Subversion のインストールと利用 ================================================================================ ■ Subversion ・Subversion は、バージョン管理システムです。バージョン管理システムは、プロジェ クト・チームではなくてはならないものです。 ・バージョン管理システムは、つぎの2つの中核的な機能をサポートする必要があります。 * 変更内容を矛盾なくソース・コードに統合する * チームの作業履歴を記録する ・チームのメンバーが新たに作業を行った場合、メンバーは変更内容をリポジトリーにコ ミットすることによってその作業を共有します。 ・使用可能な最新状態のリソースを入手するには、ローカルのワークスペースを更新して、 リポジトリー上の変更内容を反映します。 ・プロジェクトのリポジトリーはプロジェクトの現在の状態を表しています。チームのメ ンバーは、任意の時点でリポジトリーの情報を使ってワークスペースを更新し、自分の作 業が最新状態かどうかを知ることができます。 ・履歴も保持しています。これにより、現在の作業を以前のバージョンと比較して、必要 があれば以前の作業状態に戻すことができます。 ・バージョン管理においては、チームの作業を調整して現在のプロジェクト状態の定義が ひとつしか存在しないようにし、チームとしてひとつに統合された作業を保持することも 不可欠です。 ・今回は、つぎのソフトウェアをインストールして使います。 * サーバーソフト VisualSVN-Server * クライアントソフト TortoiseSVN * Elipseプラグイン subclipseプラグイン ■ サーバーソフト VisualSVN-Server の導入 Subversionを、WindowsマシンにGUIを使ってインストール・設定できます。 インストールする手順: 1. ダウンロード 2. インストール 3. ユーザーの作成 4. グループの作成 5. リポジトリの作成 6. リポジトリの設定 1. ダウンロード 以下のサイトから、 VisualSVN-Server-2.1.1.msi をダウンロードします。 VISUALSVN SERVER http://www.visualsvn.com/server/download/ 2. インストール msi形式なので、そのままインストールすればOKです。 なお、VisualSVN-Server があれば、Subversionサーバーや、apacheも必要ありません。 3. ユーザーの作成 [Users]で右クリック - [Create User...]で、 [ユーザー名]と[パスワード]x2回 を入力して [OK] 4. グループの作成 [Groups]で右クリック - [Create Group...]で、 [グループ名]を指定して、 [Add...] で、ユーザーを追加する 最後に[OK] 5. リポジトリの作成 [Repositories]で右クリック - [Create New Repository...]で、 [リポジトリ名] を入力して [OK] 6. リポジトリの設定 [リポジトリ名]で右クリック - [Properties] - [security]タグ - [Add]ボタン で、ユーザーまたはグループを追加 [OK] ■クライアントソフト(TortoiseSVN)のインストール クライアントソフトとして、TortoiseSVNを使います。これは、エクスプローラーの右ク リックで、「更新」や「コミット」などができるようになります。 インストールの手順は以下のとおりです。 1. ファイルのダウンロード 2. TortoiseSVNのインストール 3. 日本語化プラグインのインストール 4. 日本語化 1. ファイルのダウンロード 以下の2つのファイルをダウンロードします。 tortoisesvn: TortoiseSVN Downloads http://tortoisesvn.tigris.org/ http://sourceforge.net/projects/tortoisesvn/files/Application/1.6.7/TortoiseSVN- 1.6.7.18415-win32-svn-1.6.9.msi/download TortoiseSVN-1.6.7.18415-win32-svn-1.6.9.msi LanguagePack_1.6.7.18415-win32-ja.msi 2. TortoiseSVNのインストール TortoiseSVN-1.6.7.18415-win32-svn-1.6.9.msiをダブルクリックしてインストールしま す。インストールが終わると、PCの再起動が要求されます。 3. 日本語化プラグインのインストール メニューで日本語を使うためには、LanguagePack_1.6.7.18415-win32-ja.msiをダブルク リックしてインストールします。 4. 日本語化 [エクスプローラーのフォルダ]右クリック - [TortoiseSVN] - [Settings] - [General] - [Language] を [日本語] にして[OK] ■リポジトリのURL リポジトリのURLは以下の形式になります。 https://ホスト名/svn/リポジトリ名 たとえば、testという名前のリポジトリであれば、以下のようになります。 https://localhost/svn/test ■バージョン管理の開始 1. 作業用フォルダを作り、[フォルダ名]右クリック - [SVNチェックアウト] で、そのフ ォルダとリポジトリと同期を取ります。 ■日々の作業 1. 作業用フォルダを作り、[フォルダ名]右クリック - [SVN更新] で、更新されたファイ ルを自分のローカルにコピーします。 2. 自分のローカル・フォルダで作業します。 3. 作業し終わったら、[フォルダ名]右クリック - [SVNコミット] - 必要に応じて、[最近のログメッセージ]を記入 - コミットするファイルにチェックをつけて[OK] ■リポジトリブラウザ ブラウザーから、リポジトリのURLにアクセスすることで、中のドキュメントを照会する ことができます。 ■Eclipseでsubversionを使う ソースを開発するようになったときは、開発環境として、Eclipseを使います。 Eclipseで、Subversionを使うには、そのためのプラグインが必要です。ここでは、 subclipseプラグインを使います。 □subclipseプラグインのインストール □tomcatプロジェクトを作る □プロジェクトとをリポジトリに登録する □日々の作業 □subclipseプラグインのインストール 1. Eclipse を起動 2. [ヘルプ] - [ソフトウェア更新] - [使用可能なソフトウェア] - [サイトの追加] ボタンを押下 [ロケーション]に、 http://subclipse.tigris.org/update_1.0.x を指定して[OK] 2. [http://subclipse.tigris.org/update_1.0.x]にチェック - [インストール]ボタン 押下 □tomcatプロジェクトを作る プロジェクト名は mbshop □プロジェクトをリポジトリに登録する(誰かひとりが行う) 1. [mbshop]右クリック - [チーム] - [プロジェクトの共用] - [SVN] - [次へ] - [新しいリポジトリロケーションを作成] - [ロケーション]に [リポジトリのURL] を設定 リソースの選択で、[work]以外はすべてチェック □日々の作業 1. [mbshop]右クリック - [チーム] - [更新] 2. 作業 3. [mbshop]右クリック - [チーム] - [コミット] リソースの選択で、[work]以外はすべてチェック 必要に応じてコメントを書く ■参考URL Subversionの使い方 http://www.cis.kit.ac.jp/~kiro/research/kiro.php?Subversion%A4%CE%BB%C8%A4%A4%CA%FD Eclipse で Subversion を使う http://www.ibm.com/developerworks/jp/opensource/library/os-ecl-subversion/ 以上
最新の画像[もっと見る]
-
あけましておめでとうございます 11年前
-
今年もよろしくお願いいたします 12年前
-
あけましておめでとうございます 13年前
-
あけましておめでとうございます 16年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます