NBA INS 'N' OUTS

かんたん解説 NBAなんでもとーく

'09 Mock Draft Vol.2

2009年06月15日 | ドラフト・新人

ついに終わっちゃいましたね。
レイカーズは素晴らしかったです。
ナゲッツとのシリーズの最後を見るようでした。
2Qに16-0のラン、あれで完全にリズムに乗せちゃいましたね。

その後はやりたいようにオフェンスしてました。
マジックがプレッシャーを強めてきても、ボールがリズムよく回って、無理なくショットまでいけてましたから。
一度リズムに乗せてしまったら最期。
横綱相撲でいかれてしまうだけです。

・・・・というわけで、途中から興味を失って(←オイ)、ドラフトブログを書いちょりましたw
実はこのブログ、GAME1の時に書いてたヤツです。
GAME1が一方的でつまんなかったんで、空気を読まずにこっちを上げようと思ってたんですが、そんなGAME1でも解説せなアカンかと思い直して、急遽バーっと違うのを書いたりしてたんで、そっからノビノービになってました。

全部書き直すのも面倒なんで、情報は1週間前のだったりします(←オイ)
でもまあ、次もまたすぐモックドラフトはやるだろうってことで、許してくだせえ。
情勢は日々刻々と変わっていくので、どこで区切るかによってドンドン違ってきてしまうんですが、まあそれもまたドラフトの楽しいとこで。。
なので、1週間前にだいたい書いて、それにつぎ足しつぎ足し作った秘伝のタレとなっておりまする。。(←単にほったらかしただけw)


【1位 クリッパーズ】



ブレイク・グリフィン
6-10(208cm) PF オクラホマ大2年
プロフィール

ここは変わらないです。
どうやらクリップスは本気でグリフィン取りたいみたいですね。。
まあ、それもちょっとつまんないんで、またトレード考えてみましょw
前回は2位のグリズとだったんで、今回は地元オクラホマのサンダーと。

グリフィン(1位指名)&クリス・ケイマン⇔ジェフ・グリーン&アール・ワトソン&ルビオ(2位指名)

サンダーにとって、グリフィンは地元出身のスター。
フランチャイズプレイヤーとしてこんなに相応しい選手はいません。
またセンターも穴なので、本格派7フッターのケイマンはピッタリ。

クリップスは、ダンリービーHCとうまくいっていないと言われるバロンを放出して、ファンを呼べるルビオを司令塔として育てるのも一つの手。
ワトソンは、ウェストブルックの加入で先発の座を失いましたが、バロンを放出してからルビオが成長するまでの間、ベテランとしてPGポジションを支えられる存在です。(しかも地元UCLA出身)
加えて、MIPの声も挙がった成長株のグリーンをゲットできれば、アル・ソーントンとの若手フォワードコンビを形成できます。
PGルビオ、SGエリック・ゴードン、SFソーントン、PFグリーンのラインナップは、いずれもロッタリーピックで将来性抜群の若手コアだと思います。


【2位 グリズリーズ】



ハシーム・サビート
7-3(221cm) C コネチカット大3年
プロフィール

グリズはどうも、ルビオよりサビートに傾いてるみたいですねえ・・・・
なんでも、オーナーがサビートを気に入ってるらしいです。
それ以外の球団幹部はルビオを推してるそうなんですが。。
オーナーの意向で選手人事が左右されてしまうチームは、えてしてうまくいかないんですよね。

で、また架空の話ですが、ルビオを取ってトレードという選択肢は残されていると思います。
PGを欲しがっていて、若手の有望選手をトレード要員としてくれそうなとこです。

例えばポートランド。
コンリーのトレード話(ブログ)があった時と同じなんですが、トラビス・アウトローやセルジオ・ロドリゲスはトレード要員となりそうです。
今なら、セルジオの代わりにジェリド・ベイレスをもらえるかもしれません。
そうすると、PGコンリー&ベイレス、SGメイヨー、SFゲイ、PFアウトロー、Cマルクとなり、若くてポテンシャルの高いラインナップになりますね。


【3位 サンダー】



リッキー・ルビオ
6-4(193cm) PG スペイン
プロフィール

もしグリズがサビートを取っちゃうようだと、困るのはサンダーです。
昨年の新人ウェストブルックがいるので、PGは要らないんですね。
今のサンダーに必要なのは、優先順位順にC、SG、PFです。
さっきのポートランドと同じですが、PGを欲しがっていて、交換で若手選手をくれるとこがいいですね。

例えばキングス。
キングスはおそらく、一番ルビオを欲しがっているチームです。
なので、トレード話を持ちかければ、それが2位のグリズでも3位のサンダーでも、ノリノリで応じてくれるでしょう。
キングスには、ジェイソン・トンプソン、スペンサー・ホウズ、アイク・ディオグといった若手ビッグマンが多くいます。
その一角をもらえるなら、こんなトレードが考えられます。

ルビオ(3位)&アール・ワトソン⇔ジェイソン・トンプソン&ベイノ・ウードリック&ジェームズ・ハーディン(4位)

キングス側は、将来の先発PGにルビオ、当面のベテランPGにワトソンを獲得できます。(これはさっきと同じパターンですね)
昨年ウードリックと新たに4年契約を結んだことをキングスは後悔してるようなので、それをサンダーが引き取ってあげて、代わりに来季で契約の終わるワトソンをあげればキングスは喜ぶでしょう。

サンダーは、本当はCのホウズが欲しいところですが、これはさすがにキングスも出さないと思うので、トンプソンあたりを狙っていければ。
そして4位の指名権で、今ドラフトのSGで一番高い評価を受けているハーディンを獲得すれば、補強ポイントが同時に埋まります。
そうすると、PGウェストブルック、SGハーディン&セフォローシャ、SFデュラント、PFグリーン、Cトンプソンという、これまた魅力的な若手ラインナップができるかなと。

ハーディンは、安定した実力が評価されており、即戦力と呼ばれています。
ただ、NBAのSGとしてはサイズが足りない点がマイナスポイントになっていました。
しかし、ドラフトキャンプで行う身体測定の結果、当初は6-4(193cm)と言われていた身長が、実際は6-5(196cm)あることがわかりました。
実力に加えサイズもあるとわかったことで、ハーディンの評価は以前よりもさらに上がってきました。

あと、一つオモシロイなと思ったのが、サンダーがステファン・カリーにも興味を持っているというお話です。
カリーはドラフトキャンプでPGのスキルもあることを示し、ここにきてまたグッと評価を上げています。
抜群のシュート力を持つカリーなら、スピードと突破力はあるがシュートがイマイチなウェストブルックの弱点を補完できます。
サイズのあるウェストブルックが相手SGにマッチアップすれば、ディフェンス面でもある程度カバーし合うことができますし。。
トレードダウン(上位指名権を持つチームが、下位の指名権を持つチームとトレードすること)した場合、ハーディンではなく、もしかしたらカリーを取りにいくかもしれませんね。


【4位 キングス】



ジェームズ・ハーディン
6-5(196cm) SG アリゾナ・ステイト大2年
プロフィール

まあこれは、3位のサンダーとトレードできればという前提で入れた選択肢です。
結構可能性はあると思ってるんですけどね。

でもトレードが成立しなかった場合、キングスは別のPGを探さなきゃいけなくなります。
前回のモックドラフト(ブログ)では、イタリア帰りのブランドン・ジェニングスを入れましたが、ジェニングスがドラフト前の合同キャンプを飛ばし、チーム単位の個別ワークアウトだけに絞る選択をしたため、実力が未知数のままとなって全体的な評価を下げています。

代わって浮上してきたのが、ジュリュー・ホリデー。
PGもできるSGということで、サイズのあるPGが高く評価されるドラフトでは注目株だったんですが、前述のカリーと同じように、ドラフトキャンプでPGと遜色のない技術を見せて、スカウトたちの評価を一気に上げてきました。
UCLAのSG⇒NBAのPGというパターンは、ちょうど昨年のウェストブルックと全く同じ形で、プレイヤーとしてのスタイルも似ています。
そういえば、ドラフト順位もちょうど4位でした・・・・


【5位 ウィザーズ】



ジョーダン・ヒル
6-9(206cm) PF アリゾナ大3年
プロフィール

来季はアリーナスが戻ってくるウィザーズは、即プレーオフへの復帰を狙っています。
なのでドラフトでも、ポテンシャルよりも即戦力を獲得しようとしています。
そして補強が必要なポジションは、SGかインサイドのパワープレイヤー。
とすると、それに当てはまる選手は、SGのジェームズ・ハーディンか、PFのジョーダン・ヒルとなりそう。
このケースでは4位にハーディンをピックしてしまったので、前回に引き続きヒルということで。
ま、ウィザーズにはインサイドが必要ですし。。

ただ、本当に即戦力が欲しいウィザーズは、それを新人に求めようとしないかもしれません。
つまり、ドラフト権を絡めてベテランを取るトレードを敢行する可能性があるということですね。
で、もしトレードに踏み切る場合、ウィザーズがどこかのチームのために指名するのが・・・・・・カリーじゃないかと言われています。
おぉ~、どこのチームに渡すんだろう???
楽しみです。


【6位 ウルブズ】



ジュリュー・ホリデー
6-4(193cm) PG/SG UCLA1年
プロフィール

前回のドラフトブログでも書いた通り、ウルブズはランディ・フォイとコンビが組める長身PGが欲しい。
ホリデーはサイズがあり、両方のガードポジションをプレーできます。
また前述の通り、ドラフトキャンプでスキル面での心配もないことを証明したため、ここにきてグッと評価を上げてきています。
ただ、評価が上がってしまったことで、この順位にはもういない可能性も出てきました。
その場合は、ホリデー同様にPGもこなせるSG、タイリーク・エバンスあたりも候補になってきます。


【7位 ウォリアーズ】



ブランドン・ジェニングス
6-2(188cm) PG イタリア
プロフィール

正PGが欲しいウォリですが、このチームにはこの人が一番合っているかもしれません。
タレントレベルなら抜群に高いジェニングスです。
ジュリュー・ホリデーやタイリーク・エバンスら、今のフレッシュマンクラスが集まった高校オールスターでも、群を抜く才能の高さで輝きを放っていました。
ノールックパスやトリッキーなドリブル、鮮やかなダンクなど、ウォリアーズのイケイケスタイルにピッタリです。
速い展開のランニングスタイルの中でこそ、ジェニングスの能力が存分に生かされると思います。


【8位 ニックス】



ステファン・カリー
6-3(191cm) SG/PG デビッドソン大3年
プロフィール

ここは前回と変わってないんですが、カリーはこの上で取られることはあっても、ニックスより下に落ちることはないでしょうね。
ニックスは確実に取ってくるでしょう。
問題はどこまで上がるか、ですね。
ドラフトキャンプで評価が上がって、いろんなウワサも出てきているので、これからの動きが非常に楽しみです。


【9位 ラプターズ】



タイリーク・エバンス
6-5(196cm) SG メンフィス大1年
プロフィール

ラプターズはSG、SF、Cが補強ポイント。
得点力があり、ハンドリングもいいエバンスは、SGでジェームズ・ハーディンに次ぐ評価を受けている人材です。
ガードの割には横幅もあって、ガッチリとした体格を持っているんですが、身体測定でさらにその評価を上げました。
ウィングスパン(両腕を左右に広げた長さ)は通常、自分の身長と同じぐらいと言われているんですが、エバンスは6-5(196cm)の身長に対して、ウィングスパンが6-11(211cm)ちょっとあったんですね。
これはPF並みの長さで、実際ブレイク・グリフィンやタイラー・ハンズブローあたりとほぼ一緒の数字でした。
NBAサイズのダイナミックなガードになりそうです。


【10位 バックス】



ジョニー・フリン
6-1(185cm) PG シラキュース大2年
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NCAAトーナメントで大活躍し、精神的にも肉体的にもタフなフロアリーダーという評価を得たフリン。
ただサイズの小ささがネックとなり、上位指名は難しいのでは?といった声も聞かれていました。
しかし、運動能力テストでジャンプ力1mを記録するなど、身体能力の高さも証明し、かなり評価を上げてきました。

バックスは、今オフにラモン・セッションズとチャーリー・ビラヌエバがFAとなるPGとPFが補強ポイントになります。
ジョーダン・ヒルがスリップしてくれば、ヒルという選択肢もありますが、PFで目ぼしい選手はそれくらいしかいません。
逆にPGなら豊富に人材が揃っているので、残っている中でベストな選択肢を探せばいいでしょう。


う~ん・・・・文字数的にこのぐらいまでしか書けないなあ。。
まあ、また次回ということでw


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまです (Riot)
2009-06-15 13:28:34

やっぱり、あっさり終わっちゃいましたね ファイナル。。。

エルボーがなければ、手放しで賞賛したいです レイカーズ!!実際に個人でもチームでもポテンシャルは最強ですからね!!



ドラフト、今年はどうなんでしょう?
全体的に小粒な印象なんですが、
これを絡めたトレードが色々ありそうで楽しみです!!
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Unknown (ゆ~すけ)
2009-06-15 19:30:01
こうして見るとほんとインサイドが手薄ですねぇ
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Unknown (Baron)
2009-06-15 20:22:28
私は今回はカリーとルビオとサビートがどこに行くかが気になってます。

カリーはトレードでもそのままでも、ニックスにいってくれれば文句ないんですが^^

それにしても、一位と二位は空気読めないですね(笑)
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Unknown (ソルジャー)
2009-06-16 03:09:05
自分はカレッジバスケを観れる環境ではないので、manuさんのブログは本当に助かります。

世間では去年に比べて今年のドラフトはハズレ年とか言われてるみたいですけど、このブログを読む限りはそんなこともないなぁ~って思っています。

ていうか去年のローズ、メイヨ、ビーズリーなどが凄すぎたってのもあるかと…(自分の勝手な想像です。)

特にローズは初めて試合を観た瞬間から虜になりました!!

スキルチャレンジのダンク観た時はダンクコンテスト出ろよって突っ込み入れたくなりましたから(笑)

ちょっと話がそれましたが、今年もすぐにリーグを盛り上げる新人が現れてくれれば嬉しいです。

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Riotさんへ (manu)
2009-06-17 00:49:26
riotっていうのはまたタイムリーな名前ですねw

ドラフトはまあ・・小粒です。
グリフィンが1位というとこからしても地味ですし。
でもまあ、小粒でもその中から光る選手を見つけていくのがドラフトの醍醐味ですし、それに絡んだトレードや各チームの動きもおもしろいです。
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ゆ~すけさんへ (manu)
2009-06-17 00:52:14
うーん、そうですねえ~
まあ、グリフィンとサビートが最初に出てしまうと、その後はもうジョーダン・ヒル、そして1年生のBJ・マレンズっていう感じになっちゃいますからね。
今年はPGドラフトかもしれません。
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Baronさんへ (manu)
2009-06-17 00:55:17
サビートは2位か3位で決まりって感じですが、ルビオとカリーはまだ全然わからないですね。

ルビオはTOP3確実と言われてましたが、最近ではちょっと評価が落ち気味?になってます。
それでも4位のキングスは外さないと思いますけどねえ・・・・・

カリーは逆に上がってますね。
3位のサンダーから8位のニックスまで、どこが取るかわかりません。
5位のウィザーズや6位のウルブズまで興味持ち出しちゃってますからねえ~
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ソルジャーさんへ (manu)
2009-06-17 00:58:38
まあ、ビッグスターがいない、厚みがない(使える選手の数が少ない)という意味では、不作の年にはあたると思いますよ。
ただまあ、その中でも光る才能はいますから。
ただ派手じゃないってだけで。

去年のドラフトが素晴らしかったのは、全体の層が厚かったことですね。
マジックで先発になったコートニー・リーなんかも1巡目下位の指名でしたし、普通は即戦力にならないような順位の新人でも、きちんとローテーションに入る実力があったりして、実のあるドラフトクラスでした。
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kings好きとして (bbb)
2009-06-17 03:05:00
JTはあげませんよ(笑)

PGだらけなので2005年のように当たりが二人出ても、おかしくないと思っています。
不作といってもスターター級、レアな素材は必ずいますし、毎度楽しめます。

manuさんはルビオの契約問題についてどうお考えですか?
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bbbさんへ (manu)
2009-06-18 01:32:04
もちろん、キングスの立場からすれば当然ですねw
まあ、上位指名権をエサにすれば、あわよくば狙えるかもよ、というお話です。

でも状況は確実に変わってますね。
この話もそもそもは、今年のドラフトの目玉はTOP3(グリフィン、ルビオ、サビート)だけで、あとはドングリの背比べという前評判でした。
なので、TOP3の指名権がより貴重なものとなるはずでした。

でも、ここにきてルビオの価値が下がってきていて、どうもグリフィン以外は何も確実じゃないなという感じになってきてます。
つまり、貴重なTOP3ピックを武器にすれば、トレード交渉においてもかなり優位な立場に立てるという皮算用だったんですが、どうもそうじゃなくなってきたんですね。

ルビオ? あー、落ちてきたら取るかもだけど、別に不利なトレードしてまで取りにいこうとは思わないよ、って感じになってきてます。
キングスも、フリンやホリデーに相当関心高くなってるみたいですし。
今は、ルビオ、ホリデー、フリン、ジェニングス、カリーあたりが横一線の状態ですね。

ルビオの契約問題に関しては、あんま興味ないですw
バイアウトのことで所属チームを訴えたとかナントカって話ですよね?
結果、解決すると思うので。
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