先日、Mac OS X Tigerの便利さをしみじみと感じました。
以前は「メタデータでファイルを探すなんて・・・」といっていたのですが、ふとしたときにあるPDFファイルを探す必要に迫られまして、Spotlightを思い出したわけです。当然、インストール直後の超長い索引作成は終わっています。ちょいとお手並み拝見！ってことで、Spotlightをクリックして検索単語を入力・・・
・・・！しているはなからじゃんじゃん該当書類が出るわ出るわ。ちょうど、著者名で論文を検索していたのですが、打ち終わったときにはその著者名が入っている論文という論文のリストがずらずらっと！しかも、よ～く考えると、この機能を使ったスマートフォルダなるものがあったはず。んではということで、ファインダーのファイルメニューから「新規スマートフォルダ」ってのを選びます。すると検索窓と共に探す場所だのファイルの種類だの日付だのの検索設定が出来る模様。さっきの著者名を入力してみるとSpotlightのようにあっという間に検索結果がリストになって現れます。ファイルの種類をPDFにしてやると、PDFファイルのみになって、「おぉ、これぞ望んでいた状態！」。このまま保存するとスマートフォルダの出来上がり。とりあえず、「コンピュータ」の中にある「○○○」という著者名を含む「PDF」ってことで、それがリストアップされたフォルダができあがりました。
普通にアイコン表示も可能で、どこかの記事にあったようにあたかもそういうフォルダを作ったようにしか見えません。でも、それはあくまでも検索結果で、そこにはファイルもフォルダもない。でも簡単アクセス。検索結果なので、別のスマートフォルダで別の検索結果として同じファイルが現れても、重複してコピーしてあるわけじゃない。ファイルは一つだけど二つのフォルダにあるように見えるという、何とも不思議な状態。
いやはや、これは便利ですわ。メールもMac OS X純正のMail.appを使えば、表題、中身、差出人なんかも全てSpotlightの検索対象らしく、いちいちメーラーで検索をかけなくても普通にファイルを探すようにメールが見つかる。Entourageも確かに便利だが、このSpotlightの恩恵にはあずかれないようなので、これはMail.appに乗り換え時期か？ってことになるわけです。
ま、メーラーの乗り換えはかなり大変なので、もう少し時間的に余裕のあるときにするとして、ひとまずPDFを一生懸命分類するのはやめました。PDFのSpotlightコメントを利用すれば、内容の分類だって簡単そう。ま、今まで集めた膨大な数のPDFにどうやってコメントを付けていくかという大きな問題は残るものの、これを利用しない手はありません。ぼちぼちとやっていこうかしら。
あのぉ、Winユーザーの皆様。再来年頃にはMacもIntelになっていることだし、見た目もよくて便利だしわかりやすいMacに乗り換えてみませんか？元々WinもMacの真似な訳だし、真似は元以上にはなり得ないわけで、やっぱり元を使う方がいいと思うんですけどねぇ・・・。
ちなみに、Mac OS X Tigerファミリーパック(5ライセンス)は、Windows XP Professionalアップグレード(アカデミックパック)1ライセンスとお値段があまり変わらないって知ってました？実際のお値段は書きませんけど、5ライセンス分フルインストール分が、単なるアップグレード(それだけではインストール出来ない)のしかもアカデミックパック(学生・教職員用ディスカウント)とトントンって納得出来ます？少なくとも私には理解不能です。
