バイリンガル(マルチリンガル)子育て日記

日本人夫婦が日本国内で他言語を自由に操れるように子供を育てている現在進行形の日記です。

帰国子女の英語指導

2009-07-25 20:57:50 | 出産・育児
帰国子女及びインターナショナルスクールに行っていた生徒の生後指導は、とても大変です。

現在当教室には、普通の子供の他、帰国子女、インターから移って来た子供、イマージョンスクールに通っている子供がいます。後者の2タイプの生徒の場合、滞在年数にもよりますが、今回は各子供の同年代のネイティブとの会話には困らないレベルの子供の場合について、書きたいと思います。

帰国後、今までとは違い当然英語に接する機会はほとんどありません。ですから、残念ながら日に日にスピーキング力は落ちていきます。
この状況には、自覚がある本人とそれ以上にご両親の落胆は大きいものです。
そこで、何が必要か?どのように現在の力をキープいくか?

それは、英語の音とその内容の画像を一致させるという指導です。

言葉というのは、皆さん意識はされていないと思いますが、必ず
音、状況、画像が一致して頭に定着されていくものなのです。
たとえば、Appleという単語はわからないと言われたら、「それはりんごよ」といてしまうのではなく、
「フルーツ」
「色は、赤、緑もある」
「冬のフルーツ」
「丸い」
 とヒントをあげると、一生懸命に想像します。想像しているときは、頭になんらかの画像を描いているはずです。最終的にりんごと理解したときには、
「赤くて、まあるいりんご」を頭には描いているのです。

英語の文章をきいたら、その内容を頭に描かせてあげれば、それを文にすることができてくるということです。

文面での説明はとても大変ですが、ご理解いただけたでしょうか。

英語指導の難しさ 1

2009-07-23 20:36:14 | 異文化
英語を習いたいというお子さんは、大きく分けて以下の3タイプです。
①ごく普通の子供
②インターに行っていたお子さん
③帰国子女

①の生徒さんの場合は、とにかく楽しく指導することが重要です。
英語ができると、とても世界が広がるということを含め楽しく、休まずに来させるということを頭において指導します。

②と③の場合は大体同じです。ただ英語の生活がどれくらいだったかによって指導の違いはあります。

特に低年齢のお子さんの指導はとても慎重にしなくてはいけません。数年間英語の中で生活したお子さんは、確かに帰国前までは英語でのコミュニケーションができていたわけです。しかし、帰国した途端、日本語の環境に浸るわけですから、残念ながら英語力は日に日に落ちていきます。それをどのようにレベルをキープし、且つレベルアップをさせてあげるかが指導者側の責任であるわけです。

今後すこしづつ、書いていきたいと思います。

ビデオテープの処理

2009-07-17 18:54:56 | Weblog
私は、映画鑑賞がとても好きです。最近はちょっとご無沙汰ですが、子供が小さい頃は、ディズニー映画はもちろん、子供向けの海外の映画を子供たちとよくみたものです。
 
 ディズニーでは、子供たちは英語の歌を覚えました。
 
 フリーウイリーを見て、翔は主人公がウイリーを海に放してあげるゼスチャーを 真似しました。

 未来が小さい頃、日本では英語だけのビデオがなかなか手に入らなかったので、アメリカのウオルトディズニー社まで日本まで送ってくれるよう手紙を書きました。すぐに返事を頂き、本当は外国までは郵送しないけど、お嬢さんの為に特別にと言ってくださいました。希望商品と輸送代金をすぐに送ったらところ、届けてくださいました。さすがディズニーだ、と主人と感激したものでした。

 我が家の子供たちは、大体の有名作品は全て英語で見ました。
 子供を見ているといかに子供というのは、言語を「視覚と聴覚」だけで楽しめるものだと確認しました。

 その後は、出張する機会も増え、現地で自分で購入しました。そんな具合で、現在手元に、100本近くビデオがあるのですが、もうDVDの時代ということで主人に処分するように言われました。処分する覚悟ができず、ずるずるしているうちに1年また1年というように月日が流れ、等々、思い切って処分することにしました。
幸い、小さいお子さんをお持ちの知人がもらってくださることになり、私の心も納得し処分ができそうです。


 

夏野菜の成長と子供の反応 3

2009-07-04 20:16:20 | 出産・育児
梅雨に入り、雨と晴天が繰り返されるせいか、kid's garden のお野菜の成長がすばらしいです。Sちゃん担当のきゅうりは、地べたをはいずり茂りで、毎日数本のみずみずしいきゅうりをつけています。

 今日はレッスン日でしたので、いつものように、子供はバッグを投げ捨て、自分のお野菜へと一目散に飛んでいきます。Mちゃんは、トマト担当の女の子です。
彼女には前々から1つひっかかkっていたことがあります。
「Mちゃん、トマトがついてるよ。取ってらっしゃい!!」と言ってもなかなか取りません。今日その理由を聞いて見ました。
「Mちゃん、なぜトマトとらないの?」
「だって、ひび割れてるんだもの!!」
「大丈夫だよ、食べれるよ。」と私が言うと、
「えっ?ひび割れてても食べれるの?」

 私はちょっとショックでした。確かに、お店のトマトは、とっても赤くて、まあるくて、割れてるのはありません。でもひび割れてても食べられるんです。

 「Mちゃん、ひび割れてても食べられるんだよ。おきゅうりだって、曲がってるのもまっすぐなのも味は一緒だよ。だからトマトも少し割れてても味は変わらないよ。それにお薬使ってないから、体にいいんだよ。」
「わかった。じゃあ、食べて見るよ」と言って、2粒のミニトマトを持って帰りました。

 まだまだ教える事があるんだと再認識した私でした。