УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

宝永山に行ってきました

2013-08-30 09:25:23 | 旅行
昨日は、夏休みをもらって宝永山に登ってきました。
宝永山は、富士山にくっついた側火山で、標高2693m。


この、右側の山ですね~


「富士山を絵に描いて下さい」と課題を出して、富士山の向かって右側の斜面に出っ張りを描くのが「静岡県民発見法」のひとつなんですが(爆)このでっぱりが宝永山です。
富士山頂までは、なかなか大変で覚悟がそれなりに必要ですが、この宝永山までは日帰りでそこそこ登山とハイキングの中間くらいの気分で登れます。
といっても、靴は登山靴の方がいいですよ~、やはり・・・

まずは、富士山五合目の登山口までバスで行きます。
路線バスのせいか、お客は単独か二人連れくらいで大人が多くて非常~に静かでございました。
途中はかなり急カーブ連続ですが、運転手さんの静かで丁寧な運転のため、気分悪くなる事もなくよかったよかった。
道路はガラ空きでした。


五合目展望台から、下方向の眺め。
摂氏20度ですが、風がかなり冷めたいです。
雲が、視線と同じ高さで流れていきます・・・


同じ場所から、富士山山頂方面。


黒というか、濃い茶色に縁取りが金色のなんとも上品な蝶がいました。


登山口入り口。ここですでに2400m
我が人生で、最高地点です(爆)
いや、今までに最高峰が地元の竜爪山で1100mくらいだったからねぇ。
上り口にガイドのお兄さんがいて「どちらに行かれますか?」と聞かれました。
で、地図をもらいまして、簡単な道案内もして下さいました、どうもどうもです。
で、払う気満々であった「富士山入山料(仮)1000円」でしたが、
8月頭で終了してるとか・・・
うーん、たぶん思ったよりもお金たまりすぎて後が困るんでこのくらいで止めといたとかでは・・・???


登山口すぐ、わりと道は広めです。傾斜は結構ありますが・・・




ハイマツとかコケもわりとあります。


あの鳥居は、頂上入り口の鳥居でしょうか?
こう見ると、結構近そうなんですが、多分実際には・・・
「見えているけどぜんぜん近づかない~っ!!!」なんでしょう。


わりとすぐ、6号目に到着です。
山小屋前のベンチでは、若者グループ(笑)が、盛り上がってます。
「ゴミ箱ってないの~?」とかって言ってましたが・・・
基本、山にはゴミ箱はありません、自分で出したゴミは自宅まで自分で持ち帰るのだヨ。


もうちょい進んだ分岐点で、山頂と宝永山行きが判れます。
ここからは、グループ者はほとんどおらず、単独か2人連ればかり・・・かと思いきや、
下山者の団体グループとすれ違うことが多かったです。
御殿場口登山道下山口からプリンスルート経由で富士宮口に入る、コースらしいですね~。


マツボックリ??なんですが、これが薔薇の花みたいできれいでした。
なぜか、二つペアで実ってるところが多かった。


このずーっと先の細い道を登っていきます。


わずかな緑が、なんか抹茶をこぼしたように見えますね~


富士山を代表する植物のひとつ、オニアザミです。
が、あんまりここでは見かけなかったなぁ。


宝永山第一火口の底です。ここからはずっと登り道。




このあたり(6.5合目あたり?)になると、もう植物は(目に見える範囲では)見かけなくなります。
岩と砂ばかりで、なんだか日本じゃないみたいな荒涼とした風景で、私的にはキンザザな風景(爆)


写真では判らないのですが、陽炎がたってます。
体感温度は風が強いせいか、結構涼しいです。
で、地面の方は太陽光で暖かくて、っていうのもあるけど、実は地熱自体で熱く陽炎ができているっていう方が大きいのでしょう。
富士山は火山なんですな~、休んではいても。


このあたりになると、足元を雲が流れていきます。
見た感じは霧なんだけど、実は多分雲なんでしょう、コレ。


そしてまぁ、なんといっても道が歩きにくいわ、歩きにくいわ。
軽石を細かく砕いたような道でして、足が埋まって滑るんです。
登り道は、一歩進むとズズズっと一歩下がる、っていう感じ。
50歩くらい歩いては小休止、くらいの感覚。ぜんぜん進めません。
くだりは反対に、一歩踏み込むとズズっと二歩分くらい勝手に進んじゃう感じで、楽・・・
なんですけど、結構バランス取るのに集中力が必要です、コケそうで怖い。
なんとなく、「猫のトイレ砂」の中を歩いているような気がしました(爆)


宝永山の馬の背に到着!!です。
大変な登り道はここでひとまず終了!!
このまま前方に進むと、富士山山頂に向かう御殿場ルートに合流します。
今回は、反対方向の宝永山山頂へ向かいます。


反対側の山肌は、茶色でもっと岩がかった感じでした。
時々、ドォンっ!!と遠くだけれど大きな音がして、雷?と思ったけど、多分東富士演習場の砲弾の音だと思われます。


馬の背のどん詰まり=宝永山の頂上。
しかし、モロに雲の中で展望はなかった・・・


足元すぐまで、雲の中。


下り道から見上げた、山頂付近の光景。




遠くから見ると、抹茶パウダー状態ですが、近くでみるとこんな感じの植物たちです。
過酷な環境でもがんばってます。


帰り道は、もと来た道ではなく、遊歩道を利用しました。
こちらは森林という感じで、木々の中を歩きます。




コケやキノコも豊富です。







で、富士山五合目まで戻ってきました~。
高山病とかは全く問題ナシでした、よかったよかった。


五合目の食堂でキノコうどんを食べました~。
具がホントにキノコとノリが一枚だけ!!美味かったよ~


で、最初見てるだけでは、富士山頂上って結構近そうに見えて、「行けそう」とかって思ったりもしましたが、実際登ってみると見るとやるとは大違いってヤツでしたな(苦笑)
でも、一番大変そうだ、って思ったのは、自分のペースを保持しにくいだろうな~という点。
っていうのは、登山口団体ツアーで10名~20名くらいの団体さんがガイド付きで登ってるケースが多いんです。
それが悪いっていうわけじゃ絶対ないんですよ、団体だから傍若無人っていう事は全くありませんでした。
でも、団体さんはどうしてもゆっくり登るんですよね~。それはいいんですが、で、後ろからついていくと、団体さんが気を使ってくれて「お先にどうぞ」と道を譲ってくださるんですよ。
そうすると、「あ、ありがとうございます。」と、どうしても早足で追い抜く事になってしまい、スピードを上げる、で、なんとか追い抜かすと疲れちゃう、けどここで休むと今度はその団体さんに追いつかれなんか気まずいムードに^_^;;
という感じで、常時ゆっくりとした自分のペースで歩き続けるっていうのがやりにくそうだなぁ~と思うんですねぇ。
あ、そうか、じゃ自分もその団体の中に入って登ればいいわけじゃーん!!(爆)
・・・問題は、自分が団体行動出来ない性質の人である、っていうところにあるのかも・・・^_^;;
でも、いつかは富士山登ってみたいねぇ、一度くらいは。
コメント
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