ。
まずエコーをしてもらって、次にマンモグラフィーを撮るよう言われる。
先生は私の緊張をほぐそうと、時々冗談めいた口調をしていたが、
とても笑える心境ではなかった。

気持ちに全く余裕はなかった・・。

技師さんが四苦八苦して撮ったのに、マンモの写真は真っ白・・。
30代ぐらいだとまだ乳腺が発達しすぎていて、うまく映らないそうだ。

それから先生が渋い顔をして話を切り出す。

「抗がん剤を使うと脱毛だけは避けられないけど、今はいいかつらがあるからね・・」

え?何?何?抗がん剤?かつら??
なんでそんな話するの?
私・・・ガンなの?
まだ決まったわけじゃないでしょ?

そんな私の混乱をよそに、先生は淡々と話を続ける。

とても大事な話をしているようだったが、全く耳に入ってこなかった。
うまく相槌すら打てなかった。

たまりかねて質問してみた。

「何パ-セントぐらいの確率でそうなんですか・・?」

「60パーセントぐらいかな?」

もしかしたら医者の直感で、ほぼ確実・・と見抜いていたのに、
私の落ち込み様見て、このぐらいの数にしたのかもしれない・・。

だけど、その時は残りの40パーセントにすがりたかった。

細胞診の前に来週のMRIを受けに行く予約を入れてもらう。

診察室を出てからもまだ混乱していた。

「あなたはがんです。」
「がーん
という小学生のときふざけて何度も言っていたしゃれが、頭の中をグルグルまわっていた。
まさかそれが実際のことになるなんて・・!
どうしよう・・どうしよう・・?

今まで正直に生きてきたつもりだ。
なのになぜ?
病院の外へ出て一人途方に暮れた。

私はどうなってしまうの?
二人の子供はまだ小学生・・。
子供たちを残しては逝けない・・!

色んな思いが頭の中を錯綜した。
一人暗闇の中に放り込まれた感じ。


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