平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

命拾いから始まって。

2011-07-08 22:31:43 | 日記
解体の仕事を始めた時は、

僕だって、最初から監督だったのではなく、

一人の作業員だった。

雑工とか、手元と、呼ばれた。

その頃の話である。

ビルを解体する時は、普通は、

解体用の重機を、屋上に上げて、

その重機が、自分の足元を壊しながら、

だんだん下の階に降りてくる。

だから、最初は、数トンある、

重機を持ち上げる、巨大なクレーンで、

人気の無い、夜中に、作業する。

通常重機は、5~7トンあるから、

持ち上げるワイヤーは、極太で、

強力なバネだ。

最初の現場で、屋上で、待っていて、

重機が上がってきたら、ワイヤーのフックを、

外す役目をしたが、ワイヤーが、それだけ強力なのを、

知らないから、外した途端に、

バネの様にはねたワイヤーに、

体ごと吹っ飛ばされた。

気が付くと、屋上の一番端に、

投げ出されていた。

あと、数十センチ遠ければ、落下していた。

生と死は本当に隣り合わせだ。

それから、2年、僕は現場監督になった。

新人には、必ずこの話をして、

気を引き締めた。

その後、現場の事は何でも知りたくて、

重機の運転や、ガスバーナー、玉掛け、

鳶、高所作業車、フォークリフトの、

資格を取った。

全てを知らないと、解体工事は、

危険でやってられない。

近隣住民への説明会も、何回も頑張った。

いつも、最後は、必要悪なので、と、

頭を下げた。

右翼事務所に連れて行かれたり、

国会議員と喧嘩になったりもした。

力自慢の鳶が何人も居たが、

喧嘩で負けたことはない。

ペタしてね

好きになっちゃった。

2011-07-08 22:30:07 | 日記
ちっちゃくて、ただ何となく、

気になっていたんだ、最初はね。

細い腕で、結構、力があって、

髪を結び直して、気合を入れていた。

夜中まで一緒に働いていても、

弱音を吐かなかった。

でも、目にうっすら涙を溜めていた。

仕事が終わって、飯に誘ったら、

何でか分からないが、

急に大声で泣いた。

デートをする様になっても、

酒を飲んでいても、

仕事の話をしていた。

僕がみんなを怒鳴っても、

君はいつもみんなをなだめていた。

そんな君が僕に向かって、

語気を強めて言った時、

僕は、うつ向いて、反省した。

君は今どうしているだろうか。

恋人であり、同士だった。


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最近凝っている事。

2011-07-08 14:59:50 | 日記
最近、玉ねぎが美味しい。

新玉ねぎの時期ではないのだろうが、

近くのスーパーで売っている玉ねぎがえらく美味い。

それで、焼き飯に凝っている。

玉ねぎのみじん切りがあって、

冷めたご飯があれば、色々な焼き飯が出来る。

チキンスープの元を加えて、

グリンピースや、安いほぐし身のかにを入れて、

特性チャーハン。(本当はチャーハンには、

玉ねぎは入れないのだろうが。)

バターを効かせて、マッシュルームを入れて、

小エビを入れて、自家製ピラフ。

カレー粉で、ピリ辛に仕上げる、

ドライカレー。

あと、僕が一番好きなのは、

紅しょうがと、焼き豚の細切れを入れた、

焼肉のたれが隠し味の、

田舎風焼き飯。

さて、今日は何の、焼き飯を食べようか。

そうそう、バターライスにして、

上に、焼き色を付けた、

フランクフルトを置くのも好き。

ケチャップライスのオムレツも大好きだ。


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幸運を喜び不運を嘆かない。

2011-07-08 14:58:08 | 日記
幸運な事は、素直に喜んだら好い。

でも、不運な事は、

逆に何か好い事に繋がると思って、

開き直って、楽天的に過ごしたら良い。

何が良い事で、何が悪い事かなんて、

余ほど時間が経ってみないと、

判るものではないのだから。

悲観的な表情や考え方は、折角の、

良い事までも、自分の手前で、

シャットアウトしてしまう。

人間でも、神様でも、ふくれっ面や、

暗い顔よりも、明るい笑顔が好きなのだ。

それでも、泣きたい時や、

大声で叫びたい時もあるだろう。

しょうがないから、そういう時は、

一人で、大自然の中で、

思いっきり叫ぼう。

人間は激しく泣くと、

目の周りがはれたりむくんだりする。

いつも明るい人が、笑っているのに、

目の周りが疲れていると、

胸に響く時がある。

きっと、辛く悲しい事を、

どこかに捨てて来たのだろうと思われて。


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七夕の後。

2011-07-08 14:56:22 | 日記
七夕が終わりました。

取り立てて夢が叶った訳ではなかったので、

来月の、旧暦に夢をつなげます。

ちなみに、仙台の七夕は、ずっと、

8月の、6・7・8日なんですよ。

七夕もそうですが、祭りの後は寂しいものです。

だから、直ぐに、次のイベントを思い浮かべます。

来月の旧暦の七夕が終わってしまったら、

次は十五夜の月見でしょうか。

そうしてクリスマス、大晦日、正月かな。

その間に、あの人とあの人の、

お誕生日があって、そう思うと、

年間通して、愉快が続きます。

付き合いが増えて、仲間が増えたり、

家族が増えると、この楽しみは増えて行きます。

亡くなった人の命日も祝うと、

いつまでも、僕らの心の中に生き続けます。

アニバーサリー、記念日は、

良い事ばかりである必要は無いのです。

悪い事も哀しい事も、逆手を取って、

思い出す日にしちゃったら良いんです。

笑う事だけが楽しいのではなくて、

涙を流す事だって、必要です。

腹の底から笑ったり、思いっきり、

涙を流すと、心の中に、

爽やかな風が吹きます。


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