ちかちゃんの・・前を向いて行こう!

39歳、まさかの乳がん発覚。その時の自分の気持ち、そして戻って来た普通の日々・・思いつくまま書き記しておこうと思います。

大人の心、子供の心・・。

2008-05-30 | 日々の日記
久しぶりに「アルプスの少女ハイジ」の再放送をやっていた。

ちょうどフランクフルトで、こっそり子猫を飼ったり、白パンをクローゼットに隠してたりがばれて、あの怖~いロッテンマイヤーさんに大目玉をくらうところ・・。

山へ帰りたい~と泣くハイジが可哀想で涙が出た・・。

だけど・・・ちょっとあれ?と思った。

子供の時はこのおばさん(ロッテンマイヤーさんのこと)なんと理不尽なことばっかり言ってるんやろ~嫌なヤツ~腹立つ~!って思ったけど・・

今改めて見ると、教育係として、そんなに間違ったことは言ってない・・。

そりゃ内緒で猫飼ってたら怒るし、クローゼットにカビの生えたパンを隠し持ってたら発狂するわ

他にも同じようなこと私も言ってるなあ。

クララに、猫はどんなばい菌をもってるかわからないから、触ってはいけないと怒ってたけど、最近原因不明の湿疹が出ている下の子に、かわいがってる近所の犬のアレルギーかもしれんから触ったらあかんと言った自分と重なった。

いつから子供の心を忘れてロッテンマイヤーさん側に立ってしまったのか?

こんな風にがみがみ言われたんじゃ、子供もたまらんやろなあ・・。

なんか子供が可哀想になってしまったよ・・とほほ

あんまりあれもあかん、これもあかん、って言わんようにしよ・・っと。
(って、多分明日の朝起きるなり、がみがみ言ってるんやろな~

思いは・・届く?!

2008-05-27 | 日々の日記
今日は朝、ヨガに行って、午後から時間があったので、近くのデパートまで買い物に・・。
やっと使わなくなったカツラをお店に出して、メンテナンス(?)してもらう用事もあったもので。

カツラの店舗があるデパートは後回しにして、ちょこっとお隣のビルをふらふらしてから、デパートのエスカレーターを上っていく途中、なんとそこに、以前同じマンションで親子共々とぉっても仲良くしてもらってたY子ちゃんの姿が


なんでそんなに驚いたかと言うと、彼女は事情があってそこからかなり離れたI市に引っ越してしまっていて、ここ半年以上会ってなかったし(うちの近所のそのデパートで偶然会う・・なんてことはありえない!)、その上用事があって、先週からずっと連絡しなければ・・と思ってたからだ。

今日こそメールしよう!と思ってた矢先に、彼女が目の前に現れてびっくり
もちろん向こうも、ここで私に会うなんぞ予想もしていなかったので超びっくり

彼女も今日はほんとに偶然、用事があってそこに来ていたらしいけど。

ほんの数十秒ずれていたら会わなかっただろうに・・。

あるんですね~こんなこと

そう言えば、ちょうどその人のブログにお邪魔している正にその時にこちらでコメしてくださってたり、
メールしようと文章打ってる最中に、その人からメールが来たり、
電話したら話し中で、向こうも正に自分にかけようと受話器を上げたとこだった・・なあんてことがしょちゅう

正に「以心伝心」・・これは単なる偶然では無いような・・

思いが届きますようにってよくお願いするけど、一生懸命思えば、それはほんとに相手に届けてもらえるのかもしれない



写経ツアー

2008-05-24 | 日々の日記
真夏並の日差しが照りつける中、まりもさんが企画してくれた大覚寺写経ツアーに参加してきました。



メンバーはまりもさん、ナビさん、スイムみちこさん、かなちゃん、そして私
(熱が出ちゃって参加出来なかったくりりんちゃん、残念早くよくなってね

拝観料を支払って中に入ると、十二単の衣装が・・
き、着てみた~いと叫ぶのは、まりもさんと私

なんとも私の好きな配色の衣装です・・



十二単って、着る時も一枚ずつだと面倒くさいから、重ねて一気に着るのかな~?なんてあほなこと言いながら、うぐいす張りの床を踏み踏み奥へ

歩く度にあのピヨピヨ・・(?)と可愛く心地よい音
昔二条城へ遠足に行ってからあの感じが大好き
何か不思議と落ち着くのだ。
本来は敵や不審者の侵入を察知して自分の身を守るためのものらしいけど・・
今で言うと、庭に敷き詰めると防犯になります~って言う踏むと音の鳴る砂利・・
ってとこかな~


大沢の池の横にある一番奥の五大堂という建物で受付を済ませて、いざ写経開始。



昔と違って、最初から薄く書いてある般若心経を筆ペンでなぞるだけなので、甘く見ていたけど、文字数多い方を選んだので、一文字一文字きちんと書いてみると、こりゃ、仕上げるのかなり大変そう

最初は丁寧に書いてたけど、そのうち調子に乗ってスピードアップして書いたので、最後の方はかなり雑になってしまった

でもお寺の済んだ空気の中、一心に筆を走らせるのはなんとも心地いいものだった
ちょっとはまりそう

最後に住所、名前、願い事(受付で、何でもいいんですか?とか一個だけ?とか散々質問しておいて、悩みに悩んで結局書いたのは心願成就の文字のみ(一言で自分の願い事を表現するのは難しい

そのままお焼香した煙の上に翳して箱に入れておくと、明日の朝、こちらで祈願してもらえるのだそう・・。

私達の心願(?)成就して欲しいもんです



その後は少し歩いて、「竹仙」という湯豆腐専門店にてお食事。



(最初に2枚撮ってから電池切れで、デジカメがうんともスンとも動かなくて、携帯画像ですんませんあまりきれいに撮れてません

美味しいお料理に舌鼓を打ち、結局最後の一組になるまでしゃべり続けた私達。

その後もすぐ傍の茶屋で、甘い物食べながら、またしゃべり続けたのであった・・(どんだけ~

京都まではちょっと遠いんだけど、こんな有意義な時間が過ごせるならまた遠出したいな~



行ってきました~♪

2008-05-18 | 日々の日記
嵐のライブに行ってきました。
駅を降りたら人、人、人・・
やはり年齢層は若めです。





当日は混むのでグッズは前日に購入。
今回のロゴはイモムシさんでイメージカラーはピンク
なかなかかわいかったっす

実は今日、またまたえらいことをやってしまいました
行きの電車に乗ろうとした正にその時、上のお姉ちゃんが何気に

「チケット持ってるよね・・」

とつぶやいたのです。

「わ、わ、わ、忘れた~~~

何度もいろんなライブに行ってるけど、こんなことは初めて~

幸い、時間にも余裕があったので、すぐチケットを取りにうちまで戻りました。

お姉ちゃんよ~よう電車乗る前に言うてくれたもんや~

ペンライトもオペラグラスも、喉が渇いた時のお茶も・・・完璧だったのに、どうしてチケットだけ忘れたの~私

これからは子供にフォローしてもらわなあかんのかなぁ・・情けないことです


その上、着いてトイレに行っておこうと思ったら・・いつもにも増して長蛇の列
結局地団駄踏みながら超ぎりぎりまでトイレに並んで、走って座席に着いてギリギリセーフ・・

みなさん、ライブの時は前日にチケットをかばんに入れ、トイレに並ぶ余裕を持って出掛けましょうね



ライブはもちろん最高でした
最近お気に入りの相葉ちゃんはいつもながらに天真爛漫
まつじゅんもニノも大野君も桜井くんも・・みんなかっこよかったで~す。

そ、そして、もう1つのお楽しみは・・娘の同級生のジャニーズ君がきっとどこかに出てるに違いない・・ってことで・・。
オペラグラスで、まわりで踊るちっこいJr達ものぞき続けました。
娘はあれに間違いない・・て子を見つけましたが・・。
明日、出てたか聞いて欲しいけど、それは絶対にいやだそうです。
そりゃそうか~



今度やる「花男」の映画の主題歌も歌ってくれました。
これがめちゃエエ歌で、もうじーん。気がつくと鼻すすりながら泣いてました

アンコールのあと、5人が去って行く時には思わず
「行かんといて~~~
と叫ぶ母に、子供達は何を感じたのでしょう

でもほんまに行かんといてほしかってんもん・・・

しかし3時間近いライブ、ほとんど立ちっ放しでペンライト振り続けるのは、かなり疲れた~

夢のような3時間でしたけど

しばらくはこの余韻に浸りながら生活したいけど・・明日の朝はまた弁当作りの現実が・・・はぁ・・しばらく山にでもこもりたいわ


変わったこと色々・・。

2008-05-16 | 放射線治療
この病気になって自分の中でいろんなことが変わった・。

まずは「普通」であること・・・以前は退屈でつまらないことだと思っていたが、この上ないシアワセ・・になった。

手術が終わってすぐに、HANAさんの掲示板に「幸せのハードルが下がった」という書き込みをみつけたが、その表現は私の気持ちにぴったり

朝、青い空が見られただけで、もう「シアワセ」
しょうもないことで笑っている・・「シアワセ」
久しぶりに作ったロールキャベツがとてもおいしく出来た・・・「シアワセ」


そして・・食べることへの価値観。


以前は一日に3度の食事のが面倒くさくてならなかった。
もちろん支度をするのも面倒・・。
なんとか手抜きしてお腹がいっぱいにならないかと思っていた。
なんで一日に3回食べなくてはならないのか・・とまで思っていた。

でも食ほど大切なものはない!と気がついた。
「医食同源」とはまさにその通り!
食べるという事だけで病気をやっつけてくれることもあるのだから、ありがたいありがたい



それから・・遠い将来の事を考えて不安に思うのをやめた。

とりあえず、明日一日笑って過ごせればそれでいいや・・




悪いことがあると、自分だけ「損した」気持ちになっていたのが、今は「何かのメッセージ」だと思うようになった。
この病気になってから失うことも多かったが、いろんなことに気がつけて得した・・とも思う。


告知直後は、幸せそうに町を歩く人が憎らしかった。
だけど、人は顔で笑っていても、何かしら「辛さ」を抱えている・・ことを知った。
みんな「辛い」んだ・・。


今までは、しんどくても一人で頑張るのが美徳と思っていた。
だけど、ほんとにしんどい時は傍で助けてくれる人の力を借りてもいいんだ・・。
助けてくれる人の気持ちを聞いてみると、そうやって助けることで、また自分も救われる・・と言ってくれた。
自分がもし助ける側に立った時も、そうかもしれない。
申し訳ないから・・と突っぱねないで、その気持ちを素直に喜んで受け入れよう・・そう思えるようになった。



楽しい時間、以前は「こんなことしてていいんか?」と自問自答していた。
でも今は・・楽しい時間は思いっきり「楽しい~幸せ」と心から思うようにしている。


以前は「また今度」「いつかそのうち」と思うことが多かった。
だけど「今」を大切にしなくては・・。
やらなければいけないこと・・やってみたいこと・・も先延ばししないで、今やってみよう・・。

命に限りがあることを知って、本能的にそうしているのかもしれないな

そんなこんなで、自分の中で変わったこといっぱい

思いついたら、また書いてみようと思う。



さぁ~今度の日曜は嵐のライブ

これも行きたいなら我慢しないで行っちゃえ~ってノリでやってることの1つで~す



母の日

2008-05-11 | 日々の日記
今日は母の日。

自分があげることばかりに気をとられていたら、朝起きてきた 子供達が

「母の日やから・・」

とこんなカードと手作りのプレゼントを照れくさそうに渡してくれました・・

こんなカードどうしたん?と聞くと、私が留守の間にネットで検索して印刷したとか・・・

子供は怖がらずにパソコンに立ち向かっていくから、知らない間にこんなことが出来るようになっていたのかと大いに驚きました。

明らかに機械オンチの私とだんなより腕前が上かも
こうやってこれからはいろんなこと、追い抜かされていくのだろうな
喜ぶべきことでもありますが

縫い目はガタガタでぼたんで閉じてしまって何にも入らない手作りの小物入れ(←中学生でこのレベルさすが私の娘・・)
最近なんだか裁縫道具広げて作ってるなあ・・と思ったらこれだったのね

小学校では母の日のプレゼントは作ってくれないから、全く期待していなかっただけに、ちょっと嬉しいサプライズでした

大事にしようと思います。


新聞で今ブログで話題になってるらしいサイト、見かけました。
いろんな言葉に変換して遊んでみるとおもしろいです↓↓↓

もんじろう言葉変換サイト


余談ですが、下の方の顔文字ランキングの「ジャイアンジャイ子」はぷっと笑えます。
なんともかわいい

結婚式

2008-05-08 | 日々の日記
連休中に福井へ行ってきました。

従兄の結婚式に出席するためです。

両親と妹も出席・・ってことだったので、これ、何年ぶり!?ってメンバー4人で朝早くからサンダーバードに乗り込み大阪駅を出発


到着した福井駅は小さい時に立ち寄った面影はなく、近代的なショッピングセンターのようになっていました。







たくさんの美味しい物を横目に式場のホテルへ。


久しぶりに会う親戚の面々・・・(そう、砂の嵐を「じゃみじゃみ」と呼ぶ人の集団です


私の病気の事を知っている人は

「今日は元気に出席出来て良かったのぉ~」

と心配顔・・。

予想通りの自分の反応

「ご心配おかけしましたもう元気です

はっきり言ってまだまだとっても元気とは言えないんだけど・・・

親戚にはそう言うしかありません。

「まだまだ治療中なんです・・体調もまちまちで・・

なぁんて心配かけるような発言は間違っても出来ません



でもその中でうれしかったのが、今回の花婿さんのお兄ちゃんにあたるもう一人の従兄の兄ちゃん。
彼にも小さいときから妹のように可愛がってもらっていました。
病気発覚後久しぶりの再会だったのですが・・

「連絡できなくてごめんのぉ(福井弁)ずっとぎゅってしてあげたかったんやで」

って言ってくれて・・

披露宴が終わって帰り際に、ぎゅってしてくれました。
どんな言葉よりも心が伝わるHUG

やっぱりすごい力があるって思いました。


披露宴の今日のメニューに「デザートビュッフェ」とあり、どうするんだろう?と思っていたら、廊下にほんとに素晴らしいスイーツが
(あまりの感動に写真撮ってくるの忘れました
最近の披露宴はすごい

親戚のお姉ちゃんのピアノ演奏あり、五木ひろしショーありで(そっくりの親戚がいまして)思考を凝らされた内容にとても楽しみました。
打ち合わせはさぞ大変だっただろうと・・・。

自分の時の事を思い出しました。

主人はもうジャカルタ駐在に出ていましたので、徳島の父、司会者、私・・という妙なメンバーで最終打ち合わせ。

一通り話が終わった時に徳島の父が言ったのです。

「で、ちかちゃん、万歳三唱はどこでやるんじゃ?」

「ば、万歳サンショウ

大慌てで司会者の方がこっちの方では万歳三唱はやらないことを丁寧に説明してくださって、その場はまるく収まったのですが・・・

今度は

「お土産が貧相や、パイナップルでもつけんかぁ」

「ぱ、ぱいなっつぷる~

結局もう一品つけることとして無事パイナップルの刑は免れましたが

披露宴も日本全国でまちまちなんですね~
大変でした

おばあちゃんの思い出

2008-05-02 | 日々の日記
この家に引っ越してきた時、徳島の義父が植えてくれたすずらん。

冬になると影も形もなくなってしまうのですが、春になるとまた青々とした葉が生えてきます。

今年もこんなかわいい花をつけました。



らいとんさんがおばあちゃんのことを書かれていたので、(らいとんさんのおばあちゃん、安らかに・・)私もおばあちゃんのことを思い出しました。


それにこの前不思議なことがあったのです。


道を歩いていると見慣れない尾のしろい小鳥が飛ばずに私の後ろを着いてくる・・。
角を曲がると、その鳥も・・

次の日の朝、家の前にまた昨日とそっくりの尾の白い小鳥・・

「おばあちゃん

私はなんとなくそう思いました。

亡くなった人が蝶などに姿を変えてやってくる・・・と聞いたことがあったから・・。



父は長男なので、おじいちゃん、おばあちゃんとは小さい時からずっと一緒に暮らしました。
おじいちゃん、おばあちゃん、両親、妹、それに私の6人家族。
食事をするのも、旅行に行くのもいつも一緒。

幼稚園のころなどは、おばあちゃんと二人で出掛けることもよくあったと思います。

おばあちゃんはとてもさっぱりした・・言わば竹を割ったような性格。
思ったことはズバリと口に出すのですが、不思議と嫌な印象は与えなかった・・。

身につける物もいつもオシャレ

いつもおもしろいことを言って周りを明るくする


おばあちゃん名言集

(その1)

   妹   「おばあちゃん、今日はフライデー?」

おばあちゃん「あぁ、あぁ、今日は雨が降らいでエエ・・」(大真面目に言っている)
  私・妹   「どてっ


(その2)

くちなしの花についた青虫を道端にポーン!と投げて自転車で通りかかる人に

兄ちゃん、ちょっとそれ踏んでって~

(そんなん嫌やろ~普通


(その3)

日曜の朝から、隣の駐車場で大音量でラジカセをかけながら車を洗う「や」のつく自由業風のお兄さん。

「うるさいなあ」と母とひそひそ話していたら、ベランダから

兄ちゃん、ちょっとうるさいわ。音量下げて~な!

とおばあちゃんの声。

(う、うわ~言うてもうた~


ところが、そのお兄さん、

「す、すんませ~ん

と素直に音量を下げた


等々、逸話がいっぱい・・。


おばあちゃんは我が家のムードメーカー

だから、おばあちゃんが友達と旅行に行ったりすると、まるで灯が消えたように静かな夕食

おばあちゃんは私には、なくてはならない存在でした。





だけど、そんなおばあちゃんも、6年前、その2年前に亡くなったおじいちゃんの後を追うように逝ってしまいました・・・。

86歳まで長生きしてくれたのだから、感謝しなくてはいけませんね

今でも実家に帰ると遺影に話しかけます。


1年半前、私の病気が発覚して、抗がん剤の副作用が辛い時も・・・


「おばあちゃんには会いたいけど、私まだやらなければならないことがいっぱいあるから、もう少しこっちの世界に居させてね・・」

いつも心でそうお願いしています


これからも見守っててね・・そして、また鳥や蝶になって私の傍に来てね、おばあちゃん