ケニチのブログ

ケニチが日々のことを綴っています

デュメイ+モントリオール響=バルトーク「ヴァイオリン協奏曲第2番」他

2021-07-05 | 音楽 - バルトーク
 先日買ったCDを聴き終えた.A.デュメイのヴァイオリン,K.ナガノ指揮+モントリオール交響楽団による,バルトーク・ヴァイオリン協奏曲第2番ほか.

 両ナンバーとも,遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.独奏のデュメイは,安定の技術と力強くじっくりとした音色に一貫し,ナガノ率いるモントリオール響も,整然としたアンサンブルでこれを支える.ただし,バルトークのトリッキーな音楽にしては,あまりに落ち着いた進行が,陰影を欠く印象も.録音は鮮明で,各プレイヤーとオーケストラ,もしくはライヴならではのホール全体の雰囲気とを,ともによく捉えたもの.


バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番/管弦楽のための協奏曲 (2CD)
オーギュスタン・デュメイ (ヴァイオリン),
ケント・ナガノ (指揮),
モントリオール交響楽団,
東京エムプラス,ONYX 4138

最新の画像もっと見る

コメントを投稿