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黒色のお話

2013-06-28 18:02:40 | 仕事
昨日、友人との会話の中で「昔スペインで黒が流行った」という話から始まり、何時から黒という色が使われたのかという話になりました。

今日読んだ「色の名前で読み解く日本史」によると原始的な色料は土だったそうです。
万葉集に色として出ています。黒土から黛が作られたそうです。その後黒炭、煤を使った墨も出てきます。
沼などに沈殿している黒い土も涅色(くりいろ)という黒の仲間の色です。
 
古代、黒は忌嫌う色で603年の冠位十二階では黒は一番したの色でした。どんぐりなどで染められた茶を含んだ皁色(くろいろ)はの色だったそうです。
その後仏教の伝来により黒(玄)は「何色にも染まらぬ不動の色」とされイメージも変わったようです。

源氏絵巻では黒っぽい直衣が描かれているけど実際の色が判りません。深い縹色かもしれません。黒の歴史もう少したどってみたいと思います。

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2 コメント

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興味深い黒 (mari)
2013-07-24 23:35:06
とても興味深く読みました。焼き物の土や釉薬にも少し通じているような気がします。
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同じく興味深い色です。 (kayo)
2013-08-08 19:54:56
まりさん、いつかお時間ある時に焼き物のお話きかせてね。
染でも灰や金属で色が変わります。だれがどんな状況で発見したのか知りたいですね。
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