УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『レンタネコ』

2012-05-13 19:30:13 | 映画


昨日保護された子猫ですが、早くも里親さん宅にお試しに向かいました。
心配してくださった皆様、ありがとうございます。
きっと、今頃、新しいおうちで「悩殺ポーズ」を振りまいている事でしょう♪

で、今日は千波君も退院してきました。


わりとやる気で散歩中の千波君。


で、怪我ネコの方は・・・
実は、怪我ではなくて、それは肉球の横の皮膚部分から腫瘍が出来ていたのだそうです。
多分、肉芽腫?だそうで。
足をひきづって歩いていたのは、腫瘍で歩きにくかったのもあるけど、古い骨折跡があるそうで、それが未治療のまま治ってるので、骨が歪んでいるっていうのもあるそうだ。
で、エイズ陽性。
腎機能が悪いので、すぐ全身麻酔をかけるのは難しいため、とりあえず全身状態を整えるために入院、おりを見て腫瘍を切除&去勢をする、体力の回復をまって、リリース、という流れに今のところなっております。
去勢はどうしようかなぁ?とも思っていたのですが(そこの場所は、基本メスは避妊手術するけどオスはやらない、という感じらしい)エイズがあるので、去勢してしまえば、繁殖期に他ネコとケンカをする機会が減る→他ネコへのエイズ感染の可能性が減る、というわけでして。
まー、とりあえず、ゆっくり養生していただこう。

でもって、本日は映画見てきました。

映画『レンタネコ』予告編


「れんた~ねこ、ねこねこ」というセールストーク(?)がクセになりそうです。
「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」とかの作品の監督の作品でして。
私は、「かもめ」と「めがね」と、初期の「バーバー吉野」を見てます。
この監督の色、というか特色は、かなりヘンな設定をしつつ、そこにはあまりこだわらずに、その中で動く登場人物たちの普通の生活をそのまま見せるという演出で、癒し的な演出をしていく、という感じかな?
「余白が多い」という印象です。
しかし、この「余白」と「作りこみ」のバランスってかなり難しい、と思うのですね~。
同じような、若手女流監督の西川美和監督(「ディア・ドクター」「ゆれる」等々)は、かなり「作りこみ、書き込み」が細かい人ですが、その反対のタイプっていう感じかな?
登場人物にしても、この荻野監督の場合は、見ている側に「この人の過去はこういう感じで、家族は(映画には出てこないけど)こんな感じかな?」と想像させる余白が多いと思うのです。
で、あくまで私的な感想ですが、それが一番成功してたのが「かもめ食堂」
「バーバー吉野」は、作りこみ部分の方が特殊すぎて、余白を想像させるよりもちゃんとした「正解」を観客が求めてしまう、説明を必要としてしまうのに、それをしなかった、という感じ。
反対に「めがね」は、余白が多いのだけど、多すぎて観客に丸投げしすぎじゃない?と思ったのですね~。
「トイレット」は見ていないのですが。
今回は、「めがね」と「かもめ食堂」の間くらい、というリアリティかな?
もちろん、この監督の作品に、西川作品のようなリアリティを求めるべきじゃない、っていうのは承知ですが。
でも、今回は、やはり「ネコ」「ネコ」でかなり救われているというか(笑)
そりゃー、そもそも真面目にネコ観点で見るなら、「レンタネコ」っていうシステム自体どうなの?って思うし、夏の炎天下、ネコをリアカーに乗せて引きづり回しているっていうところも問題だと思うし、アレルギー者のいるお宅に里子に出すっていうのも、うーむ、と思う点もある。
でも、この監督の作品だから、そーいうリアリティはあんまり気にせずに、一種の「ファンタジー」としてみた方がいいかな?と。
誰もが心に「穴」を持っていて、それを埋めるのが「レンタネコ」というシステムで。
オムバニズムみたいに、短いエピソードが続いていくので、起承転結パターンがほぼ同じなのがちょいと笑えたりもしましたが。
で、全然別の意味で気になったのは、レンタネコでAランクがいわゆる純血種のブランドネコで、Bランクが三毛とかキジネコの日本ネコ、でCランクが雑種、っていうシーンがあったけど、BランクとCランクの差は???(笑)と思ったりしました。
エンドロールのタイトルカットがくるねこ大和さんなので、そこもかなりの見所でした。


お昼に食べた野菜カレーとナン。
ナンの巨大さに、思わず写真を撮ってしまったが、意外とフツーに食べ終えてしまった(笑)
コメント
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