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Subversion のインストールと利用

2010年03月22日 | プロジェクト管理
Subversion のインストールと利用
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■ Subversion

・Subversion は、バージョン管理システムです。バージョン管理システムは、プロジェ
クト・チームではなくてはならないものです。

・バージョン管理システムは、つぎの2つの中核的な機能をサポートする必要があります。
    * 変更内容を矛盾なくソース・コードに統合する
    * チームの作業履歴を記録する 

・チームのメンバーが新たに作業を行った場合、メンバーは変更内容をリポジトリーにコ
ミットすることによってその作業を共有します。

・使用可能な最新状態のリソースを入手するには、ローカルのワークスペースを更新して、
リポジトリー上の変更内容を反映します。

・プロジェクトのリポジトリーはプロジェクトの現在の状態を表しています。チームのメ
ンバーは、任意の時点でリポジトリーの情報を使ってワークスペースを更新し、自分の作
業が最新状態かどうかを知ることができます。

・履歴も保持しています。これにより、現在の作業を以前のバージョンと比較して、必要
があれば以前の作業状態に戻すことができます。

・バージョン管理においては、チームの作業を調整して現在のプロジェクト状態の定義が
ひとつしか存在しないようにし、チームとしてひとつに統合された作業を保持することも
不可欠です。 

・今回は、つぎのソフトウェアをインストールして使います。
    * サーバーソフト         VisualSVN-Server
    * クライアントソフト     TortoiseSVN
    * Elipseプラグイン       subclipseプラグイン


■ サーバーソフト VisualSVN-Server の導入

Subversionを、WindowsマシンにGUIを使ってインストール・設定できます。
インストールする手順:
    1. ダウンロード
    2. インストール
    3. ユーザーの作成
    4. グループの作成
    5. リポジトリの作成
    6. リポジトリの設定


1. ダウンロード

以下のサイトから、
VisualSVN-Server-2.1.1.msi
をダウンロードします。

VISUALSVN SERVER
http://www.visualsvn.com/server/download/


2. インストール

msi形式なので、そのままインストールすればOKです。

なお、VisualSVN-Server があれば、Subversionサーバーや、apacheも必要ありません。


3. ユーザーの作成

[Users]で右クリック -  [Create User...]で、
[ユーザー名]と[パスワード]x2回
を入力して
[OK]


4. グループの作成

[Groups]で右クリック -  [Create Group...]で、
[グループ名]を指定して、
[Add...]
で、ユーザーを追加する

最後に[OK]


5. リポジトリの作成

[Repositories]で右クリック -  [Create New Repository...]で、
[リポジトリ名]
を入力して
[OK]


6. リポジトリの設定

[リポジトリ名]で右クリック -  [Properties] -  [security]タグ -  [Add]ボタン
で、ユーザーまたはグループを追加
[OK]


■クライアントソフト(TortoiseSVN)のインストール

クライアントソフトとして、TortoiseSVNを使います。これは、エクスプローラーの右ク
リックで、「更新」や「コミット」などができるようになります。
インストールの手順は以下のとおりです。
    1. ファイルのダウンロード
    2. TortoiseSVNのインストール
    3. 日本語化プラグインのインストール
    4. 日本語化


1. ファイルのダウンロード

以下の2つのファイルをダウンロードします。

tortoisesvn: TortoiseSVN Downloads
http://tortoisesvn.tigris.org/
http://sourceforge.net/projects/tortoisesvn/files/Application/1.6.7/TortoiseSVN-
1.6.7.18415-win32-svn-1.6.9.msi/download

TortoiseSVN-1.6.7.18415-win32-svn-1.6.9.msi
LanguagePack_1.6.7.18415-win32-ja.msi


2. TortoiseSVNのインストール

TortoiseSVN-1.6.7.18415-win32-svn-1.6.9.msiをダブルクリックしてインストールしま
す。インストールが終わると、PCの再起動が要求されます。


3. 日本語化プラグインのインストール

メニューで日本語を使うためには、LanguagePack_1.6.7.18415-win32-ja.msiをダブルク
リックしてインストールします。


4. 日本語化

[エクスプローラーのフォルダ]右クリック - [TortoiseSVN] - [Settings] - [General] 
- [Language]
を
[日本語]
にして[OK]


■リポジトリのURL

リポジトリのURLは以下の形式になります。

https://ホスト名/svn/リポジトリ名

たとえば、testという名前のリポジトリであれば、以下のようになります。
https://localhost/svn/test


■バージョン管理の開始

1. 作業用フォルダを作り、[フォルダ名]右クリック - [SVNチェックアウト] で、そのフ
ォルダとリポジトリと同期を取ります。


■日々の作業

1. 作業用フォルダを作り、[フォルダ名]右クリック - [SVN更新] で、更新されたファイ
ルを自分のローカルにコピーします。

2. 自分のローカル・フォルダで作業します。

3. 作業し終わったら、[フォルダ名]右クリック - [SVNコミット]
    - 必要に応じて、[最近のログメッセージ]を記入
    - コミットするファイルにチェックをつけて[OK]


■リポジトリブラウザ

ブラウザーから、リポジトリのURLにアクセスすることで、中のドキュメントを照会する
ことができます。


■Eclipseでsubversionを使う

ソースを開発するようになったときは、開発環境として、Eclipseを使います。
Eclipseで、Subversionを使うには、そのためのプラグインが必要です。ここでは、
subclipseプラグインを使います。
    □subclipseプラグインのインストール
    □tomcatプロジェクトを作る
    □プロジェクトとをリポジトリに登録する
    □日々の作業


□subclipseプラグインのインストール

1. Eclipse を起動

2. [ヘルプ] -  [ソフトウェア更新] -  [使用可能なソフトウェア] -  [サイトの追加]
ボタンを押下

[ロケーション]に、

http://subclipse.tigris.org/update_1.0.x

を指定して[OK]


2. [http://subclipse.tigris.org/update_1.0.x]にチェック -  [インストール]ボタン
押下


□tomcatプロジェクトを作る

プロジェクト名は mbshop


□プロジェクトをリポジトリに登録する(誰かひとりが行う)

1. [mbshop]右クリック -  [チーム] -  [プロジェクトの共用] -  [SVN] -  [次へ] - 
[新しいリポジトリロケーションを作成] -  [ロケーション]に
[リポジトリのURL]
を設定

リソースの選択で、[work]以外はすべてチェック


□日々の作業

1. [mbshop]右クリック -  [チーム] -  [更新]

2. 作業

3. [mbshop]右クリック -  [チーム] -  [コミット]

リソースの選択で、[work]以外はすべてチェック
必要に応じてコメントを書く


■参考URL

Subversionの使い方
http://www.cis.kit.ac.jp/~kiro/research/kiro.php?Subversion%A4%CE%BB%C8%A4%A4%CA%FD

Eclipse で Subversion を使う
http://www.ibm.com/developerworks/jp/opensource/library/os-ecl-subversion/

                                                                           以上


PF=Project Facilitation(プロジェクトファシリテーション)

2007年03月23日 | プロジェクト管理
PF=Project Facilitation(プロジェクトファシリテーション)
http://www.objectclub.jp/community/pf/

プロジェクトファシリテーション プレゼンテーション[最新版]
ProjectFacilitation20070314.pdf

プロジェクトファシリテーション価値と原則編
ProjectFacilitation.pdf

プロジェクトファシリテーション実践編:朝会ガイド
MorningMeetingGuide.pdf

プロジェクトファシリテーション実践編:ふりかえりガイド
RetrospectiveMeetingGuide.pdf

プロジェクトファシリテーション実践編:バーンダウンガイド

プロジェクトファシリテーションツール編

ゆとりの法則

2007年01月08日 | プロジェクト管理
ゆとりの法則

http://store.nikkeibp.co.jp/item/main/148222811160.html

トム・デマルコ 著、伊豆原弓 訳
SLACK:Getting Past Burnout, Busywork, and the Myth of Total Efficiency
A5判
232ページ
定価 2,310円(税込み)
ISBN 4-8222-8111-6
日経BP社
2001年11月26日発行


第Ⅰ部 ゆとり
          
第1章 斧を持った男
自信喪失の危機/「立て直し」をはかった代償/それがどうした

第2章 忙しさの意味
忙しい労働者/複数の人間が一緒に働くには

第3章 人材は代替可能か
最も手っとり早い方法/マトリックス経営/仕事の切り替えにともなうロス/チームへの影響/仕事の切り替えにともなうロスの数量化/ロスが意味するもの

第4章 「急げ」と言うと遅くなる
「急げ、急げ」/複数の人間が一緒に働くには

第5章 イブを管理する方法
イブを部下にもつ/NPO(非営利組織)の場合/情報の管理/管理と個人の成長/違った意味の「ゆとり」

第6章 忙しさよりビジネスを
新しい世界/流れのなかの組織/人的資本/人的資本の価値はいくらか/人的資本と資本の損失/流れをつかめ/組織の自己投資能力/1円節約すれば‥‥


第Ⅱ部 本当に速く仕事をするには

第7章 プレッシャーの代償
プレッシャーとその影響のモデル/リスターの法則/適切なモデル/どういう意味があるのか

第8章 強気なスケジュール
できない約束の倫理感/信条/責任の所在

第9章 時間外労働
スプリント/だらだらとした時間外労働/生産性を低下させる方法/品質への影響/ゾンビ/人材の移動/時間の浪費/管理者の時間外労働

第10章 生産性計算のからくり
生産性と見かけ上の生産性/異常な進化形/しかし実際の世界では‥‥

第11章 掃除機の意義
労力を節約するか、体面を保つか/雑用係の問題点/トップの生活

第12章 間違った管理の第二法則
だれもが犯す愚行/管理者についてのジョーク/挑戦からの逃避/管理がむずかしい理由

第13章 恐怖の文化
神の賜物/怒っている管理者/人員過剰のパラドックス

第14章 訴訟
訴訟ゲーム/責任転嫁の手段としての訴訟/責任について/契約書の欠陥/けんか両成敗/訴訟とゆとり

第15章 プロセスへの執着
ハウツーの規格/テーラーリズムを超えて/スター社員/自動化の導入/所有意識と権限委譲

第16章 品質管理
過去最高のソフトウエア製品は‥‥/企業の品質向上プログラム/品質とスケジュール/品質と数量/品質低下プログラム

第17章 効率と効果
両方を手に入れるのがむずかしい理由/リスクによってさらに複雑に

第18章 目標管理
目標管理入門/停滞状態/ディスファンクション/追伸


第Ⅲ部 変化と成長

第19章 ビジョン
ビジョンと変化/ビジョン宣言

第20章 リーダーシップの「リーダーシップ」
リーダーシップとはなにか/力の問題/階層の経路とリーダーシップの経路

第21章 ディルバート再考
アメリカのヒーローへの攻撃/だれがリーダーシップをとるべきか/フォロワーシップ

第22章 恐怖と安全
変化に必要なもの/ふたたび恐怖について/棒と石と言葉と

第23章 信頼関係を築くには
信頼を得る方法――通常のモデル/新しいリーダーが信頼を得る方法――現実的なモデル/リーダーシップと相手への信頼

第24章 変化のタイミング
変化に立ち向かう/上げ潮に乗る

第25章 中間管理職の存在意義
中間管理職の重要な役割/ゆとりを取り戻そう/孤立/ふたたび安全について/まとめ:再生の必須条件

第26章 学習はどこで起きるか
人間は学習する機械である/学習プロセスの典型的なモデル/青ざめる学習/チームが重要なわけ/管理の方法を学習する/管理チーム/空白地帯に目を向けろ

第27章 空白地帯の危険
「多少の健全な競争は害にならないだろう」/内部の競争にはコストがともなう/防御行動/見えてくるパターン/訓練/学習しない組織のための処方箋

第28章 変化の管理
ルールの違い/ゲームは始まる前に終わっている/工場と家庭のモデル


第Ⅳ部 リスクとリスク管理

第29章 常識の誤り
リスク管理の問題点/それでもリスク管理が必要な理由/不確定性と向き合う/「できる」型の管理

第30章 リスク管理の基本
全体リスクと部分リスク/リスク管理とはなにか/リスクの抑制/リスクの軽減

第31章 危険速度
恥ずべき事実/安全速度

第32章 リスクとつきあう法
リスク回避/そもそもリスク管理などしていないのでは/リスク管理のチェックリスト

あとがき

第33章 干草の山から針を探す