この世にはなにひとつ無駄なものはないのだ

ま～た間違えちゃった　ま～た間違えちゃった　ま～た間違えちゃった～よ～♪

（おっ！！試しに音符、といれたら♪が、でてきた！そういう仕組みかあ）

答えはない　答えはない　見方が変わればいろいろ　いろいろ♪


間違えちゃった。子供会のボウリング大会、今日の午後一時からだと思い込んでた。

石ちゃん観れないじゃん、と思いながら、やさいスープとツナ納豆葱チャーハンを急いで作り、急いで食べ、ボウリング場へ。


ボウリング場に、着いてみて。

急激に、さああっと、

血の気が引くように、

分かって、くるのだ。

ああ。嫌だ。

この感覚。


「あ～れ～！？　　あれれれえええ。。。！？」


間違えたな。急激に、分かってしまったな。

「あのう。　おかあさん、どうやら。また、やっちゃったみたいだよ。」

お姉ちゃんのほうが、全てを悟っている。

「おかあさん、今日じゃ、ないねえ。」

うん。今日じゃない。子供会のクリスマスボウリング大会は、どうやら今日じゃ、ないねえ。

ボウリング場には、スナックの常連同志らしいかんじの、黒地に金の模様が施されているスウェット、もしくは派手なニット姿の方々のグループと、そろいのユニフォームに身を包んだ少年野球チームと思しきグループによって占拠されていた。


「。。。ごめんねえ。。。おかあさん。馬鹿だねえ。」　


「ううん。いいよ。別に。　ちゃんと確認してから、また、来ようよ。ね、」


はい。　　

ちゃんと、かくにんしてから。



近所のきりこさん（グラマ－美女）に聞いたら。日曜日の９時からだって。

ほえ～。土曜日の、午後一時じゃあ、全然、ないじゃん。どういう間違いか。


間違って、ボウリング場に行き、間違ってたと分かってまた引き返す車の中で。

キリンジの歌をじっくりと聴くことができ、快適なドライブでした。

いいじゃん。

いい時間、過ごしたじゃん。

この世にはなにひとつ無駄なものはないのだ。


さあ。明日はなんの因果か朝からボウリング。

朝からボウリング場に佇むじぶんを俯瞰して笑えてくる。