バイリンガル(マルチリンガル)子育て日記

日本人夫婦が日本国内で他言語を自由に操れるように子供を育てている現在進行形の日記です。

日本語を見直す

2008-01-25 18:54:34 | 出産・育児
友人のお姉様が「優しい日本語」という本を出版されました。
日本語ってこんなにステキだったんだと、久しぶりに日本人に生まれて、日本を話すことに誇りと楽しさを感じさせてもらえました。

 1つ例を出しますね。(一部省略してあります。)
 「おすそわけ」と「お福分け」
 「おすそわけ」って良く私達は使います。自分がもっているものやどなたからか
  頂いたものを他人に分配するときに使います。これは「もともと宮仕えで出さ  れた食べ物を家に持ち帰り、上位の者から下位の物に対して縁者に裾を切り分
  けたことからでている」のだそうです。しかし、上から下に対する表現なので
  相手に失礼だととらえる人たちには「お福分け」という表現があるそうです。
  祝い事での引き出物や。神仏からの授かり物を人に分け与え、幸せを共有する
  ことをさすそうです。
  「お福」とはなんと心地よい響きの言葉でしょう。

  これからは、私は「お福分け」を使いたいなと思いました。何かこの言葉と
  一緒に頂いたものを食べるといいことがありそうな気がします。

  このほかにも、たくさん「へええ」とか「うーんそうだ!!」などと改めて感じ
  る「日本語」がこの本にはまだまだあります。

  著書名 清 ルミ
  太陽出版 「優しい日本語」

  皆さんの是非読んでみてください。

ホストファミリーの心得

2008-01-17 20:23:30 | 出産・育児
ホストファミリーを経験したご家族は日本中にたくさんいると思います。
しかし、残念なことに二度とやりたくないというホストファミリーもたくさんいます。

 ホストファミリー、とくにホストマザーにとても負担がかかるからです。大きく
 分けて、以下の4つでとても苦労します。

 ①食事
 ②洗濯
 ③日常生活
 ④言葉

 ①食事
  まず受け入れの前に配布された、その生徒のデーターで何が食べれないのか 
  確認しましょう。またできれば、そのものがまったく食べられないのか、
  料理法が違えば食べられるのかも知っておくといいでしょう。派遣先の協会に
  聞くといいと思います。あとは、国が違えば食べたことのない食材もあるので
  来日後、日々の生活の中からその子の好みを知っていくしかありあません。

  何でも食べてくれる生徒ばかりではありません。
  中には、出したものをジーッと見て、中には臭いをかいだりする子もいます。
  私達が外国に行ってもそうですが、これは何のお肉なんだろう? どんな風に
料理されたのか?などと思うときがありますよね。彼らも不安があるのだと
  思います。

  以前いた子で、お餅とお団子を買ってきたとき、ジーットみて指でチョン
  チョンと触っていました。それから一口食べてみましたが、食感と味がいや
  だったようです。

  お母さんは、いつも自分達が食べているものなのに、普通なのに、何か得たい
  の知らない物を出されたような態度に失礼だと思う人もいると思います。
  そんな時は、やはりどんなものか説明してあげてください。相手の言語がわか  らなかったら、絵でも、辞書を引いても通じますので、とにかくなんらかの
  形で説明をしてあげてください。そうすれば、安心して食べると思います。

 ②・思い切って本人にやらせえてしまう
   この場合は、本人の洗濯分しかないわけですから、1週間に何度とか決めて   やらせたほうがいいでしょう。

  ・ホストマザーがやってあげる場合
   この場合、普通の洗濯とドライのものを分けて出すように伝えましょう。
   毎日出してもらいたい物とそうでない物があればきちんと伝えましょう。
   家で洗えない物はクリーニングに出すようにはっきりいいましょう。
   
   
   
  
  
 

Happy New Year

2008-01-15 19:14:04 | 出産・育児
明けましておめでとうございます。

今年は、定期的にブログ更新をしたいと思います。

静かでとても暖かいお正月でした。毎年暮から実家に帰省するのですが、今年は
ジェイソンもいるので、久しぶりに我が家で新年を迎えました。
と言っても、主人と未来は多分もう今後はないかと思う、父娘2人旅に出かけて留守でした。ジェイソンに日本の「おせち」を味わってもらいたいと暮れから作りました。しかし、やはり口に合わないのか、食べたのは「かまぼこ、ハム、錦卵、伊達巻」くらいでした。

 国によって、食材は味付けが違います。例えば、お豆は味がついていないか、少し塩気がするもので、日本の甘い煮豆は食べられない人もいます。

 おでんの具では、おこんにゃくなどは味がついてないからいやだと何回は言われました。少し長めに煮込み味をはっきりさせると食べられる人もいます。

 我が家では、子供と私は外国に行ったら、現地の食べ物に挑戦します。
 食材も国が違えば、料理方法も違う、味付けも違う、日本の味は忘れようと心が
 けましょう。家族の中では一番たくさんの国を訪れているのは主人ですが、外国での食べ物に臆病でいつも「マクドナルド」か「日本食」で乗り切ろうとする、家族内で通称、食に関しての「偽国際人」です。

未来の卒業式 2

2008-01-05 20:11:53 | 出産・育児
 未来の卒業式
 
 昨年の12月18日(水)、無事に大学の卒業式を迎えることができました。
 10時 学長はじめ、先生方が四重楽奏の演奏の中入場です。
 
    学長のお話を頂き、いよいよ卒業証書授与式となりました。

    この日は、留学生の為の卒業式でしたが、午前と午後の2部構成で行われ
    未来は午前の部でした。

    学部別に、一人一人名前が呼ばれ学長先生より卒業証書を頂きます。
    学生は、ステージに向かって左側に待機しており、氏名を呼ばれると、
    学長の前に出てきます。大体の生徒は、学長の前に進む少し手前で、
    あの卒業式の角帽の右端をちょこっと押さえ(マナーなのか、角帽が落ち    ないようにか?)軽く会釈します。未来は、298番目でした。延々と待つ
    こと1時間半以上です。彼女は、私の心配をよそに誰よりも深々と学長に
    頭を下げました。後で聞いたら「誰よりもきちんと頭を下げて、敬意を示
    したかった。それに目立つでしょ!!」と言ってました。

    壇上から降りてきたところで、写真撮影をしました。
    今までがんばってきたのですから本人もとてもうれしかったに違いありま
    せん。今まで、小、中、高校と日本の卒業式では必ず涙ぐんでしまった私
    も、ここでは笑顔しかでませんでした。というより、欧米の卒業式では
    親は泣かないんです!! 

    多分、「良くがんばったね。おめでとう」という気持ちを込めて笑顔で
    卒業生一人一人に拍手を送っていると思うのですが、泣いている親は私が
    見た範囲では見当たらなかったですね。
    だからさすがの涙もろいわたしも泣けなかったわけです。
    

    でも、本当にうれしい1日でした。
    
    
    

Happy New Year 2008!!

2008-01-05 19:56:22 | 出産・育児
 明けましておめでとうございます。
 今年は、留学生がいるので実家には元旦に新年のあいさつに行き、あとはずっと自宅で過ごしました。風もなくとても穏やかな暖かい新年でした。

 今年は、未来が社会人に、翔はいよいよ高校最終学年の年です。皆健康に気をつけて良い年になるといいなと思います。

 皆様に取りましても、良い年になりますように。