よしなしごと日記

日常の出来事や、お出かけした場所の紹介などをしています。

ツレがうつになりまして。

2011-10-17 19:44:19 | 映画・演劇
出演: 宮 あおい 堺 雅人


明るかった夫がある日突然「うつ病」と診断され、
妻がどうやってツレ(= 夫)を支えていくかが描かれています。


原作の漫画も読んだことがあるのですが、シリアスな内容なのに
イラストの面白さもあって、読みやすくコミカルな印象です。
原作の良い雰囲気が映画だとどうなるのか、それもまた楽しみでした。

映画では、妻役のあおいさんもツレ役の堺さんも、
醸し出す雰囲気が原作のキャラにかなり近くて
さすが演技派と言われる俳優さん達だなぁ!と改めて感心しました

うつ病になった本人が辛いのはもちろんでしょうが、
周りにいる家族も、どうしてあげたら良いのか…などと
一緒に悩み苦しむ様子も痛いほど伝わってきます

「がんばらない」で現状を受け入れて、乗り越えていこうとするその姿が
とても微笑ましかったり、本当に強くならないと、そうはできないのだろうなぁ
などと考えさせられた映画でした。


私も結婚して三年経ち、カッコ良い!と思っていた夫も
良い面ばかりではなく、嫌な所もあるし弱さを見せる日もあります。

大喧嘩をして、なんで結婚したのかしら?!と思った時には
結婚する時に神様に誓った言葉を思い出し、初心に戻って冷静になっていきます。
そうだ、健やかなる時も病める時も、愛する気持ちが変わっちゃいけないよね…と。

もし夫がうつ病になったら…
その時にならないと正直分からないのですが、
私も強くなり、一緒に乗り越えていきたいです。

芸術祭十月花形歌舞伎 當世流小栗判官

2011-10-15 21:22:59 | 映画・演劇
出演:市川亀治郎、市川笑也、市川右近、中村獅童、他

感想:
亀治郎さん演じる主役・小栗判官は、頭も良く暴れ馬も手なずけてしまう、まさにスーパーヒーロー。
観客も皆が憧れる役柄だったと思います
そして亀治郎さん、女性の役も早替えでこなし、驚かされます。
見せ場では宙乗りしたりと見所満載!
他の役者さん達の役も丁寧に演じられていて、
気が付くと感情移入していました。

「歌舞伎」と聞くと何となく敷居が高いようにも思っていましたが、
時には現代的なシャレも効かせていて笑ってしまったり。
獅童さんが長々とやり過ぎかな…と思うくだりもありましたが、
これもご愛嬌、てヤツかしら。

そうそう、今回重宝したのはイヤホンガイドです。
おかげでストーリーや背景、ポーズの意味もよく分かり、二倍は楽しめました

現代的なお芝居と違うところは、
正義の主人公と悪役とがはっきりとしているところでしょうか。
分かりやすくて良いと思いました。

そして最もショックだったのは、
昔の人は忠義の為ならば自分の命を投げ打ってしまう精神です。
現代を生きる自分としては、その精神にはドン引きするところですが、
舞台で観ているライブ感のせいか、感情を揺さぶられました。

現代とはまた違う風習を感じられる歌舞伎。
でも共通するのは「観ている観客に感動を与えてくれる」
というところではないかなと思いました。

日本が世界に誇れる伝統文化のひとつである歌舞伎。
またぜひ行きたいです。

はやぶさ HAYABUSA

2011-10-02 18:30:52 | 映画・演劇
小惑星探査機「はやぶさ」を小惑星"イトカワ"へ着陸させ、
更にそこの石を持ち帰るという前人未踏の試みに苦悩し奮闘する人々(宇宙科学研究所=JAXA)のお話です。

監督:堤幸彦
主演:竹内結子、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎


今まで宇宙に関するニュースを見ても、あまりに遠い世界のことのように思え、
強い興味が持てなかった私。

でも今回は好きな女優の一人、竹内結子さんが出演するということで、
どれ行ってみましょうか!ということに。

世界で初めての試みを達成させるため、JAXAの人々が奮闘するも次々と降りかかる予期せぬ出来事。

とても困難なプロジェクトがゆえ、自分が生きている間に答えが出せないかもしれないような、
とてつもない偉業…
あきらめずに、困難と向き合って何とか解決しようと考え続けるその姿勢。

ふと湧いた疑問は、そんな気が遠くなるようなことに対して、
どうしてそこまでしてみんな頑張れるのだろう。

でも、観ていて分かったような気がします。

JAXAの人々は、宇宙が本当に大好きだということ。
だからあきらめない。
だから情熱を持ち続けて頑張り続ける。

今の自分は胸を張って情熱を持って取り組んでいると言えることがあるのかな…

情熱を持てるようなこと、私も見つけたい。そう思った映画でした。