告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

人生案内

2010年07月04日 | Weblog
読売新聞の朝刊にある人生相談欄を毎日、愛読している。ある日の相談、年老いて、外出は月一で病院に出かけるだけという。毎日、決まって妻が買い物に出かけた後、急に寂しさがこみ上げてきて気が変になるという。どうしたらよいかという相談内容だった。作家の出久根達郎氏が答える。


今まであなたが気づかなかっただけなのです。周囲の人たち、とりわけ奥様が、あなたが快く生きられるように配慮してくれていたのです。独りではこの世に生きているのではないこと、周囲の人による思いやりが、今まであなたが寂しさを感じなかったことに繋がっていたのだという、あなたはお分かりですか? あなたもそうなさってください、というのが回答だった。まずは奥様に感謝の言葉をひとつかけるだけで、あなたは寂しくなくなるはずですと・・・


わが身に言われたような気分になった。出久根達郎氏については以前にもこんな記事を目にしたことがある。母親の葬儀を身内だけで見送った。そして戒名も出久根さんがつけた。非常識と考えるひとには母親の遺言だと言って押し通したという。実母に「芳春院浄華慈愛大姉」とつけた。その後、義母には「春舞院銀星寿恵大姉」と命名し、さらには愛犬にも「秋桜院胡蝶愛蛙犬士」と戒名をつけて、葬儀では坊さんを呼ばずに身内だけで見送ったという。煩悩に左右されない人生がこれからの望み、私も戒名はぜひ自分でつけたい。


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