どんな人にもそれぞれ、才能があります。そしてその才能を更に伸ばすのがその人の性格です。
学生の頃、音楽を一緒に勉強した友人にとても才能のある人がいました。既に"素"持っているものが違っていました。しかし、私を含む周りの人はとてもうらやましく思っていました。
それで彼女に追いつこうと努力するわけです。そうすると先生方は、その努力を認めてくれて、時には彼女より
良い点をくださいました。だからまた努力しようと。しかし、彼女は努力をしなかったのか?私には、そのように見えたのです。
「あんなの才能があるのでなんでもっと努力しないんだろう。もったいない。」と思って見ていました。
結果は、やはり努力した人がその道で今も食べているのです。
英語も同じです。その場ですぐにできるお子さんは、自分ができることを知っています。しかし、そんな彼らの中には、例えば自分が発表した後は、人の発表を聞かないタイプと最後までしっかり聞いているタイプとに分かれます。後者の子供は、スポンジが水を含むようにどんどん伸びていくのです。しかし前者は、「どうして?」と思うほど、頭に残っていなかったりするのです。
そこで、励まして、ほめて、持ち上げて"やっぱりきちんとやろう”と思ってもらうように私たちは努力します。しかし思い直す子とへそを曲げてしまう子と分かれます。
指導する側は、励まして、ほめてもう一度軌道修正をしようと努力しますが、どうしても乗ってくれない子がいます。我慢比べですが、なかなかうまくいかない場合は出てきます。
それでも諦めず、いろいろ話をしながら、信頼関係を築きながらこれからもその子が英語だけでなく、これからの人生にも役に立つようなアドバイスをしていきたいと思います。