告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

ガン撲滅のための政策

2009年09月11日 | Weblog
民主党が政権をとった。マニフェストにある政策を実行するための資金は行政のムダを排除することによって生み出すという。ガン患者になってから医療について調べていくうちに、医療分野においても、無駄なことが多いと感じてきた。しかし人の生命に関すること、これがムダとは言えない社会風潮があることも感じる。

民主党所属の故・山本孝史議員の提言がある。山本議員は、国会議員として医療行政に関する活動を積極的におこなっていた。胸腺ガンから肺と肝臓に転移し、たしか昨年亡くなられた。

→  みんなでつくる明日の放射線治療


もう一つの無駄は、がん検診に関するもの。

→  癌の情報Tips

自覚症状がない段階でのマンモグラフィーや触診などの乳がん検診がある。擬陽性と判定された人は次なるステップを受けることになる。CT、MRI、エコー診断やPET検診を経て、最終的には組織を採取しての病理学的診断で悪性腫瘍と確定診断を受ける。擬陽性になった患者は生きた心地がしないであろう。マンモグラフィーで発見される乳がん患者は1万人中4人程度との認識がある。乳がんの偽陽性と判断される人はもっともっと多いだろう。それでなければ、次なる検査を受ける必要はない。がん検診をアピールするのであれば、擬陽性のうち、本当の悪性腫瘍である確率はどれくらいなのかもアピールすべきだろう。乳がんに限らず、早期発見のためのがん検診に対してはかなりの額の国費が使われている。それに見合った利益があるのだろうか。

擬陽性になった個人にも金銭的、精神的、放射線被曝というリスクが増す。さらに、健康保険財政への負担も少なくは無い。確実に利益を受けるのは医療ビジネスであることは間違いない。乳がんだけでなく他のガンに関してもしかり。しかも、これらの疑問については新聞紙上にまったく載ることはない。反社会的にみえる記事である以上に、製薬および医療ビジネスは新聞社にとって大きなスポンサーだからだと感じる。



ガン患者にはストレスがたまる。ときおり怒りの気持ちも起きてくる。

→ 山本孝史「いのちのバトン」

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