今、なんねんだっけ?
「お米のこだま」でいただいた暦を見る。あ、そう、2009年。
もうすこしで、こんにちは2010年。(来年になっても、暦をいちいち見ないと多分わからないであろう。)
...キャラメルに始まり、キャラメルで終わる一年だったなあ...(ひとりごと。)
子らの寝る前、「くろうまブランキー」という絵本を三人で1ページずつ交替で読んだ。
堀内誠一という、素敵な絵描きさんが絵を描いた絵本。
「再話」って書いてあるけどどういう意味?と、おねえちゃんが尋ねてきた。
うーん。そうねえ。むかしのおはなしをこどもたちにもわかるようなおはなしのしかたで書いている、ってことかねえ???
いもうとのほうが、大変鋭く、思わず膝を打つような言い方をした。
「あのねえ、『わしは やったべ』っていうのをみんなにもわかるように書いているんだよ。
取り敢えず。」
説明の内容にも唸ったが、
「取り敢えず」の、イントネーションが右肩上がりだったことにちょっと衝撃を受けた。
まあそれはいいが。 まあいい。まあいいが。
「くろうまブランキー」を読んでいて、いろいろな思いが沸き上がってきた。
独り言なんですがね。。。
(外国のお話に絵をつける、そしてそれがグっとくる堀内誠一の絵)
(外国語でうたったとしても、いちいち一語一語意味など伝わらなくても、芯のところがうたえたならば、音楽として美しく響くのではないか)
(意味などどうでもいい次元で歌いたいなあ)
(堀内誠一の描いた絵本は、どれもこれもなんとチャーミングなことだろうか)
(声も楽器のひとつと捉えてみれば意味など越えていくなあ)
(積年の夢であった、『Waltz For Debby』を弾くこと、に そろそろ 本腰を入れて取り組むか)
(ブランキー ジェット シティー のブランキーは、ここから取ったのか?)
(くろうま、って、ひらがな表記なのが、なんだかグっとくるなあ)
お正月、おせちもいいけどピアノもねっ? ってことで、
取り敢えず、(り と、あ に、アクセント。)
marigold song様は、積年の夢であった「Waltz For Debby」の咀嚼を目標にしたいなあとひらめいたのです。
書き初め
「ワルツフォーデヴィ」。
大掃除をしていても、ごはんをつくっていても、この音楽が随意にせよ不随意にせよ流れてくると
一旦手を止めて
「ああ」
と、うつくしさに天を仰ぐ心地になるのです。